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映画「ベイマックス」感想

☆もるがん☆

ベイマックス

「沢山の人を助けたい」という亡き兄の思い

兄の残したロボットが弟と友達をヒーローにした。
沢山の人を助けられるように。

なんちゃって日本もブレードランナー的に見ればそれも良しと思えてくる。

ディズニーの安定のクオリティ。
キャラクターも脚本も演出も抜かりない。


ヒロの成長物語。でも一本調子ではない。いくらIQは高くても、人間としての未熟さゆえの暴走、幼さゆえの考えの足りなさを呈する時がある。それを助けるのがベイマックスであり、兄の友達達。事件と絡めてのその経緯の描き方が心憎い。ヒロと同時に兄の友達達も成長する。

単なるお涙頂戴ではない。
ドライだけれど暖かい。まさにベイマックスそのもの。

娘を殺されかけた父親は警察に捕まって、悪徳企業はカネと権力でおとがめなし。このあたりはいかにもアメリカ的。人としてやって良い事と悪い事は描かれるけれど、それと企業や国の善悪は別というのはディズニーの伝統のブラックユーモアか。

何にしても良質のエンターティンメント

吹き替えも、地雷が当たり前の客寄せパンダのタレント起用も許容範囲。しかしチョイ役なのにヒロよりも上にクレジットされるのはどうかと思うが。

宣伝が戦隊ヒーローな中身を隠し続けたのは、兄と弟の絆の方が日本人には食いつきやすいし、戦隊=子供向けの図式になってしまうと客層が限られてしまうからだろう。映画のためには酷いやり方だが、商売のためには許されるという事なのだろう。カネさえ払ってもらえば、後は何を言われてもいいわけで。

この映画はオカネを払っても納得する出来。

日本の戦隊モノも腐女子とヲタの慰撫用イケメンとアイドルの学芸会ではない、こういうものを作れないのだろうか。目先のカネ目当てで衰退していく企業と国民総幼稚化と言われる昨今では無理か。


Big Hero 6

ベイマックス 川島得愛
ヒロ・ハマダ 本城雄太郎
タダシ・ハマダ 小泉孝太郎
フレッド 新田英人
ゴー・ゴー 浅野真澄
ワサビ 武田幸史
ハニー・レモン 山根舞
ロバート・キャラハン教授 金田明夫
アリステア・クレイ 森田順平
キャス 菅野美穂
将軍 中田譲治
アビゲイル・キャラハン 植竹香菜
ニュースキャスター あべそういち
警察官 坂口候一
Mr.ヤマ 立木文彦
女ボス 甲斐田裕子
ヒースクリフ こねり翔
フレッドの父親 スタン・リー 大木民夫


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Posted by☆もるがん☆

Comments 2

There are no comments yet.
ミント  
No title

映画観そこねて
DVDをレンタルしてみようかと思ってます。
感想内容は読んでません
ネタばれなしにDVDを観ようと思いまして。

2015/05/08 (Fri) 22:00 | EDIT | REPLY |   
☆もるがん☆  
>ミントさま

私も今まで見そびれていました。
良い映画ですよ(^o^)

2015/05/09 (Sat) 02:50 | EDIT | REPLY |   

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