MOZU Season2～幻の翼～ 第4話 感想

イワン・タイラーとはコードネームに過ぎなかった。そして今、その名を名乗る者は？

公式HPよりあらすじ
池沢は今や和彦と汐里、共通のターゲットとなった。大杉は、鳴宮（伊藤淳史）の力で倉木の無実の証拠を見つけるが、池沢は相手にしない。倉木のためにも、自分のためにもグラークα作戦のヒントを掴もうと身を捨ててロシア人工作員に接触した美希の前に、倉木が現われた。そして警察上層部に不審を抱いた大杉も合流、３人はロシア人たちが集まるパーティーに潜入する。そこに現われたのは、東、そして、美希の最愛の……。

倉木さん、指名手配されているわりには、何処にでものこのこと出向いて来ますｗ

闇の中、青褪めた白と黒の世界で銃が冷たく光る。男達の視線は激しくぶつかり、拳が交差する。止めたいという思いと、止まらない思いがせめぎ合う。そういう作りは映画的。それでもやや甘い、それでもTVである事を思えば、日本である事を思えば、上出来。少なくとも今のTVドラマではここまで作れない。



廃墟、舞い落ちる白い羽根、羽ばたく音、瞬間移動する百舌。

これはやややり過ぎ。漫画チックになってしまった。もしアニメなら上手く再現出来たと思える絵コンテの具合。意欲的なのは認めるけれど。

大杉は、娘が「警察は信用出来ない」という言葉から、奮起して真相を闇に葬るまいと張り切るわけですが・・何というか、大杉はぶれ過ぎ。倉木を止めると息巻いていたのに、あっさりと協力してみたり。彼の信念は何処なのかと。鳴宮が手に入れた証拠を、一番渡すべきでない相手に渡してしまったり。その手の思慮の足りなさは自覚しているのか、警察組織そのものを変えるだけの才は自分にはないと言っていましたが。



身体を使ってスモロフから情報を得た美希。しかし寝た位で情報を本当にくれるのでしょうかね？嘘かも知れないのに。ダメもとという事なのでしょうが・・それだと美希が哀れ過ぎる。おまけに、気がある倉木に、睦言の録音を聞かせろとしつこく迫られて、渋々と聞かせるはめに。せめてイヤホンでと頼んだのが、彼女の精一杯の譲歩でしたが。まあ、まだまだ隠し事はあり、倉木は直接ロシア人スパイを捕まえて聞く事に。しかし・・くのいち＝身体で男をたぶらかすという図式は、ハニートラップとしてスパイの世界の常套手段とはいえ。真実は聞き出せなくても、そのとっかかりを作っただけでも、美希の受けた辱めは報われたと思いたい。

こういう時、煙草は良い小道具。

さすがの倉木も、美希が聞かせたがらなかった理由をわかったようで。その動揺を隠すのには、煙草を吸うのが一番ですよ。まあ、倉木さんは唐突に「なんであんな所に？」と驚くような高い所に登って煙草を吸っていたりもするし「とりあえず、煙草」の人ですけれど。

池沢が黒幕、室井の後釜を狙っていた。
津城さんの反応を見るとまだ裏がありそうですよ。

うーん・・池沢、どうも今ひとつ

室井ほどの威圧感も狂気もないのですよね。おそらく豹変も想定の範囲内。津城さんとどう絡むかで、その場の面白さが変わって来るとは思いますが。

東、楽しそう！！

途中から、単なるイカレたお兄さんになってからの東が楽しい。「ひゅーーー！」と叫びながら、ちょっと恐々飛び降りるのも楽しいｗアニメ化したら東の声は絶対遊佐浩二さんであって欲しいととてもとても強く、計り知れないほど強く感じました！！

後半、眼鏡倉木さんのサービスあり☆

次回はいよいよ最終回☆

TBSの方が回数が多かったので、何か物足りない思いがするのですが。駆け足で終わってしまうのでしょうか。懐かしのグリーン仁丹のお父さんが本当に伝説の名前を継いだのか？妻の真実に倉木はたどり着けるのか？百舌はどうなる？美希は？大杉は？汐里は？



監督　羽住英一郎
原作　逢坂剛　『百舌の叫ぶ夜』『幻の翼』
脚本　仁志光佑

警視庁公安部
倉木 尚武　西島秀俊
明星 美希　真木よう子
村西 悟演　阿部力
若松 忠久演　戸田昌宏
室井 玄　生瀬勝久
池沢 清春　佐野史郎

警視庁刑事部捜査第一課
大杉 良太　香川照之
村瀬 龍臣　鶴見辰吾

その他警察関係者
津城 俊輔　小日向文世
鳴宮 啓介　伊藤淳史

アテナセキュリティ
新谷 和彦　池松壮亮
赤井 信輝　田口浩正
里村演　村杉蝉之介
中神 甚　吉田鋼太郎
東 和夫　長谷川博己

倉木 千尋　石田ゆり子
筧 俊三　田中要次
来栖 利理演　奥貫薫
南 貴之演　染谷将太
中島 葵美　有村架純
森原 健吾　瑳川哲朗
明星 香織　音月桂
倉木 雫　小泉彩
明星 杏珠　篠川桃音
明星 胡桃　平澤宏々路

名波 汐里　蒼井優
明星 篠田三郎


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