リーガルハイ2 第1&2話 感想

古美門先生が負けた!?
衝撃的な敗訴からの第二期です。初めての黒星に茫然自失、服部さんにすがっておいおい泣き出してしまう子供っぽさ。あげくのはてには温室にこもって「植物になる」と言い出す始末。
こういう所があるから憎めないキャラなのですよね(ノ∀`)
ですが、それで終わってしまっては古美門先生じゃない。
真知子の言葉にあっさり復活。
被告の安藤貴和はとある女性の面会後に証言を180度変えて罪を認めた。一体何を言われたのか。クビと言われても逆転劇を望む古美門は引き下がらない。真知子もこの案件での極刑はおかしいという、古美門とは違う理由ながらも上告を勧めますが・・辛らつな態度で応じない貴和。
法廷での相手は氷点下の風をまとった醍醐検事。松平健さん、昔ならこんな役は引き受けなかっただろうなの、黒ずくめに前髪ボサボサの変人の役。時代劇の衰退というか、日本のドラマの衰退を見ているようでいささか寂しい限りですよ。里見浩太朗の服部さんと共に、複雑な思いで見てしまいます。BGMが暴れん坊将軍だったりすると尚更です。まあ、面白い事は面白いのですが・・手放しに笑えないのですよ。
それはともかく・・
爽やか過ぎる羽生晴樹が、今シーズンの敵キャラ。古美門先生の所で研修をして、気に入られた青年。中身が子供な古美門先生はあっさりと信用、自分の事務所に勧誘までするほどのお気に入り。しかしそうは言っても「天性の人たらし」である羽生の本質は見抜いているのが、さすが古美門先生です。
「大事な事は勝ち負けじゃない。みんなが幸せになる事だ」
実は古美門先生を叩きのめすのが羽生の目的。醍醐検事の部下だった本田、三木先生の部下だった磯貝(ガンダムゲームのCMの人w)を引き抜いて「NEXUS Law Firm」なる事務所を立ち上げます。
どうして「世界を変える」のに古美門先生を倒さねばならないのか分かりませんが、それは「世界征服」と言いながら、何故か幼稚園の占拠を繰り返す悪の秘密結社同様の深い理由があるのでしょうw
「この人達、僕より馬鹿だって」
そんな感じで続いた話は、真知子が愛読していた玉川たま(谷村美月)漫画のモデルで、天才的な頭脳で金儲けの末にインサイダー取引で実刑になった鮎川光(佐藤隆太)との対決へ。弁護しようとした相手と対決という構図。弁護士よりも明晰な頭脳の自分が自分を弁護した方がいいと法廷に立つ鮎川。
依頼されたブロガーの弁護は真知子にまかせ、こっそりアフロのかつらをかぶって傍聴席で負けっぷりをうれしそうに眺め・・ホント、最近ブログとかfacegoodとかその方面をネタにすればいいと思って(ノ∀`)
天才VS天才?
羽生の共同弁護の誘いには最初は乗らなかった古美門先生も、馬鹿にされて挑発されて、結局は羽生の思惑通り(?)玉川たまの弁護を引き受けてしまう。古美門先生のやり方に「双方がwinwin」を主張する羽生は、鮎川に和解を申し入れるが、返って追い込まれてしまう。
勝ち負けが問題なのではない、裁判が彼の「マイブーム」なのだという古美門先生。服部さんの言葉からヒントと得て反撃へ。法廷での二人の攻防が今回のメイン、身体を張ったやりとりが凄い。良い子は真似しないでね(ノ∀`)
・・・そして古美門先生のたどり着いた、たまを訴えた本当の理由。
舞台演劇のような大げさな動作、派手な演出、奇抜なセリフ。面白いけれど、ちょっと疲れるの(^^;
「倒す倒す」と言いながらまとわりついてくる羽生(真知子も確か最終目的はそれだったはずですがw)の方面がすっきりしないのが何とも。基本は1話簡潔で、引きずるのは貴和絡みだけで進行した方が良かったかも・・と思われないような展開が出来るのでしょうか。三木事務所のような存在になれるかどうか。
CAST
古美門研介 堺雅人
黛真知子 新垣結衣
服部 里見浩太朗
加賀蘭丸 田口淳之介
三木長一郎 生瀬勝久
沢地君江 小池栄子
井手孝雄 矢野聖人
羽生晴樹 岡田将生
本田ジェーン 黒木華
磯貝邦光 古舘寛治
醍醐実 松平健
安藤貴和 小雪
古美門清蔵 中村敦夫

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