レバレッジ 詐欺師たちの流儀 LEVERAGE SEASON 4 vol.1-3
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第1巻
第1(45)話 雪山に挑む詐欺師たち The Long Way Down Job
登山を愛する投資家の男性が、アラスカの雪山で遭難する。生存は絶望視されていたが、彼が消息を絶った裏に隠された謎を探すため、レバレッジ・チームは彼の行方を探して過酷な雪山に挑むことになる。
誰もがネイサンの飲酒を心配している。彼の判断が狂う事もそうだが彼自身の事を心配しているのだ。夫の死の真相を知りたい投資家の妻が依頼人。ネイサン達の言う事を聞かず独断で動き、チームを危機に陥れる。誰よりもネイサンを。山の怖さを知っているエリオットが再三警告したというのに。ロシアの特殊部隊出身者も遺品を捜していた。それが雇い主の不正融資の証拠となるから。このあたりの攻防もエリオットの活躍の場。ラストの一発逆転もネイサンの手柄というよりも、彼の機転による所が大きい。クレバスで見つかった夫の遺体をキャンプまで運ぶ事にこだわるパーカー。彼女なりの”正しい事”過去の何かへのこだわりが垣間見えた回。パーカーへの気持ちがバレバレになって来たハーディソン、”大人の関係”を他のメンバーに隠そうとするネイサンとソフィー。とうとうソフィーの本名をチーム全員が知ったけれど、視聴者にはまだ明かされない。シーズン初回、チームの面々の特技の再確認も兼ねての回。「山を盗もう」という大胆な話からのスタートはまずまず。
第2(46)話 容疑者ネイサン・フォード The 10 Li'l Grifters Job
不正で富を得ている建設企業のトップを陥れようと、彼の主催するパーティーに潜り込んだレバレッジ・チーム。会場で殺人ミステリーをテーマにした推理ゲームが開催されようとした矢先、企業トップが実際に殺害され、その場に居合わせたネイトは犯人として疑われることになってしまう。
多くの人々にとっての加害者である成金の傲慢な男が被害者、成金の馬鹿娘はネタ割れが早い。最初から妙に犯人逮捕にやっきになる人物が一番怪しいわけだが。雷と停電のトリック、犯行現場の映像が鮮明過ぎて犯人が見えているのがちょっと残念。孤島の屋敷、明朝まで誰も島から出られない。定番の密室物。そこに彼ららしい味付けの話。仮装パーティ、アイリーン・アドラーに扮したソフィー、そのままシャーロック物の映画に登場してもおかしくなさそうだ。少女に扮したパーカーの可憐さも見もの。今回もエリオットが活躍。彼の腕力は実戦以外にも大いに役立つ。筋肉だけでは戦場は生き残れない。
第2巻
第3(47)話 偽りのヒーロー The 15 Minutes Job
ネイトの昔馴染みの政治家が、でっちあげのスキャンダルにはめられてしまう。影の仕掛け人であるPRコンサルタントを同じ目に合わせようと計画したレバレッジ・チームは、彼をヒーローに仕立て上げ、世間の注目を集める表舞台で彼をはめようとする。
ネイトの友人の州検事の名誉を回復する話。情報を操作するプロの男ロックウェルが、どうしてそんなに簡単にネイサンを信じてしまうかが解せない。そうでないと話が進まないので仕方ない。ロックウェルの声はCSI:マイアミのウォルターの乃村健次さんかな。ここでのひとつのテーマはロックウェルの仕事と自分を重ねている事、それゆえに周囲の意見を聞かずに強攻策に出てしまう。ソフィーはそれを心配する。経験豊富なエリオットも意見をする。そして成功した後にロックウェルに仕事を頼んでいた人物から依頼が来る。どうやらネイトの家を盗聴させた紳士らしい。話も聞かずに断ってしまうネイトの短気にも困りもの。それがなければ出世いていたかも知れない。いや、そうでなければやはりこの物語は進まない。彼が完璧であってはならないのだ。
第4(48)話 ゴッホがつなぐ愛 The Van Gogh Job
ネイサンがIYSに勤めていたころの同僚が、40年代に消えたゴッホの作品を見つけてほしいと頼みにくる。絵を隠し持っているのは恐らく元兵士の老人で、チームは早速会いにいくが、彼はかたくなに口を閉ざす。しかし突然、パーカーにならすべてを話してもいいと言い出し、戦時中の出来事を語り始める。そして時代に翻弄された彼の悲しい過去と、絵にまつわる衝撃の事実が、ネイサンたちの胸を打つのだった。
過去の再現ドラマをネイサン達が演ずるのが面白い。黒人の元兵士の老人の過去はハーディソン、恋人の白人女性がパーカー。黒人差別がまだ激しい時代の悲恋。互いに気のある二人が恋人を演じるというのがいい。いつもと違うパーカーの演技がいい。しっとりと女性らしい。絵は見つかった。ネイサンの元同僚はネイサンを脅して絵を奪おうとする。だが絵は無事に老人の手元に。ハーディソンとパーカーの姿に、かつての自分と恋人を重ね合わせる老人。リア充のエリオットは別にして、他のメンバーは仲間内で充足している。
第3巻
第5(49)話 最高のジャガイモ The Hot Potato Job
ある女子大生が特別に栄養価の高いジャガイモを開発。貧しい人々のために無償で配布していたが、その商品価値に目をつけた大企業が強引に奪っていく。ジャガイモを取り返すべく社内に潜入したレバレッジチームは、企業スパイの存在をでっちあげ、内部を混乱させることに成功。そして厳重警備をかいくぐり金庫室までたどり着くが、その中は予想外の状態で、何も知らずに入ってしまったパーカーは絶体絶命のピンチに。
大人の関係を強調するネイサン、ソフィーも本音はともかく同意する。他の仲間にばれないように。品種改良されたジャガイモ、スーパーチューバーを狙うVA社のコリン・サンダースCEO、エリオットのような人間を大勢雇っている。実際に手を下すのはジャナ・ウエスト、冷酷な女性幹部。社会科見学の少年とハーディソンの交流がいい。社内に入り込んだチームの活躍が見もの。しかしみんな身分証を盗られたに気づかなさ過ぎ。やっつけたはずのウエストが戻ってCEOに。慌てるハーディソン、だがネイサンはソフィーと大人のお楽しみに夢中。これも今後の伏線になりそう。
第6(50)話 父と娘 The Carnival Job
コンピューター会社の男性が同僚の開発した高性能チップを奪い、闇で売りさばこうと画策。彼は多額の借金を抱えながらも、ある理由から自宅の改装を繰り返していた。そこでネイサンたちは建築業者に扮して家に潜入し、チップ探しを開始。しかし娘と家政婦がそばにいては思うように動けず、エリオットが2人を連れて遊園地へ行くが、イヤホンの音声に気を取られている間に大惨事が起きてしまう。
パーカー2000wハーディソンの作ったマシンにライバル心を燃やすパーカーが楽しい。同僚コネルに開発したチップを奪われたジェフリー。コネルは家の改築を繰り返して借金まみれだった。妻を失った悲しみでの行動なのか?だがコネルは娘のモリーには冷淡。エリオットはモリーに同情する。エリオットはモリーと家政婦のダリアと遊園地へ。モリーが誘拐される。モリーに渡したイヤフォンが彼女を救う鍵になる。黒幕はすぐに割れる。エリオットは重傷の身でモリーを助けにいく。ミラーハウスでのバトルが見もの。「燃えよドラゴン」を思わせる。相手は名のある用心棒、だがエリオット・スペンサーは伊達じゃない。親子の関係は修復。ジェフリーはチョップを取り返したが、本当にコネルを許せるのだろうか。
ネイサン・フォード(Nathan Ford)
ティモシー・ハットン(Timothy Hutton) 横島亘
ソフィー・デヴェロー(Sophie Deveraux)
ジーナ・ベルマン(Gina Bellman)日野由利加
エリオット・スペンサー(Eliot Spencer)
クリスチャン・ケイン(Christian Kane) 高橋圭一
アレックス・ハーディソン(Alec Hardison)
オルディス・ホッジ(Aldis Hodge) 杉村憲司
パーカー(Parker)
ベス・リースグラフ(Beth Riesgraf) うえだ星子

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