BONES -骨は語る- シーズン8 Vol.10-12

第10巻
第19(161)話 終末に備える人 The Doom in the Gloom
ある小屋で爆発が起き、女性の焼死体が見つかる。被害者は元軍人。同僚とのケンカが原因で除隊処分になっていた。彼女は世界の終焉に備えるプレッパーで、遺体には銃創があり、脚には手製の砲弾で撃たれた古傷があった。また梅毒にかかっていたことも露見する。そんな中、地下壕で特殊な訓練を行うプレッパーのグループの存在が明らかに。リーダーの医師が浮上する。一方スイーツはついにブレナンたちの家を出ることになるが…。
世界の終焉が来る前に、自分で自分の人生を破滅させてしまった人々。思い込みが起こした本末転倒の殺人事件。凡人と違って自分の人生をコントロールしようと思った自分達は偉い=神とでも思い込んでしまったらしい。神から見ればくだらない浮気と嫉妬が原因だが。スイーツがやっと新居を見つける。ブースも驚く新しい同居人達。ボーンズは美味しいブルーベリーマフィンや珈琲、何よりもクリスティンの子守がいなくなるのを寂しがる。
第20(162)話 胃の中のダイヤ The Blood from the Stones
空き地に放置された車から乾燥し顔が変形した遺体が見つかる。胃からは大量のダイヤモンドが出現。復顔により被害者は宝石店の警備員と判明する。だが店を訪ねたブレナンとブースは、店主の話から彼が潜入捜査官だったことを知る。彼の上司や妻から事情を聞くブース。一方ラボでは寄付を募るために宣伝用のビデオを作成することになり、ドキュメンタリー制作者のアンドリューがブレナンたちの調査を密着取材することになるが…。
被害者は潜入捜査をしていた警官ルーベンだった。警官の妻は上司のディンコはルーベンを出世の踏み台にしたという。ルーベンが追っていたのは二人組のATM強盗、大学生のマルコスとポーラだとわかる。ポーラは橋で現金をダイヤに替えようとしたが、売人にショットガンで脅され、足を撃たれたという。ルーベンは警察支給の38口径で撃たれていた。ディンコはマルコスに「何も話すな」と詰め寄っていた。犯人は唐突過ぎる展開。ディンコの行動は説明されないまま。キャロリン・ジュリアン検事とドキュメンタリー撮影に来ていたアンドリュー・ジャーシックが良い雰囲気に。どんどんとカップルが誕生するシーズンです。
第11巻
第21(163)話 法廷ゲームの結末 The Maiden in the Mushrooms
廃虚ビルの中でキノコに覆われた女性の遺体が見つかる。復顔により被害者は「市民法廷」というテレビ番組のプロデューサーと判明。ブレナンとブースは収録スタジオに出向き、彼女の後輩や法廷の判事、恋人だった廷吏などから事情を聞く。番組は過激な言い争いが人気で、被害者は敗訴した大勢の出演者たちから恨まれていた。一方ブレナンはクリスティンが託児所で友達をかんだと聞かされ、娘の無実を証明しようと躍起になるが…。
ボーンズはクリスティンが他の子を噛んだと託児所で言われ、何とか娘の無実を証明しようと奔走するボーンズ、周囲は呆れ顔。そんなボーンズの姿とTVで人気の似非法廷番組のプロデューサーの殺人事件を絡めての展開が面白い。亡くなったフィンの祖母の作った最後のホットソースを食べてしまったホッジンズ、ソースを何とか再生しようとするが、隠し味の”愛”は無理だとフィンに拒絶される。だが諦めないホッジンズは祖母の隠し味がギニアショウガだと分析、ソースの味を再現する。ホッジンズの頑張りとソースの味にフィンも喜ぶ。そしてソースは有名レストランへの売り込みに成功。ペラントの策略で全財産を失ったホッジンズ家の家計の足しになるのか。というか、銀行から全財産が消えたのがペラントの仕業と解っているのに、訴える事は出来ないままなのだろうか。
第22(164)話 許しのとき The Party in the Pants
ビルの解体現場で腐乱死体が見つかる。ブレナンたちは服装から男性ストリッパーと推定。脚のインプラントの製造番号から被害者は投資会社に勤めながらストリップをしていた男性と判明する。会社の上司、ストリッパー仲間、恋人が浮上する中、紙幣に付いていた組織も明らかに。一方ブースのもとへ24年前に家を出た母親がやってくる。一度は母を受け入れるブースだが、彼女から再婚したいと聞かされ、過去の不満を爆発させて…。
ブースのオフィスに24年ぶりに生き別れの母親がやって来る。父と和解したブースは母親にも優しい。母親は夫の虐待から逃げ出したのだ。母親は歌手で全国を興行で回っていたらしい。ボーンズは彼女なりに母親をいたわる。愛人ピアニストのレジーと結婚するという。だが母親が他の男と子供達と幸せな人生を送って自分達の事を顧みなかった事実を知り、ブースは怒りを抑えられなくなる。被害者はジャック・スピンドラー、ダンコア投資に勤務する株式仲買人。被害者の服には1ドル札が沢山、ストリッパーのバイトの直後に殺されたらしい。ブラウント病をわずらっていた肥満児だったジャックは肉体のコンプレックスの裏返しで今はナルシストになっていた。上司のハリソンが捜索願を出していた。加齢で容姿の衰えた同僚のストリッパーのストームはジャックを憎んでいた。ストームを捕まえにいったブースはストリッパーと間違えられ、ズボンを下ろされる。ストリッパーについての論文を書いた経験のあるボーンズは興味津々。ウェンデル君にまでストリップを勧める。犯人は株で損をした人間。ブースとボーンズは母親の結婚式に出席、義理の父と弟と妹が増えた。
第12巻
第23(165)話 殺人ウイルスの恐怖 The Pathos in the Pathogens
感染性廃棄物の施設で発見された女性の死体がジェファソニアンに送られてくる。死因は謎の感染症。伝染病の大発生の危険もあるためラボは最低限の人員を残し閉鎖されることになる。疾病管理センターのジェイコブスもブレナンたちと一緒に調査を進める中、被害者は医療問題の記事を書くブロガーと判明。感染源は人為的に変異させられたウイルスだと分かる。そんな時、バジリが遺体でケガをし、感染症を発症。命の危機が迫る。
わざと遺棄された感染症の遺体、悪質な生物テロの疑い。防護服で分析にあたったボーンズ達の努力で被害者はミア・ギャレットと判明。ミアと婚約者のカールスはブロガーだった。ミアは馬のドーピング薬を調べていたが馬主フラーとデキていたので婚約者が疑われるがシロ。ミアは医療関連のウィルスの突然変異に関する危ないネタを追っていた。バジリ君が遺体に隠れていた注射針で怪我をして感染、カミールは取り乱すが、バジリ君は自分が事件解決の突破口だと冷静に言い張る。バジリ君の経過を観察しながらも心配する皆、特にカミール。バジリ君を現代医学で治そうとするカミール、民間療法や現地の薬草にヒントがないか調べるホッジンズとボーンズ。余命は最大4時間。ミアがインタビューしたバーク博士が変異株を作る研究をしており、以前バーク博士がいた研究所のソーン博士は彼女がウィルスを盗んだ疑いもあるという。ボーンズは骨の中で何かが増殖しているのを見つけ、ウィルスの他にボツリヌス細菌もミアに注射されたのがわかる。ボツリヌス菌の出所から真犯人が判明する。どこまでも自分の名誉しか考えない人間も自分が感染したとたんに弱気になって自白。ボーンズの本気が今回も事件を解決。
第24(166)話 悪魔の罠 The Secret in the Siege
ピクニック場で銃殺された男性の遺体が見つかる。スイーツは過去に自分が書いた論文との類似性を指摘。ハッカーの連続殺人犯ペラントが浮上する。被害者は退職したFBI捜査官と判明。10年前、あるカルト教団の強制捜査に関わっていたことが分かる。スイーツはペラントが教団の生き残りを利用し捜査官たちを殺そうとしていると推理。第2の被害者も出る。そんな中、ブレナンはついにブースとの結婚を決意しプロポーズするが…。
ボーンズ達の最大のライバルで最悪の殺人犯ペラント登場。被害者は元FBI捜査官アラン、ブースの新人時代の相棒。スイーツの論文に類似したやり口、ペラントの可能性が出て来る。FBIは総力をあげて捜査にかかるが、現場で出たがるウォルターズ捜査官とブースの間が険悪に。ペラントの影に誰もが苛立つ中、ボーンズはブースにプロポーズをする。その姿をペラントが見ていた。ペラントは代行人に人殺しをさせる。プロポーズで有頂天のブースは罠にはまる。何処へ行くかも言わずに出かけるとは、困った捜査官。FBIの犠牲になった父のふりをしてペラントが彼の娘にブースを誘い出させた。本部がその事に気づいたが、電話は妨害されてブースに繋がらない。ペラントのシステムにハッキングしたアンジェラは本当のターゲットはスイーツだと探り出す。ペラントのあらゆる妨害でスイーツは孤立、あわやの所をブースに救われる。ペラントはブースに電話をかけ、5人の命と引き換えにボーンズとの結婚をやめるように脅迫する。理由をボーンズに言わない事も約束させる。ブースは馬鹿正直なのでペラントに従う。もっと他の方法を考えればいいのに。ボーンズや他の人間の力を借りれば裏をかけるかも知れないのに。こういう所がブースの欠点、ペラントはよくよくブースを分析している。
CAST
テンペランス・ブレナン 法人類学者 エミリー・デシャネル 湯屋敦子
シーリー・ブース 捜査官 デヴィッド・ボレアナズ 木下浩之
アンジェラ・モンテネグロ ミカエラ・コンリン 北西純子
ザック・アディ エリック・ミレガン 青木誠
ジャック・ホッジンズ 博士 T・J・サイン 鈴木正和
カミール・サローヤン 博士 タマラ・テイラー 高橋理恵子
ランス・スイーツ 博士 ジョン・フランシス・デイリー 近藤隆
キャロリン・ジュリアン 検事 パトリシア・ベルチャー 磯辺万沙子
デイジー・ウィック 助手 Carla Gallo 斉藤梨絵
ウェンデル・ブライ 助手 Michael Grant Terry 真仲恵吾
クラーク・エジソン 助手 ユージン・バード 利根健太朗
コリン・フィッシャー 助手 ジョエル・ムーア 落合弘治
アラスト・バジリ 助手 ペジ・ヴァーダト
フィン・アバーナシー 助手 ルーク・クラインタンク
マシュー・ブレナン 父親 ライアン・オニール ふくまつ進紗 小山武宏

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