ブラックリスト 第2話 フリーランサー The Freelancer(NO. 145)

床の下に隠されていた夫トムの秘密。リズの選んだ道は・・
公式HPよりあらすじ
レッドとリズの聞き取り調査が始まる。レッドは、当日11時にある場所で大惨事が起きると予言し、引き続き免責を要求するも司法省は認めず。すると11時にその場所で列車事故が起き、何十名もの死者が出る。
脱獄不可能な海の上の移動する刑務所に閉じ込められたレッド、だが尋問のために連れ出され、FBIへと護送される。その物々しさを楽しんでいるようなレッド。リズはまだレッドとの関係を疑われたまま。FBIの捜査では、夫の正体はわからない。FBIの調べでは善良な市民としか。
列車事故の犯人はフリーランサー。彼は標的を殺す為に大規模な事故を起こし、偶然そこに居合わせて死んだように見せかけるのが手口。そのために無関係な人々も大量に死ぬ。レッドは今回の標的が人身売買撲滅運動家のフロリアナ・カンポだという。

単にリストの人物を教えて逮捕させるのではなく、どうやら確実に始末するように仕向けるのがレッドのやり方。FBIは彼の巧妙な作戦にやられっぱなし。何でもリズの責任にしたがりますが、あれだけ大勢の人間を動員しても、肝心な事は何ひとつ(犯人の逃走経路の予測など)手配していない手際の悪さ。
偽善者の化けの皮をはがして、売買されそうになった少女達を保護。何も正義、正義と突っ張るだけが方法ではないだろう?という内容。とにかくリズは人にぐっさりとペンを突き立てるのが好きそう。まったく躊躇しない。ある意味、怖い。怖いといえばCIA。女性エージェントが犯人の負傷部位を痛めつける拷問で自白させる。なぜFBIの長官がCIAのエージェントと親しいのか、それもFBIの部下よりも信頼しているのか、このあたりもレッドが暴いてくれるかも。
高級レストランでも安い中華店でも同じようにふるまうと、リズはレッドをプロファイルする。だが中華料理屋でのレッドは高級フランス料理店よりも陽気で楽しそう。通り一遍のプロファイルでは理解不可能な男。
通報するか、夫を問いただすかのどちらも選ばず、元通りに秘密は床下へ。真実は不明のまま、新しいカーペットで覆い隠された。夫はリズが気づいたとは知らずに退院。
冒頭の刑務所船からヘリコプターで連れ出される場面他、TVにしては凝った作り。いつもかすかに笑みを浮かべたような顔で、すべてを思い通りに操っていくレッド。ギミックの多い脚本も面白かった回。

フロリアナ・カンポ役にイザベラ・ロッセリーニ。なかなか贅沢な女優さんの使い方です。
THE BLACKLIST
レイモンド・“レッド”・レディントン ジェームズ・スペイダー
Raymond "Red" Reddington James Spader 大塚芳忠
エリザベス・キーン メーガン・ブーン
Elizabeth Keen Megan Boone 甲斐田裕子
ドナルド・レスラー ディエゴ・クラテンホフ
Donald Ressler Diego Klattenhoff 宮内敦士
ハロルド・クーパー ハリー・レニックス
Harold Cooper Harry Lennix 山野井仁
トム・キーン ライアン・エッゴールド
Tom Keen Ryan Eggold 荻野晴朗

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