(新)深夜食堂3 第一話(第二十一話)「メンチカツ」

この店は味は濃い目だろうな、と思う
少しだけ人よりも多く涙や汗を流した人達が通う店だから
公式HPよりあらすじ
繁華街の片隅の小さな食堂。営業時間は夜の十二時から朝の七時頃まで。人呼んで「深夜食堂」。メニューは豚汁定食にビール、酒、焼酎、それだけ。あとは勝手に注文すれば、できるものならマスター(小林薫)が出してくれる。今夜も、小寿々(綾田俊樹)や忠さん(不破万作)たち、お馴染みの面々が、めしやで話に花を咲かせている。ある日の夜、8年前に夫を亡くした歌手のかしまみさお(美保純)が、ひさしぶりに店にやってきた。夫の大好きだったマスターのメンチカツを食べたみさおは泣き崩れる。仕事上でもパートナーだった夫が作詞作曲した「何も言わないで」は、今でもみさおの代表曲として人の心に残っている。しかし、夫の死後みさおは人前で歌うことができず、家に籠っていたのだった。そんな中、常連客である料理評論家の戸山(岩松了)の妻、清子(渡辺真起子)が入院する。病床の妻の願いは、みさおの「何も言わないで」を聴くことだった。妻のため、戸山はみさおにもう一度歌ってもらいたいと懇願する。
出演:小林薫 美保純 岩松了 渡辺真起子
演歌の世界・・
この店は味は濃い目だろうな、と思う
少しだけ人よりも多く涙や汗を流した人達が通う店だから
マスターの煙草の煙の向こうに
今時はすっかり薄れてしまった人情が漂う店

良く並び称される「孤独のグルメ」が五郎さんというひとりの人間がひたすら自分の胃袋を満たそうとするドラマであるなら、こちらはマスターという人物がひたすら他人の胃袋を満たそうとする物語。どちらも食欲が満たされた時、心も満たされるのは似ているかも知れない。

冒頭のわびしい歌声が似合う
三文芝居には三文芝居の味がある
高級懐石にはない味が豚汁の鍋の中で煮えている

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