夏雪ランデブー 第7話 感想

親指店長から人魚店長へ・・・
変身した六花ちゃんにシャツを貸す葉月、まだまだ青いw
公式HPよりあらすじ
葉月が好きだと告白した六花。葉月に体を借りている島尾は、やりきれない思いを抱きながら六花を海へ誘う。翌朝、先に発った葉月(中身=島尾)が残したメモに、六花は島尾の影を感じ心が乱れる。
六花ちゃんは葉月だと思っている。だから島尾君の事を素直に話す。葉月の中の島尾君は切な過ぎる。屈折した思いのまま、葉月の身体で元妻・六花ちゃんを抱く。六花ちゃんと触れ合えば触れ合うほど、落ち込んでいく島尾君。死んでしまった自分では六花ちゃんを幸せに出来ないと思い知るだけ。
ずっと葉月のふりをして、このままそばにいれば・・
でもどうやらそれは無理らしい。

葉月は海の中にいる。人魚店長とパンドラの箱と呼ばれる植木鉢を開けようとする。どうして島尾君に身体を貸してしまったのか、葉月にも解らない。このまま戻れないかも知れないのに。でも慌ててはいない。どうにかなると思っているのか、案外度胸があるのか。

島尾君と六花ちゃんの思い出
思い出が美しいほど、島尾君は追い詰められていく。自分の遺品をまるっと残している六花ちゃん。島尾君なりに”自分の尻拭い”をしようとする。店内の花、スケッチブックの絵、書置き。そして遺品を全部リュックに詰め込んで、夏雪草を持って出て行く島尾君。どこへ行くのだろう・・・
六花ちゃんは混乱している。
葉月の中に、島尾君を感じて・・・

切ないけれど、ふてくされたような島尾君の独白が、極端に湿っぽくなる事を防いでいる。どこかおっとりとした葉月の反応も。愛に激情はつきものだけれど、そんな激しさだけをぶつけあうよりも、こういう穏やかな物語の方が、今は受け入れられやすいのかもしれない。
これはアニメだから良いのかも知れない。同じ話を実写でやったら、生臭くて見ていられないかも知れない。幽霊の島尾君やメルヘンの世界の葉月などの表現や演出も演技の質も落ちるだろうし。
STAFF
原作 河内遙
監督 松尾衡
脚本 松尾衡
キャラクターデザイン 谷口淳一郎
音楽 村松健
アニメーション制作 動画工房
CAST
葉月亮介 中村悠一
島尾六花 大原さやか
島尾篤 福山潤
島尾ミホ 冬馬由美
アッコ 三宅麻理恵



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