（新）Dr.HOUSE／ドクター・ハウス シーズン8 第1話 感想

刑務所でもハウス先生は相変わらず(ﾉ∀`)

第1話 　囚人ハウス TWENTY VICODIN

公式HPよりあらすじ
カディの家に車で突っ込んだハウスは、懲役12ヵ月の刑に服していた。模範的な態度のために刑期が8ヵ月に短縮され、仮釈放まであと5日と迫った日、ある囚人がひじとひざの痛みを訴えてハウスに診断を依頼。医師を辞めると決めていたハウスは興味を示さないが、診療所の若い女性医師アダムズの診断に思わず口を出してしまう。その一方で、刑務所を牛耳っている男が、仮釈放までにバイコディン20錠を用意しろとハウスに迫る。

本物の悪党に囲まれて、さすがのハウス先生も部が悪い。

それでも彼なりの友人関係を作り、助けを受ける事になる。これもハウス先生らしくていい。ハウスの天才的な診断に、だんだん引き込まれていく診療室の若手女医アダムズ始め。

囚人にはそれぞれに背負ったものがある。
塀の中の生活もある。外と内との葛藤もある。



「友達も同僚も彼女も、みんな前へ進んでいる」

苦さを含んだハウスの言葉。この8ヶ月、誰も面会には来ず電話もない。そんなハウスだからこそ。

ハウスは弁護士をつけなかった。自分を罰するつもりで、刑を受け入れた。しかしカディも酷いのではという気もしないではないですよね。自分からハウスにモーションをかけておいて、破局したら刑務所にぶち込むとは。ハウスがやっかいな性格なのは解っていて深みにはまったわけだし。そういう女性だから、夢見る結婚も縁遠く、せめて子供だけでもと養女をもらう人生になったのかも知れないけれど。さすがのウィルソン先生にも見限られてしまったようで。手首を折られてしまったのだから、もうかばいようもないだろうし。でもやっぱりウィルソン先生には、最後までハウス先生の味方でいて欲しいと思うファン心(ﾉ∀`)




保身ばかりで診断も治療もおざなりの刑務所の医師
能力も才能のないのに、権力だけをふりかざす

このあたりも上手い。
どうしてもハウスが囚人ではなく医師の面を見せねばならなくなる。

医師をやめようと思ったのに、やめられない。目の前に患者が入れば、助けようとしてしまう。たとえ仮釈放を捨ててでも。巻き込まれたアダムズ医師は災難。保身ばかりの上司に逆らってハウスの味方をしたばかりに職場を失った。それでハウスの所へ行くしかなくなるという流れなのだろうけれど。

日本流に言えば、牢名主的な人物に逆らったハウス先生、彼の用心棒に刺されそうに。刑務所なのに武器はいくらでもある。さすがのハウス先生も絶体絶命かと思った時、救うのは同室の殺人犯の男。この寡黙な黒人の大男にハウスがそれとなく恩を売っておいたのが、功を奏して。ここも予想は出来たけれど、なかなか良い配役でした。大男がちっぽけなコオロギを可愛がっているというのも良いキャラ付け。そのコオロギをハウスが救ってみせるという。ハウス先生の場合、どこまでが策略でどこまでが純粋な善意なのか、解らないのがいつもながらの面白さ。

原題は「20錠のバイコディン」。ハウス先生と切っても切れない因縁の薬をここで重要なモチーフとして使って来るというのも憎いねｗ

ハウス先生が刑務所の囚人というショッキングな幕開けのファイナルシーズン、初回らしい見せ場の多いストーリー展開でした!!　今年の秋の楽しみはこれ！！待っていたのですよね(´∀｀)！！

ハウス先生のフィナーレ、見届けますよ！！



FOXTVにて視聴

CAST
グレゴリー・ハウス ヒュー・ローリー 木下浩之
ジェームズ・ウィルソン ロバート・ショーン・レナード 蓮池龍三
リサ・カディ リサ・エデルシュタイン 仲村かおり
エリック・フォアマン オマー・エップス 勝沼紀義
アリソン・キャメロン ジェニファー・モリソン 藤本教子
ロバート・チェイス ジェシー・スペンサー 興津和幸
クリス・タウブ　ピーター・ジェイコブソン　岡哲也
マーサ・M・マスターズ　アンバー・タンブリン
レミー・ハドリー オリヴィア・ワイルド タルタエリ
アンバー・ヴォラキス アン・デュデック 丸山雪野


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