映画「GODZILLA ゴジラ」(3D・吹替)感想

GODZILLA ゴジラ

ゴジラ、ちょっと見ない間に太った?w

1998年のローランド・エメリッヒ版の時はちょろちょろヒョロヒョロとトカゲ丸出しだったのに。今度はアメリカ滞在中にジャンクフードでも食べ過ぎたのか、かなりのメタボになって登場。浦沢直樹の日本版のポスターに比べるとかなり太め。

映画そのものは、及第点

ゴジラファイナルウォーズ【60周年記念版】 [DVD]

ゴジラ50周年の「ゴジラ FINAL WARS」という酷い代物に比べたら。過去の作品を蹂躙しまくり、北村一輝の顔芸とゴリ押しタレントの棒読みを押し付けられた、あの映画に比べれば・・・

この60周年のゴジラは幸せかも知れない。

真っ当に映画として作られた映画。少なくとも、現在の日本では絶対に作る事の出来ないクオリティの映画。その証拠が吹き替えにもある。枕かゴリ押しの声の下手な事、それだけでゲンナリしてしまった。せっかくの映画を平気で台無しに出来る映画業界は終わってる。

「パシフィック・リム」が日本で出来ないのと同様に。

勿論、往年の邦画の秀作に比べたら色々と言いたい事はある。でも末期ゴジラのセット丸出しの床をドンドンと怪獣が走って来てドンとぶつかるだけの、あの白ける怪獣プロレスではなく、映像として美しく工夫された戦闘シーンが見られただけでもうれしい。

ムービーモンスターシリーズ ムートー

ムートー (M.U.T.O.)
Massive Unidentified Terrestrial Organism (未確認巨大陸生生命体)


・・・だそうで。

ぶっちゃけ、ギャオスとカマキラスと使徒をミックスした感じ。

人間ドラマは・・中途半端

芹沢猪四郎というオマージュを詰め込み過ぎの名前の博士が、期待したよりも空気なのが拍子抜け。何もしない、いてもいなくてもいい、ただ見ているだけの存在。おそらく、まったくの米国作品ではなく日本のゴジラとの関連があるのだと思って欲しいが為の存在なのかも知れない。渡辺謙を使っての宣伝効果の意味もあったろう。空気ではあっても、少なくともゴリ押し吹替のタレントよりは映画に貢献している。

お母さんもお父さんも、死ぬ意味があまりない。両親の死と息子の行動との結びつきが弱い。

しかし、アメリカ女性は息子よりも男を選ぶのですよね。こんな非常時に、大して親しくもなさそうな同僚に息子をあっさりと預けて行ってしまうのですから。ここが日本的な感覚だと、父親が戻るまで絶対に手放さず、身を挺しても我が子を守ろうとするのではないかと。

それはともかく・・・

放射能に関しても?な事ばかり。

ムートーは、死んでしまうと体内の放射能が放出されて危険だから、殺さずに閉じ込めておいたはず。ムートーが死んだ周辺は放射能で危険なはずですよね。まあ、ゴジラが天然コスモクリーナーなので、どんな放射能でも吸い取ってくれるという事なのでしょうか。

ゴジラ(昭和29年度作品) [60周年記念版] [DVD]

第一作を大切にしているという事でしたが、やはり「リメンバー・パールハーバー」の国に「ノーモア・ヒロシマ」の内容は作れなかったですね。たとえ、芹沢博士がヒロシマの原爆で死んだ父親の形見の時計をサラトガの提督に見せたとしても。(もっとも今の日本は東○やら原発でgdgd。主張した所で説得力が無いけれど)

ゴジラは人類の愚かさの塊、戦争や恐怖の化身でもなく、単に自分が生態系の最強である事を証明するためだけにやって来る。「俺tueeee!!!!!」をやるためにだけ、わざわざ海を越えてやって来る。人類の事など、知ったこっちゃないのです。

GODZILLA ゴジラ オリジナル・サウンドトラック

音楽はまったく印象に残らず。

伊福部音楽が懐かしくないと言ったら嘘になるけれど、まったく別物と考えれば、お馴染みの音楽を使わなくて正解かも。

たぶん特撮好きだったら、何度でも見直したい映画。巨大な怪物や大掛かりな特撮に餓えていた人々には。手前に物を置いて奥にいる怪獣を巨大に見せるなど、円谷伝統の手法に胸が熱くなる人々には。そういう人々には、うれしいおもちゃ箱のような映画。

ゴジラ、泳ぐのが上手くなったね☆

Godzilla

監督 ギャレス・エドワーズ
脚本 マックス・ボレンスタイン フランク・ダラボン デヴィッド・キャラハム ドリュー・ピアース デヴィッド・S・ゴイヤー
音楽 アレクサンドル・デスプラ
製作会社 レジェンダリー・ピクチャーズ  ディストラプション・エンターテインメント
配給 ワーナー・ブラザーズ 東宝

フォード・ブロディ大尉 アーロン・テイラー=ジョンソン 
芹沢猪四郎博士 渡辺謙
ジョー・ブロディ ブライアン・クランストン 原康義
エル・ブロディ エリザベス・オルセン 波瑠
サム・ブロディ カーソン・ボルド 櫻井優輝
ヴィヴィアン・グレアム博士 サリー・ホーキンス 高橋理恵子
サンドラ・ブロディ ジュリエット・ビノシュ 山像かおり
ウィリアム・ステンツ提督 デヴィッド・ストラザーン 佐々木勝彦
ラッセル・ハンプトン大佐 リチャード・T・ジョーンズ 乃村健次
トレ・モラレス軍曹 ヴィクター・ラサック 櫻井トオル


三大怪獣 地球最大の決戦 [DVD]

続編決定で、東宝様のご好意でモスラ、ラドン、キングギドラが出演する予定とか。「三大怪獣 地球最大の決戦」のリメイクになるのでしょうか。

日本の描写は、いつもの”なんちゃって日本”。インターナショナルスクールのバスの横に「国際学級」って(^^;おそらく普通は「International school」と英語で書いてあるか、学校の名前か、百歩譲ってカタカナだよね?w

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