レバレッジ 詐欺師たちの流儀 LEVERAGE SEASON 5 vol.1-2
レバレッジ

ポートランドに隠れ家を移してチーム再始動。いよいよ彼らの活躍もファイナルシーズンへ。

第1巻

第1(63)話 巨大飛行艇と詐欺師たち The(Very)Big Bird Job

ポートランドに新たな拠点を置き再び集結したレバレッジチーム。コスト削減による空輸会社の墜落事故で夫を亡くした母子の賠償を得るため、CEOに巨額の飛行機を購入するよう仕向けることに。

今回の小道具(というか大道具?)は、スプルース・グース、トニー・スタークのモデルのハワード・ヒューズの作った世界最大の飛行機。コスト削減で整備の手抜きをさせて飛行機が墜落。その不祥事をもみ消したCEO。悪事の証拠を撮影したカメラは死亡した社員の娘のテディベアの中。取り替えそうとする会社側とチーム(というかエリオットの腕力)の攻防。ハワード・ヒューズ大好き社長を引っ掛けてあたかもを憧れのスプルース・グース操縦したように思わせるという趣向。でも無邪気にエンジンについて語ったりする社長があまり悪人に見えなかったのがマイナス。もっと復讐するに値する悪人として描いてくれないと。真犯人は部下の誰かで社長は知らなかったみたいな流れなら納得出来るけど。

初回の再結集のシーンがファンにはたまらない。また皆と一緒になって嬉しそうな笑顔のパーカー。何とハーディソンと「つきあっている」というが、その付き合い方がまた二人らしくていい。今度のアジトはビール醸造工場付のパブ。勝手にハーディソンが作った隠れ家なので、他のメンバーから不満の声が。エリオットの理由だけ「ビールに合う料理を作るのは難しい」とずれているのがおかしい。パブで料理をする気満々なのだ。そしてラストの意味深な会話。「いつか終わりが来る」というネイサン、ハーディソンに何をさせたのか。

第2(64)話 氷上の乱闘 The Blue Line Job

ある少年が、父親マルコを助けてほしいと依頼に訪れる。マルコはファイト専門のアイスホッケー選手で、体はすでにボロボロ。しかしチームオーナーが健康診断の結果を偽り、無理に試合を続けさせていた。マルコの命が危ないと知ったレバレッジチームは、彼を守るためにエリオットを選手として送り込む。そしてオーナーの真の目的を突き止め、架空の取引で大金を奪おうとするが、逆に出し抜かれてしまう。

今回もエリオットが頑張る。チームに潜り込み、マルコを殺させないために身体を張って守る。悪徳オーナーに一度は出し抜かれるものの、オーナーからチームを奪い、選手に譲渡させるネイサン達。ネイサンが熱狂的なアイスホッケーファンぶりを全開。ソフィーが呼び寄せた協力者が往年の名選手だと知るや満面の笑みでサインをもらったり。そこにはソフィーを巡る三角関係もあるのだが。ソフィーはネイサンにも明かさない秘密がまだまだ沢山ある。ネイサンの知りたいトロフィーの行方もそのひとつ。

第3(65)話 宇宙からのメッセージ The First Contact Job

雇い主に研究データを奪われ、信用まで失った男性が依頼に訪れる。ネイサンは雇い主カナックから大金をだまし取ると約束するが、腑に落ちない様子の依頼人。彼の本当の望みは別にあった。それをかなえるべくカナックに探りを入れると、地球外生命体とのコンタクトを試みていることが判明。レバレッジチームはニセの信号を送り、宇宙からのメッセージに見せかけて、カナックをぬか喜びさせ…。

社長に開発したエンジンのデータを奪われ、精神異常者のレッテルを貼られて解雇された男。ネイサンは大金を騙し取ると約束する。だが男が本当に欲しかったのは信頼の回復と研究を続けられる場所だった。ネイサンはそれに気づかず、ソフィーはネイサンが気づくのを待っていた。復讐=カネではない。カネよりも大事なものがある時もあるのだと。カナックを罠にはめて、宇宙人との交信に成功したと思わせる経緯を楽しむ回。いつも違うオタク青年を演じるエリオット。彼を舐めた警備員は皆ノックアウト。喜んでE.T.の真似をするパーカーが可愛い。ハーディソンの作り上げた星空の下でハーディソンの心臓を指差すシーンは、二人の間柄を伝える良い演出。


第2巻

第4(66)話 黒いダイヤモンド The French Connection Job

若者の更正を支援する調理師学校に新たな経営者が現れ、強制的に生徒たちを追い出し、セレブ学校に変えてしまう。しかも校内で麻薬取引を行い、それを目撃した講師のトビーは解雇に。トビーはエリオットの恩師で、生徒と学校を取り戻したいと相談に訪れる。そこでエリオットが新任講師として潜入し、麻薬と隠し金を探すが、取引していたのはまったく違う物だと判明。さらには新しいレストランの総料理長を任されてしまう。

料理関係のネタでトリュフ絡みなのでこの邦題。原題は有名映画へのオマージュだろうけれど。豪華な晩餐を楽しむ悪党どもを尻目に、主人公が味気ないホットドッグを齧るアレ。エリオットに「ナイフの別の使い道」を教えてくれた師匠を救う話。今のエリオットは人よりも野菜を切り刻む方が合っている。そうなったきっかけの人。隠れ家の仮の姿であるパブでもシェフとして本気を出し始めるエリオットが、講師として潜入した調理師学校でレストランのシェフに任命されてしまう。そこでも本気を発揮、ダメダメだった生徒達を率いてキッチンでも活躍。生徒達もいつしかエリオットの情熱で真面目に料理と取り組むようになる。襲って来る敵をなぎ倒しては、何もなかったかのように料理を続けるエリオットが楽しい。「自分には何もない」と落ち込んだパーカーが、ソフィーの助言でエリオットの料理を美味しいと思ったのをきっかけに「私にも感じられるんだ」と、今まで無感動だった心が動き出す。その時のパーカーの笑顔がいい。今まで泥棒する対象物でしかなかった美術品の美しさにも目覚めた気配。学費だけぼったくって生徒を放り出す内容に、タイムリーに話題だったニ○エイ調理専門学校を思い出す。

第5(67)話 チアリーダー保護法 The Gimmea K Street Job

チアリーダーが競技会場での練習中に落下し、重傷を負う。不十分な安全設備のせいだとして、大会を主催するPEPアスレチックスの過失を問いたいコーチは、レバレッジチームに協力を求める。しかし過失の証明は難しい上、競技チアの安全基準を定めているのはPEPに他ならなかった。チアは正式な競技ではないため法的な安全基準がないと知ったチームは、チアリーダーたちの保護法を作るべく国会議事堂へと乗り込む。

身体能力抜群のパーカーが活躍する回。子供達の犠牲の上に暴利を貪る悪党どもへのレバレッジ。正式なスポーツとして認められていないチアの安全基準には政府は関与せす、独占企業の思いのまま。危険な設備で過酷な競技を要求され、怪我をしても保障はない。人間らしさを取り戻しつつあるパーカー、今度はコーチとして年下の女性達とのコミュニケーションに苦労する。それでもチームの優勝のためにチームをまとめる為に奮闘して、今回も人としての成長を見せる。他のメンバーは一筋縄ではいかない政治家達に苦戦の連続、それでも何とか法案の成立にこぎつける。わざと自分の手助けをしなかったネイサンの態度は、自分のスキルアップのためだと気づいたエリオット。その先にあるネイサンの計画をおぼろげに感じ始める。これもファイナルシーズンならでは伏線。


LEVERAGE: COMPLETE COLLECTION [DVD]

ネイサン・フォード(Nathan Ford) ティモシー・ハットン(Timothy Hutton) 横島亘
ソフィー・デヴェロー(Sophie Deveraux) ジーナ・ベルマン(Gina Bellman)日野由利加
エリオット・スペンサー(Eliot Spencer) クリスチャン・ケイン(Christian Kane) 高橋圭一
アレックス・ハーディソン(Alec Hardison) オルディス・ホッジ(Aldis Hodge) 杉村憲司
パーカー(Parker) ベス・リースグラフ(Beth Riesgraf) うえだ星子


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