将棋記者が迫る 棋士の勝負哲学
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村瀬さんへの将棋ファンの信頼は篤い。youtubeの囲碁将棋チャンネルでの対局LIVE放送をはじめ、沢山の情報をもたらしてくれる。ご本人もかなりの将棋の腕前、だからこその的を得た記事。私が新聞をやめるのを思いとどまっているのは、村瀬さんはじめ将棋に関わる記者の皆さんの頑張りのためだと言っても過言ではない。「師弟」のように師匠と弟子のドラマ仕立ての展開に比べれば、平坦な印象を受ける。それは目的が異なるから。あ...
絆―棋士たち 師弟の物語(野澤亘伸)
絆―棋士たち 師弟の物語野澤亘伸マイナビ出版(日本将棋連盟発行)2021-03-11「師弟 (棋士たち 魂の伝承)」の続編。ここにも数々の師弟たちの物語がある。思いが伝わる時もあれば、すれ違う事もある。それでも互いへの信頼が根底にはあり、絆がそこにある。勿論、ここに描かれた理想的な師弟関係だけではなく、どうしてもそりがあわない場合もあるだろう。師弟制度そのものへの疑問も提示されている。師匠と弟子の間にあった事柄...
師弟 (棋士たち 魂の伝承) 野澤亘伸
師弟 (棋士たち 魂の伝承)野澤亘伸光文社2021-02-09史上最年少でタイトルを取った高校生棋士藤井王位棋聖。彼と杉本昌隆師匠の事は、ワイドショーでも良く取り上げられるし、杉本師匠もTVに良く見かけるので、将棋を知らなくても何となく知っている人も多いのではないだろうか。プロ棋士は自身の対局の他に、将棋の普及にも励まねばならない義務があるらしい。高校生の藤井君が将棋に専念出来るように、杉本師匠は自らが前に出る事...
「証言 羽生世代」大川慎太郎
まえがきにもあとがきにも語られる、第33期竜王戦。無冠となった羽生九段の2年ぶりにタイトル挑戦で盛り上がった。第1局が行われたのはセルリアンタワー能楽堂。立会人は森内俊之九段、佐藤康光会長も同席。羽生世代が顔を揃えた。昔は将棋指しは無頼漢のイメージがあった。それを変えたのは谷川浩司九段だという。優雅で紳士的で最年少21歳で名人に、後に十七世名人となった。その後に来たのが羽生善治。次々とタイトルを獲得、若...
ファサード(16)(17)(18)
ファサード (16) (ウィングス・コミックス) [コミック]篠原 烏童新書館2015-03-25ファサード (17) (ウィングス・コミックス) [コミック]篠原 烏童新書館2016-05-25ファサード(18) (ウィングス・コミックス) [コミック]篠原 烏童新書館2017-07-2515巻を最後に読んだのは10年前。その続きが出ているのを知った。漫画家も人間だ。時が経てば絵柄も書く内容も思想も変質していくのは仕方ない。萩尾望都などそのあまりの変わりように、...
「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.3」
森アーツセンターギャラリーで開催中のジャンプ展、いよいよ最終に。写真撮影可能なゾーンが最初と最後に。作品ごとの展示が並んでいます。原画はカラーも多数。「何か貼ってある!」の声。そうか、写植とかスクリーントーンとか知らない世代も増えたのね。今回のジャンプ展をざっとおぼえがき・・・VOL.1 創刊~1980年代、伝説のはじまりこちら葛飾区亀有公園前派出所、ジョジョの奇妙な冒険、サーキットの狼、すすめ!! パイレー...
The Indifference Engine 伊藤計劃
伊藤計劃がこの世を去ってから早六年が過ぎた。彼の肉体が存在を消しても、彼の意識から生まれた小説は次々に「写本」され、今日でも書店に並んでいる。彼の言葉が人々の意識に転写され続ける限り、「彼」はこの世界から失われる事はないだろう。この本に収められている作品は007とメタルギアソリッド、いや小島秀夫への愛に満ちている。「METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN 」が発売されたばかりだ。彼の愛した小島秀夫の。だ...
ヴィヴェカ・ステン「静かな水の中で」
北欧サスペンス「凍てつく楽園」の原作。スウェーデンの女流作家ヴィヴェカ・ステンのミステリー小説。 美しい砂の島サンドハムン島を舞台にした「サンドハムン・シリーズ」の第一作。 先にスウェーデンのTV4で制作されたドラマを見た。ストックフォルム群島に浮かぶ無数の島の中のひとつ、サンドハムン島。ヨットのメッカであり、多くのサマーハウスのある避暑地。昔からの島人は穏やかな暮らしを営み、ほとんどが顔見知り。夏の...
週刊少年ジャンプ35号☆聖地とはなにか
あんこう焼き、売り切れでした(ノ∀`)大洗のように、聖地をあえて宣伝して地元の町おこしに活用している所もあれば、「銀の匙」のように現地へむやみに立ち入らないようにとお願いする作品もある。どうせなら現地の状況を理解してもらう農業実習とか体験ツアーとか、もしくはニートな人達への職業あっせんとか、そちら方面に活用するのはどうなのでしょうかねwところで、新連載は多摩市が舞台のようですが「ハローキティにあえる街...
週刊少年ジャンプ33号☆アラレちゃんから始まった
知り合いのお兄さんが、何かを落描きしていました。それがアラレちゃんでした。その時はじめて「Dr.スランプ」を知りました。アニメでは則巻千兵衛の内海賢二さんの声が印象的で、私にはずっと内海さんは千兵衛さんの人でした。先日、最後のアフレコとなった「銀の匙」の轟先生を見ました。本当に惜しい人をなくしたと、何度でも思います(作文風)。新連載『銀河パトロールジャコ』鳥山明先生の新連載!!某誌の某先生とか本誌の...
週刊少年ジャンプ32号☆冒険の終わりとはじまり
あのFF14の作り直し版「新生エオルゼア」のβテストに参加しています。WDなる人が「バグとりはユーザーにやらせれば開発費がかからない」と迷言を吐いて酷い代物を市販したという暗黒のアレの修正版です。別物になったというよりも・・FF11からの流用で何とか立て直したというか、最初からFF11のグレードアップ版にすれば良かったという大半のユーザーの声を反映したような内容です。だからといってあの会社が何か教訓を得たかどう...
週刊少年ジャンプ31号☆パンケーキの次に来るのは
たまに無性に食べたくなるパンケーキ。vvoivoiはいつも行列なので、食べたい時に食べられないという残念さはありますが、ふわふわの美味しさは捨てがたい。パンケーキの後にはフレンチトーストが来るといわれていましたが、まだ来る気配ないようです。鳥山明先生の新連載も始まるようですが、ジャンプの次に来るブームは何かな(゜∇゜)『BLEACH』雨竜が陛下の後継者に!!雨竜だけが別格というのは、彼が正当なる滅法師の末裔だから...
週刊少年ジャンプ30号☆戦いすんで日が暮れても
某バスツアーに参加して、所沢から大宮あたりを回って来ました。メインは所沢航空発祥記念館で展示中の零戦。本当は3月で終了だったのですが、好評で8月まで延長中です。1911年、アンリ・ファルマン機で行われた日本における初の試験飛行の場所。パイロットは徳川好敏、あの徳川家のひとり。「八重の桜」を見る限りは、部下を見捨ててさっさと自分だけ逃げ出して、維新後も贅沢三昧趣味三昧に生きた最後の将軍の一族として、あまり...
週刊少年ジャンプ29号☆無限に広がる漫画とは
古本屋さんで思わず買ってしまった桑田次郎先生の「ゴッド・アーム」。なんという画力。今見ても素晴らしいアメコミと日本の漫画の良い所取りのような絵。何よりもページの中に広がりがある、動きがある。漫画を読むというより目の前のドラマを見ているという感覚。そういう漫画がかつてあったという事で。その流れをかすかでも感じる漫画がまだまだ幾つかある。だから、今週もジャンプを開くのです。『BLEACH』斬月との別れ、そし...
週刊少年ジャンプ27号☆この甘くも冷たき世界
ずっとシビアな苦い展開のままだと読者が疲れてしまうので、適度に甘さを加えて、萌えなどを混ぜてあげるのが良いのだと、ヴァルヴレイヴで公言されたように、漫画もそんな感じでw写真はこれからますます美味しく感じる冷た~いけど甘いジャルディーノのジェラート。薔薇。『BLEACH』阿近さん、原作ではほとんど出なかったキャラなのに、アニメで出番が多くて原作でも顔を出すようになったキャラですよね。亡き1番隊の副隊長と同...
週刊少年ジャンプ26号☆美味は原点にあり
最近のお気に入りのOGGIのカンパーニュ。卵やバターをふんだんに使ったパンも美味しいけれど、麦の味を噛み締める、食事の原点かくあるべしという味わい。すべての食材に感謝をこめていただきます、と手を合わせたくなりますよ。漫画もしかり。BLEACHもNARUTOも原点に戻った時、本当の美味しさがよみがえるかも知れないですねえ。『BLEACH』「どうやってあっちへ戻るつもりだ?」一心父さんの言葉にやっと気がつくあたり、一護のど...
週刊少年ジャンプ25号☆今日は敵と味方の二人
ここの所のジャンプの新連載は期待出来そうな作品が多いですね。何というか昔ならサンデーに載っていたような漫画ですけれど。当のサンデーがジャンプの物真似に走ってアニメの抱き合わせ商法に浮かれている中、アニメ商法の限界を見極めて、漫画雑誌はやっぱり漫画が面白くなければと原点に帰った感じがしますよ。古株もBLEACHが復活して来たのは喜ばしい。キャラの表情が良いのですよね、最近。一護と雨竜はナルトとサスケになり...
週刊少年ジャンプ24号☆湿け煎餅とぬれ煎餅の違いは
銚子電鉄を廃線の危機から救ったぬれ煎餅。お土産にもらいました!「湿気た煎餅とどう違うの?」という人もいましたが、仕方ないですね(^^;感触は一緒です。でも作った後に湿気たものと、最初から濡れているのの決定的な違いは、醤油の風味なんですよね。普通の煎餅は醤油を塗って焼いたもの、ぬれ煎餅は素焼きの煎餅に醤油を塗ったもの。醤油そのものが生きているという。一見は同じでも、異なる道を歩んで来たお煎餅達なのです...
週刊少年ジャンプ22&23号☆スフレなのかパンケーキなのか
パンケーキ専門店「Butter」の窯出しスフレパンケーキ厚く焼いたパンケーキは名前通りにふっくらふわふわ!!美味しいのですが、でもね、これってパンケーキというよりむしろスポンジケーキじゃない?何も言われなければそう思う。でも美味しい焼き菓子なのには変わりない。何も言われなければ、普通の人間でも純潔滅法師でも混血滅法師でも区別はつかない。誰もがひとつの命を生きている・・みたいな?『BLEACH』明日の自分に・・...
週刊少年ジャンプ20号☆愛しのナポリタン
「空飛ぶ広報室」でナポリタンが登場したのを見てしまい、次の日のお昼はこれに(^^;たまたま入ったお店のメニューにあったもので。必然・・という事でw『BLEACH』表紙の若き父親'sと真咲さんが良い感じ☆でもそうなると雨竜のお母さんは?やっぱり跡取りのためにあの母親の命令で無理矢理作らされた息子?それで夫婦仲がしっくり来なくて、両親の不和が雨竜の竜弦先生の態度に?BLEACHとか滅法師とか抜きにしたら、どこかの昼ドラ...