Dr.HOUSE/ドクター・ハウス シーズン8 第20話 感想

第20話 親友の願い Post Mortem
公式HPよりあらすじ
剖検中に自分の脳を切り開こうとしたトライバー医師が入院。同僚のミスをすべて把握しているトライバーは、ハウスの診断しか受けつけないと言うが、当のハウスはスポーツカーを買ったウィルソンに連れられて2人旅に出てしまう。そこでチェイスはハウスが不在であることを隠し、自分を毛嫌いしているトライバーを診断することに。一方、3日後の検査で運命が決まるウィルソンは、別人になりきって珍道中を楽しむ。
「俺はカイルがいなくていい」
それは裏返せばウィルソン先生にいて欲しいという事。そんな言い方しか出来ないハウス先生の性格を理解しているウィルソン先生。余命五ヶ月のウィルソン先生の頼みで旅に出る二人。面白くてやがて哀しき・・二人の最後の珍道中。
ハウスとウィルソン、チェイスとトライバー
今回はこの二組の物語が並行していきます
真っ赤なスポーツカーを買い、カイルという別の人間になったふりをするウィルソン先生。口では皮肉を言いながらも、病身の彼を気遣い、無茶に付き合うハウス先生。保護観察の身で州外に出たらまた刑務所に戻らねばならぬ事を知りながら。
ハウスのチームの席を争い、チェイスに負けたトライバー。それはチェイスの高名な医師である父親がハウスに電話をかけて頼んだせいで、自分が劣っていたわけではないとチェイスを逆恨みしているトライバー。ハウスの性格を考えると、そんな電話があったら返ってヘソを曲げて採用しないと思うのですが。
それはともかく、他の医師のミスを見つける事で自分の優秀さを訴えるトライバーが信用するのはハウスだけ。それだけハウスが優秀な医師であると認めているわけですが。しかしハウス先生は無断欠勤でウィルソン先生とドライブ中、ハウス先生の指示だと嘘をついて治療にあたるチェイス達。バレないというチェイスですが、正しい事大好きで自己満足のためなら仲間を売るのもためらわない人がチームにいるわけで。すぐにフォアマンの知る所になりますが。
チェイスはトライバーとのやりとりの中で、先へ進む決心を。
最終回の直前だというのに、チェイスが離脱。唯一最後までハウス先生から離れられなかった彼が身の振り方を決めたというのも、それはそれでファイナルにはふさわしいかも。

無茶なステーキの大食いに挑戦したり、3Pを試みてサイフを取られたり、ウィルソン先生の切ない暴走が続きます。あげくはて買ったばかりのスポーツカーも大破(その引き金となったのは霊柩車が目の前を通ったから。死を忘れようとした旅の矢先にそんなものに出会ったら(^^;)。そんな暴走を複雑な思いで見守るハウス先生。
結局、カイルでいる事を捨てて、かつてあこがれたスターに会いにいく事をやめて、アルツハイマーの老婆に付き添う事を選んだウィルソン先生。やさしいのですよね、ウィルソン先生は。これまでもずっと患者さんの苦しみに付き添って、彼らの記念品を部屋に飾ってある人ですから。ウィルソン先生の白状したカイルの正体も切ない。でもそれもウィルソン先生には大事な思い出。
そして「俺はカイルがいなくていい」というハウス先生。
ハウス先生もウィルソン先生も互いに腹を立てあいながらも、最後の最後には信頼出来る相手は奴しかいないと思っているのですよね。これはBLじゃあありませんよ、友情っていうのです。最近はあらためてそういわないと通じない、困った世の中になったものです。
三日後・・ウィルソン先生の検査結果が。
いつもの軽口がふっつりと途切れて、とても嘘をつくのが上手なハウス先生が動揺を隠せないとは。
FOXTVにて視聴
CAST
グレゴリー・ハウス ヒュー・ローリー 木下浩之
ジェームズ・ウィルソン ロバート・ショーン・レナード 蓮池龍三
リサ・カディ リサ・エデルシュタイン 仲村かおり
エリック・フォアマン オマー・エップス 勝沼紀義
アリソン・キャメロン ジェニファー・モリソン 藤本教子
ロバート・チェイス ジェシー・スペンサー 興津和幸
クリス・タウブ ピーター・ジェイコブソン 岡哲也
レミー・ハドリー オリヴィア・ワイルド タルタエリ
ジェシカ・アダムズ オデット・アナブル
チ・パク シャーリーン・イー

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