「劇場版 マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~」感想 「アニメあれこれ(85503)」

バルキリー以外にもやっと
河森正治監督の”愛”注がれた秀作!
TV版や前劇場版の不満点が、悉く改善されていました。
特にアニメーションの表現力と楽しさを見せてくれる、ランカとシェリルのミュージッククリップ的なコンサートシーン。戦闘と歌との共鳴も更にパワーアップ。前作での不満のひとつだった、メカや戦闘シーンに比べて、コンサート場面や人物の作画の質の低さが目立った点も改善。

アルトは優柔不断ではなかった!!
少なくとも一条輝よりはw
アルトの元女形の設定が意味がなかった点も、シェリルとの過去話や舞台に関するエピソードを織り込んだ事で生かす事が出来ましたね。しかし天才女形の女装がまったく色っぽくないというのも面白い。グッズ絵でのアルトのミニのチャイナドレス姿も含めてwアルトの本質は男だという事で。それよりも、あんな背が高くて肩幅の広いメイドさんはいないぞ(笑)

冒頭の今までのお話と、水着やカップリング満載のお遊びは、その後のシリアスさを和らげる意味合いもあったと思いますが、何よりも、めったにしない(でもないかw)ファンサービスという事で(´∀`)
「うわー!」なシーンは幾つもありますが、どれも最後は拾い上げてある。ハリウッド方式に、観客の期待通りの展開に適度な裏切りを混ぜながら、後味が悪くならない工夫が見えます。前作の成功で、色々な面でゆとりが出来て、映画全体をブラッシュアップする事が可能になったのでしょう。
たとえば「まどか」にお母さんのどなり声や味噌汁の匂いがしないように、現実の日常をアニメ内で見る事が好まれない傾向の中で、現象の積み重ねで物語を作るとしたら、この方法で良いのだと思う。

シェリルとランカの歌に乗って
アルトは、文字通り遠くへと飛ぶ・・のである。
後出しジャンケンに負ける隙なし(・◇・)ゞ
一度作ったものから、余分なものをそぎ落とし、不評部分を改良して出来上がったのが劇場版。いはば後出しジャンケンの如き物だとはいえ、質の上昇気流を捕まえるのに失敗したら、失速してしまうのですよね。
グレイスやブレラへの救済策は、あれで良かったと思います。性悪説を取ってしまうと戦争物は描きにくいし、黒い部分は三島とギャラクシーのアレが引き受けてくれたという事で、収まった感がありますね。オズマ兄ちゃん周辺の回収がやや不足ですが、時間的制約のせいと好意的に解釈でw

で・・ナナセちゃん!こう来たのね(ノ∀`)

細かい事はともかく、大スクリーンで歌い踊る二人の歌姫と、超絶技巧の戦闘場面を見られる幸せ・・それだけでも、観る価値あり☆
歌とバルキリーと三角関係☆
それがマクロスのすべてなのだから、それはそれで良いのですよ(笑)

しかし・・・
オズマお兄ちゃんはいつも傷だらけで
アルトはいつも新型のバルキリーを貰っては壊してしまうし(ノ∀`)
まったく、この二人は(笑)


左はパンフとグッズ、右は会場限定ポップコーンセット
朝イチでの鑑賞でした☆
開場と共にチケット売り場は長蛇の列、売店もグッズを両手に抱えた人達で一杯、すぐさま整理係の人がすっ飛んで来て整列開始。マクロス、前作よりも初日の活気があったような( ゚д゚)


左は、半券2枚でもらえるリピートさんありがとうwの特製ブックマーク(全7種類)。今回は前回と異なり、キャラはランカとシェリルだけ。きっと前回は、キャラによって残った残らないの偏りが激しかったのでしょうね(^^; 右は、作中で重要なアイテムとなるイヤリングのレプリカ。
こんな映画、めったにないんだからねっ!w

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