NCIS:LA 極秘潜入捜査班 season3 第16-19話 感想

ケンジーの父親は殺されたのか？黒幕は副局長？

第16話　父親 Blye, K.

抜群のスタイルを誇るケンジー・ブライがいきなりグレンジャーに呼び出され事情聴取を受ける。ハワイからＬＡへ来た元海兵隊のブレイク曹長が、自動車事故で死亡。グレンジャーは、ブレイクと最後に話した人間としてケンジーを疑っていた。ケンジーは父親ドナルド・ブライの死について同じ狙撃班にいた仲間達の話を聞いていたが、ジェイ・フィッシャーを除いて全員が交通事故で死亡していた。なお、へティは何でも知っている。

第17話　父親2 Blye, K. Part 2

狙撃手に撃たれたケンジー。ケンジーが狙撃された会合の日時を知るのはカレンたちの他にはグレンジャーしかいない。ヘティが事情を聞くと、意外な真実が分かる。なおへティは「NCIS:LAの良心」だった。

ケンジーの父親絡みの前後編。グレンジャーがやって来た真の理由が解る。執拗にケンジーを追い詰めるグレンジャー。局内も掌握、ヘティの手出しを出来ないようにする。ケンジーが拘束中も殺人事件が起きて疑いは晴れたものの、ケンジーは逃走する。チームはケンジーの味方、だが彼女はチームに迷惑をかけないために単独行動。誰が敵で誰が味方か、ケンジーが狙撃されて前半のエンドという作りはベタだが盛り上がる。結局、グレンジャーも悪い人ではないにしたいのはわかるけれど、ここは何処までも憎まれ役の極悪人で、ケンジーに殺された方が見る方としては爽快感があっただろう。まだまだ居座るグレンジャーに露骨に嫌な顔をするヘティｗ

なお、ケンジーの母親は超美人で色気ムンムン、思わずカレンが見とれてましたw


第18話　身売 The Dragon And The Fairy

ベトナム領事館に助けを求めていた青年が車から発砲される。命は助かったが、混乱していて本人の身元が分からない。“ジェームス・クリアリー、アメリカ海兵隊”と書かれたメモを彼は持っていた。そこへ雇い主を名乗るイェンが来て、男はトゥアン・グエンだと判明。ベトナム領事館では先週も手りゅう弾が投げ込まれており、国際会議を控えていたためＮＣＩＳが捜査に乗り出す。なおベトナム戦争の記憶を語るへティだった。

奴隷と搾取の話。そしてベトナム戦争の傷跡。金持ちになる為に自国民を騙して連れて来てこき使う。彼らには同胞愛よりも愛国心よりもカネ。カネカネカネの亡者が権力を握る事を快く思わない国民もいる。ここはアメリカなので他国の民主化闘争はあっさりと。元アメリカ兵とベトナム妻と出来ちゃった娘、孫の存在。人身売買はどこにでもある、吐き捨てるように元アメリカ兵は言うが、彼らはアメリカで働かされている現状を、自分のベトナム娘と孫がその犠牲になってしまったのを、どう折り合いをつけているのだろう。


第19話　大義 Vengeance

ロス・カリトス訓練基地の着弾ゾーンでアーロン・パウエル少尉の遺体が見つかる。早速捜査に入るカレンのチーム。ドラッグをやっているという噂のある彼は自ら着弾ゾーンに入って寝込んだと思われていたが、刺し傷が見つかり他殺の可能性が出てくる。なお、頼れる女性へティは決断！

サム絡みのお得意のSEALsは特別というアレ。捕虜を救うためなら、同国人を殺しても不問なのが当たり前という世界。何処かおかしい、殺された命も捕虜の命も同じ命という理屈は成り立たない世界。「祖国のため」を口にしながら、口裏を合わせて彼女を寝取った男を殺す。万能の免罪符を持った男達。サムの独断に怒りのヘティ。裏切ったのはよそ者で、サムの仲間は万歳御国のために無罪放免。ヘティもサムの判断を賞賛するのが不自然。そうしないと何処から圧力がドラマにかかるとでも言いたいような不自然さ。




NCIS: Los Angeles

G・カレン / クリス・オドネル 森川智之
サム・ハンナ / LL・クール・J 大川透
ケンジー・ブライ / ダニエラ・ルアー 田中敦子
ヘンリエッタ・ラング / リンダ・ハント 一城みゆ希
エリック・ビール / バーレット・フォア 保村真
ネイト・ゲッツ / ピーター・キャンバー 神奈延年
マーティ・ディークス / エリック・クリスチャン・オルセン 坪井智浩
ネル・ジョーンズ / レネー・フェリス・スミス 川澄綾子
レオン・ヴァンス / ロッキー・キャロル　中村秀利
ドミニク・ヴェイル / アダム・ジャマル・クレイグ 小田柿悠
アビー・シュート / ポーリー・ペレット 葛城七穂
ローレン・ハンター / クレア・フォーラニ 加藤優子
オーエン・グレンジャー / ミゲル・フェラー


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