映画「るろうに剣心 京都大火編」感想

ジャンプ系ヒロインは、どうして主人公の足を引っ張る事しかしないのだろう。

無知で無能で天然で可愛くて胸が大きくてミニでたまにおパンツ係というのが、ほとんどの典型。無理に数合わせに女性を大臣にしても、漫画のヒロインがこういう青少年の劣情に都合の良いタイプであるうちは、男女平等など絶対に来ないだろう。

ストーカー体質も多い。「来るな」といわれても「来ちゃった、テヘ」。その裏にあるのは（こんなにもアナタの事を思ってるのよ）という自己顕示欲のみ。そのために主人公が窮地に陥ったとしても、まったく責任を感じないどころか「私のために闘ってくれるなんて素敵！」位にしか思っていない。だから敵にさらわれて、主人公に助けに来てもらって「ああ、あの人は私を愛してくれてるのね！」と自己陶酔。

今回は、力不足で危ないというのに無理に参戦、さらわれたあげくに、絶体絶命の中にいる主人公に、更に手足を縛るように、自分の考えを押し付ける。現実を見ようとしない夢見る夢子ちゃんには、「私の彼＝理想の人」から逸脱するのが許せないのだ。彼が死にかけているのに、彼の無事よりも自分の理想が汚されるのが嫌なのだ。何という自己中。

まあ、この手のヒロインばかりだ。最近ではBLEACHの織姫がその典型だったが。

それはともかく・・・



前作よりも更に面白くなっていました！！

漫画やアニメの実写化のほとんどが噴飯物のチープな駄作であったのは、無能で観客を見下した連中が「適当に作って宣伝だけバンバンすれば馬鹿は見に来るだろう」程度で作っていたのだろう。実際にそれで儲かっていた。ところが観客もだんだん騙されなくなって来た。作る側にも、そんなゴミを果てしなく生産する無意味さに気づいた人間が出て来たのかも知れない。まともな映画を作りたいと願う人々が権力を得られるチャンスが出来たのかも知れない。

そんな事を思いたくなるほど「るろ剣」の実写は映画として面白かった。

細かい事は色々あるが、話のテンポも殺陣も見せ場も作り手の意欲が伝わって来る。凄いものを見せてやるという思いが伝わって来る。全体の雰囲気は「劇団☆新感線」を見ているようで目新しさはないが、「るろ剣」を実写として面白く見せるために、新感線風の世界を作る選択をしたとしても、それはこの映画に限っては正解だった。

「伝説の最期編」も早く見たい！！




面白かったのは前作と違って”やりすぎなかった”点にある。志々雄真実の藤原竜也はやはり良い役者だ。自分の存在感を出しつつ、世界全体を壊さず、程好いバランスを見極めている。自分の立ち位置を的確に掴んでいる。前作の武田観柳とは大違いだ。



斉藤さん、素敵でしたが、斎藤さんというより、どこか銀魂の土方さんが入っていたようなｗ



主題歌　ONE OK ROCK　「Mighty Long Fall」

RUROUNI KENSHIN　 Kyoto Inferno

STAFF
監督　大友啓史
脚本　藤井清美　 大友啓史
原作　和月伸宏 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』
製作　上木則安 畠中達郎 茨木政彦 高橋誠 宮本直人
製作総指揮　ウィリアム・アイアトン
音楽　佐藤直紀
撮影　石坂拓郎
編集　今井剛
製作会社　「るろうに剣心 京都大火 / 伝説の最期」製作委員会　ワーナー・ブラザース映画
配給　ワーナー・ブラザース映画

CAST
緋村剣心　佐藤健
神谷薫　武井咲
四乃森蒼紫　伊勢谷友介
相楽左之助　青木崇高
高荷恵　蒼井優
瀬田宗次郎　神木隆之介
大久保利通　宮沢和史
巻町操　土屋太鳳
明神弥彦　大八木凱斗
佐渡島方治　滝藤賢一
沢下条張　三浦涼介
悠久山安慈　丸山智己
駒形由美　高橋メアリージュン
川路利良　小市慢太郎
高野　眞島秀和
新井青空　渡辺大
新井赤空　中村達也
魚沼宇水　村田充
本条鎌足　屋敷紘子
刈羽蝙也　原勇弥
夷腕坊　山田崇夫
不二　山口航太
才槌　島津健太郎
黒尉　小久保丈二
白尉　佐藤滋
増髪　江田結香
近江女　別府あゆみ
新井梓　西原亜希
新井伊織　蓮沼誠希、細川愉楽多
三島栄次　田端瑛
三島栄一郎　淵上泰史
翁（柏崎念至） 田中泯
清里明良　窪田正孝
比古清十郎　福山雅治
斎藤一　江口洋介
志々雄真実　藤原竜也

田中泯さんの激闘が素晴らしかった！！！

渡辺大、お父さんにそっくり。芸風も似て来た・・というか、お父さんが変わらず息子が追いついたような。

佐藤健のまつ毛はエクステ40本コースかなｗ


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