歌舞伎座「三月大歌舞伎 義経千本桜 渡海屋・大物浦」

銀座まで用事があったので、歌舞伎座に寄ってみたら、運良く一幕見席が取れました。二段目の切。安徳帝が実は生き延びて、知盛に匿われ、さらに義経に保護されるという。知盛は清盛の四男、平家の中でも優れた武将であった人。「見るべき程の事をば見つ」の台詞でも有名。歴史とはかなり異なる筋ですが、そこはそれ、お芝居ですから。魚づくしの台詞など聞かせ所もあり。仁左衛門の知盛がイイ!!長刀を手に白装束を血に染めての壮...

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シネマ歌舞伎「女殺油地獄」感想

仁左衛門の着流しが素敵過ぎる!!こうやってかつての舞台を保存出来るのは良い事だと思うのです。勿論、ナマで見るに越したことはないのですが、歌舞伎座は遠いのです。物理的な距離だけではなく、まずは席の確保からして大変だし。この方面に気合を入れる事がかなわない日常になってしまった今、シネマ歌舞伎が近場で上映されるのは、とてもありがたい事です。この時ではないですが、舞台を観ています。与兵衛は今でいうニートで...

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大沢悠里&羽佐間道夫プロデュース「チャップリン映画うぃ~く 声優口演」感想

「チャップリン没後40年」無声映画に、声優ならではの技で声を付けていく試み。チャップリンのみならず、様々な作品に挑戦しているようです。黎明期から磨き上げられ蓄積されて来た声優の技を後世に伝えて行きたいという思いもあるようです。今回の声優口演は『チャップリンの質屋』『チャップリンの午前一時』の2作『チャップリンの質屋』チャーリー 千葉繁店主ヘンリー 田原アルノ店員ジョン 今村一誌洋ペテン師エリック 皆...

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シネマ歌舞伎「阿古屋」感想

ただ舞台を映像にしたのではない。冒頭で、多くの人々が、その技が、大道具、小道具、楽器その他諸々が舞台を支えているかを、玉三郎の語りで教えてくれる。すべてのエネルギーが高まり、どんどんと開幕の瞬間へと集約していく緊張感。ドキュメンタリー仕立てから、黒・柿・萌黄の歌舞伎座の定式幕が開いた途端、芝居の世界へとなだれ込んでいくすべて・・良い構成。『阿古屋』は通称「琴責め」とも言われ、琴・三味線・胡弓の三曲...

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ビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展

ビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展Bunkamura ザ・ミュージアム 2016年8月9日(火)~10月11日(火)※会期中無休 これだけの原画が見られたのは幸せ!!!会場内はかなりの混雑。原画はほとんどがハガキ大ほどの小品がなので、人の頭越しには見られません。空いているところを狙っては間近で見て来ました。見覚えのある絵の数々・・ピーターやベンジャミン、沢山の可愛いキャラ達が湖水地方の美しい世界に跳ね回...

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ドラゴンクエストミュージアムへ行って来ました☆

ドラクエ30周年特別企画「ドラゴンクエストミュージアム勇者たちがめぐる新たな冒険の旅」へ行って来ました☆会場は渋谷ヒカリエ9階のホール。そういえば以前のFFのイベントもこの場所でした。あの時は短期間で終わってしまいましたが、今回のドラクエは7/24-9/11という長期間の開催です。10:00〜11:00の入場定員を設けて混雑を避けて観覧出来る「朝チケット」だったのですが、開場前からかなりの列が出来ていました。歴代主人公...

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「世界鉄道博2016」へ行って来ました☆

パシフィコ横浜開催中の「世界鉄道博2016」へ行って来ました!!何度か訪れた「原鉄道博物館」からの出品が多いようです。さすがに1番ゲージはありませんが、HOやOゲージを走らせていました。一方の壁一面に展示されている模型。はるか向こうまで、圧巻です!著名な鉄道模型製作・収集家、原信太郎氏が生涯をかけて収集した自慢のコレクションの中から、未公開の貴重な「HOゲージ」約1000車両。国毎に展示されています。HOゲー...

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シネマ歌舞伎「阿弖流為〈アテルイ〉」感想

いのうえ歌舞伎を本物の歌舞伎役者で!!これはある意味反則ですよ!!w昨年7月の新橋演舞場の舞台、行かれずに泣いた舞台を、映像とはいえ見られたのは、まず嬉しかったです。中島かずき作、いのうえひでのり演出ですよ、劇団☆新感線好きの私としては興味ありまくり、未練ありまくりでしたから。内容は、いつもの味です。(良い意味ですよ!!!)それぞれにわけありの人物、まっすぐな人間であればあるほど、闇に翻弄されていく...

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山上たつひこ原画展(スパンアートギャラリー)

山上たつひこというと「がきデカ」のイメージが強いので、ギャグ専門の漫画家のように思われているけれど、実はそうではないのだと良くわかる展示。「人類戦記」など、昔の絵柄ながら確かな画力と構成力が即座に見てとれる。数枚見ただけでその作品が読みたくなる。単行本化されていないのだそうだけれど。販売は原画。それなりの値段とはいえ、ラノベの表紙程度の絵でも複製が高額で売られているのに、この漫画家の原画(昔の原稿...

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野村萬斎「マクベス」鑑賞

きれいは汚い、汚いはきれい( Fair is foul, and foul is fair)萬斎はじめ役者達は熱演している。なのにどうして乗れなかったのだろう。和風趣味の演出、歌舞伎も能も狂言も区別出来ない「ワーオ!ジャパニーズ!ワンダホー!」な外人には受けそうだ。この手のなんちゃって伝統芸能風味の舞台に食傷気味なのかも知れない。 本物がみたい。とはいえ歌舞伎の見得とは異なる狂言の萬斎の見せ方は素晴らしい。5人の役者が繰り広げる1...

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THORES柴本個展「交錯覚醒廻廊」

THORES柴本先生初個展「交錯覚醒廻廊」観て来ました!「トリニティ・ブラッド」等のイラストで有名な方。ギャラリーを訪れているのも女性が多かったです。展示には、菊地秀行先生の「魔界行」シリーズの原画も何点かありました。当たり前ですが、カバーよりも色合いも繊細さも数段上、美しい・・・ジクレーも販売。これの原画もありました。実物はもっと透明でクリアな印象です。これもジクレーありましたが、本物を見てしまうと、...

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宮内庁式部職楽部の雅楽演奏会

宮内庁の雅楽演奏会へ行って来ました。当日は大手門からのみ入場可能。他の門は全部封鎖。まずは大手門の手前で雅楽演奏会入場券を提示(住所氏名明記)、中へ入ると入場券と身分証明書を提示して本人である事を確認されます。その後に手荷物検査、勿論危険物は持ち込めません。場所が場所だけにセキュリティは厳しいです。やっと大手門へと進みます。旧大手門渡櫓の上にあったしゃちほこ。タモリさんでなくても、じっくり見たくな...

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目黒雅叙園 いけばな×百段階段2016

目黒雅叙園の 「いけばな×百段階段2016」へ行って来ました。太宰治の小説「佳日」にも登場する、絢爛たる装飾の「昭和の竜宮城」と呼ばれた場所。最近では「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルとして有名ですね。1991年に全面改装されましたが、ケヤキの板材で作られた百段階段と階段沿いに作られた7つの座敷棟宴会場は保存されました。東京都指定の登録有形文化財で、普段は見る事が出来ません。エレベーターの内部も豪奢な螺鈿細...

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ボストン美術館所蔵「俺たちの国芳 わたしの国貞」

おそらくは芸術品をアートとして扱おうという試み通り一遍の展示や解説ではなく、今風にオサレにしようとしたのだろう。漢字にカタカナのルビをつけて意識高い系へのアピールてんこ盛りにして。それはそれとして・・・「あら、小さい絵ばかりね」場内でのご婦人の言葉。意識の高低など凌駕した、真実の声。その純粋な感想こそが庶民ですよ。心の中で拍手喝采。そうだね、いわゆる展覧会の類では壁面を覆い尽さんばかりの大作がこれ...

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「レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の挑戦」展

行こう、行こうと思っているうちに、浮世の雑事に押し流されて、春も桜が終わりそう。開催終了が迫る今、やっと観に行く事が出来ました。駅から江戸東京博物館への道筋は桜吹雪・・・お花見も同時に出来てしまう一石二鳥・・・こういうの、最近多いですよね・・w会場内は大混雑、これはとても絵を見る雰囲気ではありません。もっともこの手の展覧会のご多分に漏れず、目玉のダ・ヴィンチはちょっぴり、あとはなんちゃってレオナル...

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劇団☆新感線「乱鶯」感想

劇場に入った途端、流れて来たのは、ご存知「木枯らし紋次郎」の主題歌「だれかが風の中で」。これだけで、これからの舞台の雰囲気が伝わる、良い演出。往年の人情時代劇仕立ての筋に、主演が古田新太とくれば、長年のファンには「はずれはないな」と思わせる・・観る方の気分も盛り上がって参ります。盗賊仲間に裏切られ(裏切りも定番の要素です!)心あるお役人に助けられた鶯の十三郎が、足を洗って源三郎と名前を変え、担ぎ込...

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ボッティチェリ展

ボッティチェリ作品の特徴と魅力を紹介するとともに、師のフィリッポ・リッピや弟子のフィリッピーノ・リッピの作品をあわせて展示し、15世紀フィレンツェにおける絵画表現の系譜をたどる・・・という。ボッティチェリ展と言い切ってしまうけれど、いつもながらの水増し商法。作品数が少ないから仕方ないとは言いながら。まあ、一点しかなくても「フェルメール展」と言い切ってしまうのも、この手の展覧会では当たり前になっている...

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英国の夢 ラファエル前派展

リバプール国立美術館は、リバプール市内及び近郊の3美術館などの総称で、ラファエル前派の傑作を有する美術館として世界的に知られている。リバプール国立美術館の所蔵品から、ラファエル前派及びその追随者の油彩・水彩など60数点を紹介し、近代における英国美術の「英国らしさ」を「英国の夢」をキーワードに浮き彫りにする展示だそうだ。ジョン・エヴァレット・ミレイやエドワード・コーリー・バーン=ジョーンズの名作を見られる...

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シアターコクーン「元禄港歌-千年の恋の森-」感想

初演から36年、シアターコクーン芸術監督・蜷川幸雄の傑作舞台筋立ては明治座あたりに良くあるベタなメロドラマなのですが、それを演出と役者と伝統芸で見応えのある舞台に仕上げてあります。やはり芸の力は凄い。こういうものが”文化”ですよ。安易な人気取りや迎合や一部の搾取のために狂うじゃぱんしている人達には、永遠に理解不可能だろうけれど。辻村寿三郎さん操る人形が踊る幕開けだけでも、胸熱。劇中に使用されている美空...

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スーパー歌舞伎II「ワンピース」感想

いやぁ、面白かった!!いつものスーパー歌舞伎よりも更に現代劇寄りだけれど、普段と違う役者さんの顔も見られて良かったです。何よりも漫画を歌舞伎に引き寄せてきちんと魅せる舞台に仕上げてあるのです。工夫と見せ場がいっぱいで歌舞伎が初見さんでもワンピ知らなくても楽しめる舞台でした!舞台化されたのは、シャボンディ諸島で仲間と散り散りになる所から、インペルダウン編、白ひげ海賊団VS海軍編(頂上決戦編)エースが死...

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