クリミナル・マインド FBI行動分析課 season11 第5&6話 感想

ルイスの壊れた私生活。そして迫られる選択、BAUか出世か。
第5話 暗闇のアーティスト The Night Watch
再開発をめぐり緊張状態のデトロイトで、反対派のリーダー、ピアソンが殺された。ストリートアートのような演出が施された殺害現場には、社会派アーティスト、モルフェウスのサインが残っていた。デトロイトに向かうBAUのもとに乳児の誘拐事件の発生が報告される。開発業者の娘がさらわれたのだ。さらに事件に関与していると思われた地元のアーティストも惨殺され、どちらの現場にも同じサインが残っていた……。
ホッチ役のトーマス・ギブソン監督回。
ロッシのジョークを論破しようとするリード
リードには論理的でないものは理解し難いというネタw
このあたりも、トーマスならではの仲間への愛情を感じるのだが。解雇になってしまって残念だ。
殺人者エニスとの面談を続けるルイス。夫のダグラスとの間は最悪。もはや修復出来ない。仕事にのめりこむタラ、それが不満な夫ダグラス。「僕より殺人犯に興味があるのか」と苛立つ夫は出て行く。こういう問題は二人で乗り越えるものだと言いながら、二人でまともに話し合う事を避け続けたのはルイスの方。
モルフェウスの事件の根底にあったのも夫婦の不和。
リードはモルフェウスのサインが偽物だと気づく。
モルフェウスに罪を着せようとしている者がいる。
捜査する方もされる方も、配偶者から逃げ続け、最悪な結果を招いたという筋書き。誘拐された子供、失われた子供の代わりに。子供を失った親は嘆き、悲しみは心を蝕んでいった。
話が雑多になり過ぎて味わいが薄い。謎のストリート芸術家という設定が生きているとは言い難い。
第6話 牧師の過ち Pariahville
非暴力的な性犯罪者たちを集めたコミュニティ、フロリダ州のグレンポート・ヴィレッジで、チアリーダーの衣装を着た住民が殺害された。さらに第2の殺人事件が起きる中、男手ひとつで2人の子どもを育てるデサリオ保安官は、非常事態として子どもたちを警察署に泊める。長女のライリーはこっそり抜け出して男友達と出掛けたものの、途中で車から下ろされてしまう。夜道を歩くライリーは隣家のマットに拾われるが……。
何となくホッチが浮いている。モーガンが説教臭い。
自分が神の代理人どころか神だと勘違いした牧師が、犯罪者の更生というご立派な正義のためのコミュニティ。元犯罪者である住民に勝手にGPSを身体に埋め込んだり、過酷な要求をしていた。彼らを救済すると言いながら、人権は無視。周囲の人間は彼らを追い出そうと過激な行動に出る者もいた。
いかにも犯人がいそうな場所に、犯人はいなかった。
善良な市民の中にいた。
後味が悪い話。

Criminal Minds
アーロン・ホッチナー /トーマス・ギブソン 森田順平
デヴィッド・ロッシ /ジョー・マンテーニャ 小川真司→菅生隆之
デレク・モーガン /シェマー・ムーア 咲野俊介
Dr.スペンサー・リード /マシュー・グレイ・ギュブラー 森久保祥太郎
ジェニファー・ジャロウ(JJ)/A・J・クック 園崎未恵
ペネロープ・ガルシア /カーステン・ヴァングスネス 斉藤貴美子
Dr.タラ・ルイス /アイシャ・タイラー 塩田朋子
ケイト・キャラハン /ジェニファー・ラヴ・ヒューイット 小松由佳
アレックス・ブレイク /ジーン・トリプルホーン 安藤麻吹
エリン・ストラウス /ジェイン・アトキンソン 野沢由香里
エミリー・プレンティス /パジェット・ブリュースター 深見梨加
ウィリアム・ラモンテーン・ジュニア /ジョシュ・スチュワート 加瀬康之
エリザベス“ベス”クレモンズ /ベラミー・ヤング
ケヴィン・リンチ /ニコラス・ブレンドン 鳥海勝美
アシュレイ・シーヴァー /レイチェル・ニコルズ 竹田まどか
ジョーダン・トッド /ミータ・ゴールディング 林真里花
エル・グリーナウェイ /ローラ・グラウディーニ 山像かおり
ジェイソン・ギデオン /マンディ・パティンキン 有本欽隆
マテオ”マット”クルーズ /イーサイ・モラレス 金光宣明

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