寄生獣 セイの格率 第5話 異邦人 感想

旅行中の両親の身に起きた悲劇。餌になる人間の少ない場所には”仲間”がいる確率は低いはずだったのに。だが、ゼロではなかった。
公式HPよりあらすじ
遅刻で道を急ぐ新一は、不良グループに絡まれている長井と遭遇する。長井を庇う新一。そこに現れる一人の女子高生、君嶋加奈。新一は里美の手当てを受け、二人は良い雰囲気になるも、旅行先では新一の両親の身に・・・。鳴り響く父からの一本の電話、ここから新一の過酷な物語が動き出す。
シナリオ:米村 正二 絵コンテ:高橋 亨 演出:又野弘道 作画監督:山崎展義
人間とミギー達の違い
”田宮良子”に「混じっている」と言われ、ムキになって”人間らしさ”を強調するかのように、イジメにあったクラスメートを救うために屑不良達に向かっていく新一。あの不良達はミギー的な解釈だと新一が美点としている人間的な善なる特性を持つ前の幼稚な段階で成長が止まってしまった不完全体といった所だろうか。
君嶋加奈にはミギー達を感知する能力があるらしい
彼女に警戒するように警告するミギー

パラサイトは最初に乗っ取った媒体に左右されるらしい
女だったモノは女にしか憑依出来ない
女の肉体を欲したパラサイト、そこにいたのが新一の母親
母親が乗っ取られた現実に向き合えず、ミギーを責める新一。どこまでもgdgdの新一、敵は待ってはくれない。自らミギーの動きをさまたげた新一を敵の一撃が貫く。人間と動物の違い、感情に流されて的確な判断が出来ない時がある。それを新一が証明したようなもの。皮肉な事に。
「ミギーのせい」ではなく、正確には「ミギーの同類のせい」だとミギーなら言うかも知れない。

原作 岩明均(講談社「アフタヌーン」所載)
企画 田村徹、田村学、成島誉
監督 清水健一
シリーズ構成 米村正二
キャラクターデザイン 平松禎史
音楽 Ken Arai
ミギー 平野綾
泉新一 島﨑信長
村野里美 花澤香菜
君嶋加奈 沢城みゆき
立川裕子 安野希世乃
鈴木アキホ 前田玲奈
田宮良子 田中敦子
浦上 吉野裕行
泉一之 相沢まさき
泉信子 笹井千恵子
長井和輝 浜添伸也
ミツオ:KENN
真樹子:芹澤 優
宇田守:鈴木琢磨
宇田のパラサイト:村瀬 歩
島田秀雄:石田 彰
広川剛志:水島 裕

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