相棒 season13 第11話 米沢守、最後の挨拶 感想

連続殺人の犯人は米沢さん!?
公式HPよりあらすじ
都内各地で同一犯による連続殺人と見られる事件が発生! 手掛かりは、3つの現場すべてに残されていた犯人と思しき人物のDNA。ところが、問題のDNAが、鑑識課の米沢(六角精児)のものであることが判明。鑑識がDNA採取用に使用している綿棒に、米沢の細胞が付着していたのだ。マスコミでも大々的に取り上げられている“連続殺人犯”が、警視庁内の鑑識にいたとなれば尋常ならざる事態。米沢は早々にクビを宣告される。右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)は、憔悴しきった米沢を放っておけず、独自の捜査を開始。米沢が師匠と仰ぐ鑑識課の係長・山崎(池田政典)も協力を申し出る。そんな中、右京たちは3つの現場から“共通の痕跡”を見つけ出すが、米沢は特命係に最後の挨拶にやってきて…!?連続殺人と見られる事件の犯人は米沢だった!?米沢は警察を去ることに…?特命係が“米沢守、最後の挨拶”を見届ける!
ゲスト:池田政典 大高洋夫 奥田恵梨華 藤井宏之 脚本:徳永富彦 監督:橋本一
嵌められた米沢さん!?
最初から怪しい上司達。科学が至上の鑑識が偶然で片付けようとはおかしいですねえ。米沢さんはスケープゴートにされた気配が濃厚。ミスリードのためとはいえ、課長が悪人面過ぎるのもやりすぎ。ここは少し抑えて欲しかったかも。良心の呵責が感じられる係長は米沢さんの師匠。ここは良い感じの引っ張り。
鑑識の早乙女さんが協力的。イタミン達も。
4件の現場にいずれも自宅から現場に直行していた米沢さん。鑑識車の中で着替えたので風邪を引いた。右京さん、それを聞いて・・4件とも米沢さんが何処の現場に行ったかか知っていたのは。
わざとマンションの入り口のインターフォンで「米沢さんははめられた、部屋を調べさせて欲しい」と話す右京さん。真犯人をあぶりだす計画。手に付着した繊維が証拠となって前科者になった男、仕事も人生も失ったのは警察のせいと逆恨みした男の犯行。
だが、4件目はやってないと犯人はいう。
事なかれ主義の刑事部長から退職を言い渡された米沢さん。4件目は自分のせいかもと。窓から吹き込んだ風の冷気でくしゃみをしたせいかもと・・それを聞いて現場の窓にこだわっていた右京さん、閃きました!!!
自分のミスで殺人事件の証拠を隠滅してしまった。自分の経歴に傷をつけないための犯行。鑑識の鑑と言われる重圧の中で神経がすりへっていった上司。3件の事件で米沢さんのクビが確定した米沢さんにミスを押し付けてしまおうと思った。
机の下からのアングル、足元だけの長回しなど、撮り方にも工夫が。
やはり本気で何とかせねばと追い込まれていたのでしょうかね、スタッフも。何とか巻き返そうとしている姿勢がやっと出て来たのかと。
カイト君、程好く力の抜けたお飾りに。
これはこれで良いのでしょう。あくまでも右京さんが中心なのですから。でもこれだと神戸と入れ替わってもまったく違和感のない描き方。チャラ男のお坊ちゃん、スッチーとイチャイチャ路線を完全に払拭してなかった事にして、キャラの設定が完全にリセットされてしまいましたね。相棒としての存在意義はどうなるのでしょうかねえ。無理は禁物とはいえ。うざったさが減ったのは歓迎です!

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