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帰ってきた二次元に愛をこめて☆

シネマ歌舞伎「熊谷陣屋」感想

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諸行無常の物語、初代吉右衛門の当たり役を当代の吉右衛門が演ずる。熊谷直実は一の谷の合戦で平敦盛を討ち取り、陣屋に戻ってくる。直実は妻の相模と敦盛の母・藤の方に敦盛討死の様子を語り、敦盛の首の検分に備える。やがて主君の源義経が現れ、直実は首を差し出すが、その首は何と直実の息子・小次郎の首。直実は敦盛を救うため、同じ年齢のわが子を身替りにしたのである。直実は悲しみをこらえ、驚き取り乱す相模と藤の方を制...

劇団☆新感線 いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩』ライブビューイング

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2021年劇団☆新感線41周年興行秋公演 いのうえ歌舞伎 『狐晴明九尾狩(きつねせいめいきゅうびがり)』ライブビューイング<昼公演>観て来ました。この国を支配せんと大陸からやって来た九尾の狐。その野望を阻止せんとする晴明。互いに策を弄し、裏の裏まで読む知恵比べ。宮中の貴族達は欲望のままに裏切り裏切られ、都のあやかしもまた争いの嵐に巻き込まれていく。乱れに乱れた世に終止符を打つ鍵となったのは、兄弟の如く育て...

シネマ歌舞伎「籠釣瓶花街酔醒」感想

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籠釣瓶花街酔醒(かごつるべ さとのえいざめ)は、花魁と客の惚れた腫れたの物語かと思いきや、籠釣瓶と呼ばれる妖刀村正にまつわる話。このシネマ歌舞伎となった舞台は、長い芝居のダイジェストであるので、ラストでいきなり刀が現れ、あまりにも唐突と思わないではないけれど、妖刀うんぬんは抜きにして、自分に恥をかかせた女を成敗した話と思えば辻褄はあうのです。州佐野の絹商人、佐野次郎左衛門と下男の治六は、江戸で商い...

新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」感想

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これは観に行かれずにいた舞台シネマ歌舞伎での上映も期間が短くて鑑賞かなわず。TVでの放映は嬉しい事です。口上でナウシカの物語の概要を説明。アニメではなく原作の全7巻の舞台化である事を語ります。これは良い趣向。メーヴェなどの表現は賛否はあろうかとは思います。王蟲の精のようなものとか、服が青くなるシーンも。何よりも歌舞伎に見慣れない人には、ナウシカの姿が許せない不細工と映ってしまう、踊りや長台詞が退屈と...

「スーパー歌舞伎II 新版オグリ」鑑賞

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先代の「ヤマトタケル」が、初めてのスーパー歌舞伎との出会い。その時に感じたものと同じ何かを舞台の端々に感じた。舞台も照明も仕掛けも進化したというのに。それが継承というものなのかも知れない。今回は中村隼人さんのオグリの初日。「ワンピース」のサンジ、「NARUTO」のサスケと来て堂々の主役。舞台映えするのは、萬屋錦之助を大叔父に持つだけではない。やはり生来の器量に自信の裏打ちがなされたのだろう。家柄も良く文...

トルコ・トカットの木版〈バスク〉展

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トルコ北部・トカット県で作られている、600年の歴史を持つ木版プリント〈バスク〉は、女性が被るスカーフとしても広く庶民に親しまれてきました。その魅力や製法を伝える初の展覧会。キャロットタワー・生活工房ギャラリースカーフのふちを飾る「オヤ」と呼ばれる飾りは、スカーフを着用する女性自身が縫い付けるもの。モチーフにも意味があり、スカーフの色や柄との組み合わせで、その人の個性を出すものだとか。プリント用の木...

劇団☆新感線「いのうえ歌舞伎<亞>alternative『けむりの軍団』」

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いのうえ歌舞伎<亞>alternative『けむりの軍団』鑑賞。真ん中より前から二列目の好位置。初っ端から大立ち回りで盛り上げる。進化した映像の使い方、歌もダンスもあり(右近さん楽しそう)。古田新太さんの存在感、早乙女太一さんの華麗な殺陣。大好きな粟根まことさんの出番も多くて可愛いスキップも見られたし。話の流れも良かった。全体が締まった感じの演出。時事ネタ、内輪ネタ、下ネタがほとんどない分、物語の世界に集中...

及川光博ワンマンショーツアー2019「PURPLE DIAMOND」

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ミッチー大好きの母と共に行って来ました!駅からぞろぞろと、紫色を何かしら身に着けた淑女達が歩いていく流れに乗っていくと、会場に到着。入場の列に並んで中へ。物販は3時間前に始まっていたのに長蛇の列。なので欲しい物があれば通販(公式サイトでグッズやパンフは買えるのです)でいいやと席の方へ。人見記念講堂、良い会場です。舞台が見やすい。普段はバレエを始め様々なイベントがある場所です。ミッチーが来るのは初め...

岸恵子ひとり語り~輝ける夕暮れ~

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86歳でコシノジュンコのドレスを着こなす優雅さ、さすが女優。母の時代の大女優、今もその美しさを香らせているのが素晴らしい。勿論年齢ゆえの変化はあるにしても、毅然とした姿が、場内の人々を魅了する。こういう大きな、気概がある女優はその下の世代では今や絶滅してしまった。映画の黄金期、娯楽の王者だった頃、そこに輝いていたスター達はまさに星(スター)だったのだ。自作の小説の朗読劇。老女と一回り下の男性との情事...

印象派への旅 海運王の夢-バレル・コレクション-

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昨今は展覧会もただ開けば良いというものでもなく、芸術家個人の名を冠した○○展はネタ切れ気味、人気だといっても印象派というだけでは関心を引く事は出来ず、更なるインパクトを求められる。強烈なメッセージ、人目を引くコンセプトなどを追い求める主催側の苦悩が見えるような、ラノベ並みに長いタイトルの展覧会が増えて来た。しかし、何があろうと、絵は静かにそこにある。絵の本質は変わらない、どんな時でも。絵に逢いに行く...

シネマ歌舞伎「沓手鳥孤城落月/楊貴妃」感想

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玉三郎を見るという事は奇跡を目にするのと同義だ。たとえ映像であってもそれは伝わるものなのだ。映像にとどめられた”奇蹟”に何度でも出会えるという幸福は、人生を豊かに出来る数少ない要素のひとつでもある。この煩雑な世界では、奇蹟を見る時間を確保する事もまた奇蹟に近い時がある。だから見逃すまいとスクリーンに見入るのだ。儚くも移ろいゆく、その一瞬を留めた奇蹟、その奇蹟の中で耀く生ける奇蹟を見るために。作品に対...

エア・フェスタ浜松2018

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エア・フェスタ浜松2018へ行って来ました!東京からのバスツアーに参加して来ました。早朝の出発、それでも開始の8時には間に合わず。でも一番のお目当てのブルーインパルスの出番は昼過ぎ。途中で立ち寄った富士川SAにあるスターバックス。「日本一」富士山が綺麗に見えるスターバックス」だそうです。確かに!これは綺麗な富士山!!限定の富士山デザインのタンブラーも売っていました。今回は慌ただしい来訪でしたが、今度はこ...

新感線☆RS『メタルマクベス』disc3 感想

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1からの演出の変化を見るのも面白く。ドーナッツ型舞台、回る客席。映像もふんだんに使える大掛かりな装置満載の劇場内。でも芝居を決めるのは、最後は役者の力なのですよね。全体として面白かったのは、前回と同じ。残念ながら・・器は大きいけど、やってる事はちっちゃい印象。小劇場でやるようなネタを何もここでしなくても。浦井さんは好きな役者さん。でもマクベスだと持ち味が十分に出せていないもどかしさみたいなものを感...

『現代能「陰陽師 安倍晴明」~晴明 隠された謎』鑑賞

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葦屋道満は人間国宝の梅若実玄祥、演出と安倍晴明は野村萬斎。新宿文化センターで野村萬斎さんの陰陽師。映像と音楽、華麗な舞や手品(手妻というべきか)など織り交ぜての舞台。舞台装置のほとんどは背景に映し出される映像。冥府への洞など、一層雰囲気が出ます。術合戦の時の式神の紙人形がはらはらと散る様なども面白い。東京五輪もこういう幽遠なる伝統のパフォーマンスで魅了して欲しいものです。晴明のすっと立つ所作が良い...

世界のカバン博物館

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浅草にある世界のカバン博物館に行って来ました!駒形どぜうのご近所のビルにあります。カバンのメーカー、エースさん所有の博物館なのです。入ってすぐに受付があって、そこで入館用のネックストラップを貰って、エレベータで7階に上がります。静かな空間が広がっています。以外に広い。カバンに使われる様々な素材がカバンの形で展示されています。カワイイ。エースの定番、スーツケース。沢山の部品で作られています。旅行鞄は...

新作歌舞伎 NARUTO -ナルト- 感想

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言ったことは、まげねぇ。・・・それが俺の忍道だ!!ワンピに続いてNARUTO!!!!!スーパー歌舞伎の看板がない分、更にやんちゃになった印象の舞台でした。歌舞伎よりも現代劇寄り。そして観客も普段よりも歌舞伎初心者が多い事を見越して、冒頭の義太夫節も舞台上に字幕を出して、内容がわかるように配慮。セリフもほとんどが普通の口調。歌舞伎好きにはやや物足りないものの、初めて歌舞伎に触れたナルトファンには楽しんでも...

バーチャルバードパークへ行って来ました

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玉川髙島屋S・C西館1F アレーナホールで開催中の「バーチャルバードパーク」へ行って来ました。「鳥」をテーマに、VR、プロジェクションマッピング、センシングなどたくさんのデジタル技術が体験出来るイベントです。壁にふれると鳥が飛び立ったり、話しかけると鳥が返事をしてくれたり、VRで鳥の目線で世界を見られたり・・・親鳥の気持ちになって卵を抱きしめていると・・光りだすのです。鳥の能力を機会に応用した例の展示など...

新感線☆RS『メタルマクベス』disc1 感想

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久しぶりの橋本さとしさん!それと今回楽しみだったのは、IHIステージアラウンド東京。演出がものをいう場所だけに、どんなものを見せてくれるのかと。ドーナッツ型の舞台に、大掛かりなセットをずっと設置出来る利点で、豪華な作りが目に楽しいし、エレベータや階段など、芝居の動きも幅も幾らでも広げられる劇場。舞台をバイクが走り回る!360°スクリーンの映画を観ているような感覚、それを生かして移動や場面転換に活用。物語...

ミュージカル舞台「GRIEF7」感想

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2.5次元ミュージカルの会社が作った舞台。だが原作は漫画でもアニメでも映画でもないオリジナル。手法はそのまま。芝居から歌への移行や立ち位置や所作など、テニミュあたりを髣髴とさせる。見やすいし分かりやすい。推しメンの一挙手一投足、セリフも歌も聞き漏らさじと熱心に舞台を見つめる女子達の熱気が凄い。アメリカのとある監獄の話。そこに収監された青年達のそれぞれの現在と過去が入れ替わりで登場する。そして彼らの影...

「キエフ・クラシック・バレエ」鑑賞

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東京文化会館でバレエを見ました。くるみ割り人形第2幕、白鳥の湖第1幕第2場、眠れる森の美女・・有名どころを見られるお得な舞台です。夏休み、普段は見られない本物のバレエを見ようという家族連れが多い印象。私も家族にせがまれて来たのですが。ポニーテールの華奢な女の子たちは将来のプリンシパルを夢見る子たちのようです。やや少し顎をあげてずっと首を伸ばした姿はすでに未来の舞台の上の晴れ姿。チャイコフスキーの音楽...