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(終)BONES -骨は語る- シーズン7 第9話~第13話

☆もるがん☆

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第9(138)話 青い死体 The Don’t in the Do

ゴミの埋立地で青く染まった鳥が大量に死亡し、その中から青い遺体が発見される。遺体は化学物質にさらされ、頭皮と髪の毛がはがされていた。アンジェラの復顔から被害者が高級サロンの人気美容師サンティアゴと判明。彼は顧客の3人の女性から失踪届けを出されていた。

ブレナンとブースの夫婦の会話が楽しい。変わらないブレナン、世話を焼きすぎるブース。出産後の体型を気にするブレナンだが、それが女特有の理由ではなく科学者としての興味からだったのが彼女らしい。アンジェラのストレス解消法はエステに買い物、これもらしくていい。そんな女性特有の問題絡めて、美容師の事件。このあたりも良い構成。スイーツ、デイジーに下着をプレゼントしていたとは。頭は良くても頭の悪さをいつも披露するスイーツ。論文掲載で舞い上がった後、どん底に叩き落されたバジリ君に珍しく優しい言葉をかけるボーンズ。とても真っ当な言葉を。母となったブレナンの人しての成長も垣間見られる。


第10(139)話 いじめの結末 The Warrior in the Wuss

森の中から腐敗した遺体が見つかる。被害者は30代前後の男性で脊髄に刺し傷があった。やがて被害者は妻から失踪届けが出ていたトニーと判明。妻ニコールの話によると、トニーは仕事上でカールというライバルが現れた事でストレスを感じていたという。

イギリスから戻ったパーカー、異母妹のクリスティンとの関係を気にする父親のブース。ブレナンはいつも通り人類学の権威らしいドライな見解。上底靴の被害者、身長が低い事でイジメを受けていた。そこに背の小さい助手のエジソン君を持って来るのもいい。小さくても負けないエジソン君、ホッジンズとアンジェラの秘密を握って対抗する。空手教室、先生の娘が正当防衛だといってアザが出来るほどに技を入れていたが、あれはいくら子供でもとても正当防衛とはいえないだろうし、ネットに流す為に友達が撮影している時点で計画的。気になった。


第11(140)話 一族の争い The Family in the Feud

ウェストバージニアの森の中で木に貼り付けられた遺体が発見された。被害者は近隣に住むタグ・バブコックと判る。タグの息子エフラムとその妻クレアに話を聞くと、彼らは谷の反対側に住むモブリー家の仕業だと言う。両家は100年もの間憎み合っていた因縁の間柄だった。

アバンはトリュフと豚。現場はトリュフの産地。助手はデイジー、今回も空気を読まぬ持論を展開して、同じ空気を読めないブレナンまであっけにとられる。100年以上の争いは勘違いから始まっていた。マシュー父さん、孫の世話と家事の手伝いに登場。ライアン・オニール、癌は大丈夫なのだろうか。ボーンズは独自の視点に母親の自己中心性まで加わって最強、ベビシッターや託児所で次々と問題を起こしていた。ホッジンズは実験室で自分が採取して来たトリュフでパスタを作る。不味いトリュフからあの土地が汚染されている事が判明、真相が明らかに。このシーズンは実験室での料理が多い。


第12(141)話 ハリウッド殺人事件 The Suit on the Set

ブレナンの小説が映画化され、ブレナンはブースと一緒にハリウッドの撮影スタジオに来ていた。撮影を見たブレナンは、科学的に正しくない表現が多いとスタジオの副社長マンディに不満を告げる。彼女は足病学者のフィルモア博士をコンサルタントに雇っていた。その矢先、セットの小道具にまぎれて本物の死体が見つかる。ブレナンはジャック役を演じるバリーが植物学の博士号を持っている事を知り、彼やフィルモア博士と共に捜査することにする。

変人フィルモア博士が再登場。ブレナンは彼の頭の悪さ(科学者として)が気に食わないが、彼はドラマ的には良い狂言回し。あまりにもいい加減な撮影現場にブレナンはお怒り。だがハリウッド人種はそんな事は無視。やんわりと誰もが思う映画の裏側を見せる。同業の限界は仕方ない。撮影現場に本物の死体はお約束過ぎるか、セットが本物に限りなく近いのでその場で分析が出来るというのが、ドラマとして面白い。ホッジンズ役の役者が元科学者というのもいい。最初は馬鹿にしていたホッジンズだが、上手くおだてられて彼に親近感を抱いていく過程も面白い。ここでカムの過去が暴露される。マイナーな吸血鬼映画の主演女優だった!ラストの架空の映画と出演者のコラボシーンも楽しい。


第13(142)話 決断のとき The Past in the Present

ハミルトンの動物保護区でオオカミに食べられた遺体が発見される。ブレナンは骨折痕などから、被害者が自分の大学院時代の友人イーサンだと気付く。その直前に何者かによって携帯の着信音がオオカミの遠吠えに変えられていた事もあり、ブースはペラントが犯人だと断言する。イーサンは妄想の症状で精神病院に入院していたが、彼が姿を消した事は報告されていなかった。実はブレナンはペラントの事を彼に相談していたとブースに告白。2週間前にイーサンと会っていたが、病院の監視映像には彼が姿を消す前の晩に病院から出てきたブレナンが写っていた。

ブレナン達を憎む天才ハッカーのペラントが自由の身になる可能性が。被害者はボーンズの知り合いイーサン博士。昔彼女が治した骨の跡から判明。助手はウエンディル君。完璧なペラントの犯罪、捜査の中に仕組まれた罠。追い詰められるボーンズとブース。無実を証明しようとすればするほど罠の深みにはまっていく二人。殺人犯に仕立て上げられたボーンズ。緊迫したスピード感のある進行、ブレナンの味方はどんどんと事件から遠ざけられていく。デジタルの記録が絶対ではない危険性が軽く考えられ過ぎている。問題提起まではいかないが、機械を過信した時に生じる冤罪の可能性。


ラスト、父の手引きで逃亡するブレナン。

もしも娘がいなければ、あのブレナンの性格ならペラントと対決しただろう。守るものが多くなった彼女は興味の赴くままに遠方へとフォールドワークへ出かけた頃の彼女ではない。科学への信頼がテーマのひとつでもあるドラマで、その逆の危険性を提示するのは面白い。長いシリーズならではのショッキングな展開。しかしブース、本人かも確認せずに合成音声に騙されてペラントに操られてしまう軽率さ。熱血=単純を上手く衝かれてしまった。腕力以外でペラントに勝てる方法を見つけられないブースはあてにならない。ジェファソニアンの仲間たちが何か突破口を見つけてくれる事を祈りたい。


CAST
テンペランス・ブレナン 法人類学者 エミリー・デシャネル 湯屋敦子
シーリー・ブース 捜査官 デヴィッド・ボレアナズ 木下浩之
アンジェラ・モンテネグロ ミカエラ・コンリン 北西純子
ザック・アディ エリック・ミレガン 青木誠
ジャック・ホッジンズ 博士 T・J・サイン 鈴木正和
カミール・サローヤン 博士 タマラ・テイラー 高橋理恵子
ランス・スイーツ 博士 ジョン・フランシス・デイリー 近藤隆
キャロリン・ジュリアン 検事 パトリシア・ベルチャー 磯辺万沙子
デイジー・ウィック 助手 Carla Gallo 斉藤梨絵
ウェンデル・ブライ 助手 Michael Grant Terry 真仲恵吾
クラーク・エジソン 助手 ユージン・バード 利根健太朗
コリン・フィッシャー 助手 ジョエル・ムーア 落合弘治
マシュー・ブレナン 父親 ライアン・オニール ふくまつ進紗 小山武宏


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Posted by☆もるがん☆

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