名探偵ポワロと行く オリエント急行の旅

アガサ・クリスティーも愛した超豪華列車・オリエント急行。彼女の代表作の一つ「名探偵ポワロ」の舞台ともなったオリエント急行を、ポワロことデビッド・スーシェが案内。
ナレーションがちゃんと熊倉一雄さんなのが良いですね。
それだけで観ている側は盛り上がりますよ。
日本での以前の放送を見逃していたので、やっと見られてうれしい(^o^)

”ポワロ”と同乗したお客様は大喜び!!・・ですよねw
へえ~!車に乗り換えて地下トンネルでカレーまで行くとは。本当にそこだけ古き良き時代といった車体と車内。装飾に限らず、欧州の文化と歴史を感じますよ。ルネ・ラリックの硝子も。箱根のラリック美術館に行きたくなりました。本物のオリエント急行の車両が残っているのですよね。
紳士も強盗も運んだというこの路線、マタ・ハリも乗ったというオリエント急行。現在のお客様は、銀婚式の記念だったり、娘への誕生日のプレゼントだったり、男性同士のカップルの”新婚旅行”だったり!

オリエント急行に乗りたくて、西インド諸島への旅をキャンセルしたというクリスティー。時計掛けのような細かい所まで仔細に観察していた成果が名作に結びついたのですね。実際に乗ってみると、クリスティーは実に巧妙に乗客の部屋を割り当てているのが解るそうですよ。
戦争で、ヒトラーに破壊された車両も多かったとか。
ディナーは正装で。スフレが美味しかったとスーシェ氏の感想。ディナーの間に個室には寝台が作られ、朝食は個室でのサービス。コンチネンタルブレックファスト、コーヒーとパン、それに籠に入ったジャムやはちみつ。これも美味しそう(ノ∀`)
車内で聞いた音、それはポワロの隣室で殺人が起きた音・・
スーシェ氏、列車の運転まで体験させてもらって大喜び!!少年は誰だって電車の運転手に
なりたいと一度は夢見ますものね。全長400mといったら16両編成の新幹線と同じかな?国ごとに機関車が変わるのですね。その間、お客様は待たねばなりません。昔も今も旅にトラブルはつきものですね。
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列車のピアニストがポワロのテーマを・・
厨房の様子も興味深い。あの狭くて暑い中(時に45度に!)で美味な料理が作られているのです。列車の中で一番難しいのはスフレだそうです、スーシェ氏も気に入ったスフレです。
一度は消えたオリエント急行の復活。
ロンドンからプラハまでの旅。終着駅でスーシェ氏いわく「着く事自体が目的じゃない、どうやって旅して来るか」良い言葉です。

箱根ラリック美術館 オリエント急行の車両(もるがん撮影)
DAVID SUCHET ON THE ORIENT EXPRESS (2010)



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