(終)ST 赤と白の捜査ファイル 第10話 感想

桃太郎の鬼退治、次の標的は赤城?それとも百合根?
公式HPよりあらすじ
桃太郎の鬼退治と称して正義の味方を気取った連続殺人事件が発生する。被害者はいずれも世間的に悪人とされる人物であり、一連の事件は警察に代わって悪を裁こうとする組織が起こしたものだった。犯人グループの一人、三枝俊郎(渡部篤郎)は大胆にも赤城左門(藤原竜也)を呼び出し、「次に狙われるのは百合根友久(岡田将生)か赤城」と、ヒントを与える。赤城は次のターゲットが百合根だと推理し、焦り始める一方で自分の中で芽生え始めた“人を殺す気持ちが知りたい”という葛藤に悩み苦しむ??。ラボに戻り、青山翔(志田未来)にプロファイリングを聞くと、犯人グループは社会に正義をアピールしたいという一方で自殺願望があるという。また赤城は犯人グループが被害者を拉致した場所に残す“五芒星”の意味を推理し、名前のどこかに「土」「水」「火」「金」「木」が付く人物が順番に殺されていることを解き明かす。そして次は「木」が付く名前の人物。赤城は次のターゲットが百合根だと改めて確信し、三枝に接触を試みるが時すでに遅く、三枝は百合根を呼び出していた。カフェ3に行った百合根は拳銃を突きつけられ…そして悲劇は起きる―。果たして赤城は百合根を救うことは出来るのか!? そして赤城はもう一人の自分の暴走を止める事は出来るのか!? 最後にたどり着く答えとは―。
キャップからミスター、そして貴様(^^;
呼び名がどんどんと変わる百合根
「自立しなきゃ、キャップから」
そんな呼び名の裏側には、キャップに依存している彼らの寂しさと不安があった。青山の言葉が皆の気持ち。
三枝のヒントと陰陽五行・・百合根を思った赤城だが・・埼玉県警の関本警部補が連れ去られた。関本は悪事を働いた形跡はない。なぜ連れ去られたのか?殺人が日常となった刑事の生活に疲れ果てていた関本。

「桃太郎は侵略者」
それは三枝さんの親友が教えてくれた言葉。
STを作ったのは赤城達の居場所を作るため、そしてもっと多くの人達に警察というものを信じてもらいたかったから。三枝さんに呼び出されて休業中の「cafe3」へひとりやって来た百合根。三枝さんは桃太郎の伝説を語る。一方その頃、STの面々は3ヶ月前にもモモタロウ事件が起きていた事と三枝さんの3ヶ月前に退職の関連に気がついた。

百合根撃たれる!!!!
ガッキーに詰め込まれて運ばれる百合根
ガッキー、最終回は大盤振舞いの大活躍です
また腕ですが・・池田といい、腕を撃たれるのが好きな番組なのでしょうか。駆けつけた赤城はガッキーのケースをつけた百合根の携帯を発見する。ドアには血で描かれた五芒星、黒崎は”キャップの血”だという。
世直しでも何でもなかった。好きだった婦人警官を殺された私怨でしかなかった。それが自称正義の正体。
15年前、関本が証拠をでっち上げたのがバレて裁判で容疑者は無罪になった。そのせいで婦人警官がレイプされて殺されたと湯原はいう。関本を悪人だと決め詰める湯原。すっかり腐りきった湯原と関本は仲間だった。
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三枝さんが本当に退治したかったのは
鬼ではなく偽りの正義をかたるモモタロウの方
赤城よりも自分の方が頭がいいと豪語する湯原
あーーー、この時点でアレです、残念だぁです、死亡フラグ過ぎるセリフじゃないですかw
「人を殺せば、謎はとける」
人を殺す怪物の気持ちを知りたいから、謎解きに執着する。それが赤城だと湯原はいうが、百合根は叫ぶ、それは違うと。ここは百合根の見せ場ですが「大親友」って、百合根も赤城さん同様に友達がいなかったのですね(^^;オイ
百合根の首を絞め、自分を撃つように命令する湯原。赤城に殺されれば、自分は警察に勝った神になれる、正義の味方として市民に祭り上げられ、警察の威信は地に落ち、私刑が世間で正当化される。(Twitterらしき軽い言葉で彼らを褒め称える文字が流れる場面が良い効果になっていたね。そう、そんな軽い正義。無反省な悪意のかたる偽”正義”)
「アーーーーーーッ!!!!!」来ました!!!w
三枝がもらした言葉から赤城は真相にたどりついた。
湯原の前で「アーーー!!」する赤城。すべての発端は湯原の自責の念。
最後もまたもう一回腕ですよ。腕を撃たれて最後っぽい告白をされても白けるだけです。これはどうにか出来なかったのでしょうか。自主規制とか、そんなのかな?と思ったら、やっぱりそこはしっかり赤城さんがツッコミました(´∀`)!!
三枝さんは潜入捜査、上と三枝さんとで湯原を捕まえるために。何も知らされていなかった松戸はちょっとムっとしますが、三枝さんの自分への信頼の厚さに機嫌をなおした様子。

同期で腕を吊って、並ぶ百合根と池田。ペアルック?W
ほのぼのと終わると思ったら・・・
赤城さんが逮捕された!?
映画への引きもしっかりの最終回でした!!!!
劇場版ありきなのも頷ける面白さに仕上がっていましたが、私には今ひとつ百合根がそこまでSTの面々を引きつける魅力があるとは感じなかったのですよねえ。赤城さんの腰ぎんちゃくしかやっていないイメージ。それでもSTの個性的な面々、刑事さん達もそれぞれにキャラ色が出ていたし、百合根とST組の賑やかな場面と三枝さんのcafe3の静かな場面とのメリハリも効いていたし、楽しませてもらいました!!
映画も期待していいかな。

STAFF
演出 佐藤東弥
原作 今野敏「ST 警視庁科学特捜班」シリーズ
脚本 渡辺雄
CAST
赤城 左門 藤原竜也
百合根 友久 岡田将生
青山 翔 志田未来
結城 翠 芦名星
黒崎 勇治 窪田正孝
山吹才蔵 三宅弘城
筒井桃子 柴本幸
池田厚作 林遣都
菊川 吾郎 田中哲司
松戸紫織 瀬戸朝香
三枝俊郎 渡部篤郎

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