クリミナル・マインド FBI行動分析課 season9 第20話 感想
「この町では苗字で運命が決まる」
第20話 報復 Blood Relations
公式HPよりあらすじ
ウェストヴァージニア州で有刺鉄線を使った惨殺事件が相次いで発生。敵対している2つの一家の一員が被害者だったため、当初は家族間抗争による報復合戦かと思われた。有刺鉄線を盗まれた農家の人々いわく、これは「マウンテンマンの仕業」らしい。やがて、両家がバイオ燃料の製造法を開発しエネルギー会社に売ろうとしていたことが分かり、家族の中でその利益を得られない者の犯行ではないかとBAUは考えるが……。
逃げまとう少女、有刺鉄線で殺された男、古ぼけた人形を縛り首にする男。
ハワード家とリー家、二つの家のいがみあいと報復なのか。
酒の密造からの因縁、麻薬の密造の線も出て来る。
だが作っていたのは麻薬ではなくバイオ燃料。どちらの家も製法をとある企業に売ろうとしていた。その儲けを狙った犯行なのか。ハワード家で唯一儲けを受け取れない男が容疑者として浮かぶ。ケイレブは若い頃は過激な思想の持ち主でFBIの要注意人物だった。彼は名前をサム・キャプランと変えていた。
ハワード家のシシーがさらわれた。彼女はハワード家に嫁に来た人間。実はリー家の血筋だった。リー家のマラカイはシシーが妹と知っていた。シシーは若くして身ごもって家を追われた。ホッチはその相手がマラカイだと見破る。
ハワード家からシシーをさらった男は、母親の遺体をシシーに見せる。「なんで俺はみんなと違う、なんて俺は母さんに似ていないんだ」男は癌で弱っていく母親に真相を聞いた。兄と妹は森の中の家で愛し合い、そこで密かに子供を産んだ。子供が生まれる直前に兄は逃げ出した。妹を助けたのはひとりの女だった。彼女は秘密を守るのと引き換えに子供を貰った。名前すら与えられず、男は育った。
男は本当の母親を問い詰める、自分を愛していたかと。
自分を殺そうとした男にここで殺したら捕まるというシシー。シシーが自分を心配してくれたと思い、首吊りをやめる男。BAUが小屋にたどり着いた時、二人はそこにいなかった。ブレイクが木に縛り付けられているシシーを見つける。襲われるブレイク、池の中に引きずり込まれるが、かけつけた仲間に救われる。池の中にありったけの銃弾を撃ちこむロッシ達。男は死んだものと断定。
地元警察は裁判沙汰にはしたくないという。陪審員はお上の介入を良く思わないから。これがアメリカ、連邦の法律は地元に勝てない。悪の概念が違う。どんな罪も地元が平和である為なら隠蔽されるらしい。中央からの手は広大な土地の隅々までは届かないようで。
警察署から出るマラカイとシシー、待っていたのは両家の面々。ずらりと居並ぶ人間達がそれぞれが説明しろと詰め寄る。二人は両家の憎しみの生贄となるのだろう。それが過去の罪の真の報復。
ケンタッキー州の何処かの山荘。
現代の通信手段とは無縁の場所。意識高い系のカップルが仕事や上司からの電話から逃れて、イチャイチャ。そこに・・・あの男が。
冒頭の少女はシシー、あれがすべての事件のはじまりだった。田舎の古い町、長年いがみ合う二つの家という構図はこの手のドラマではたまに見かけるネタですが、そこに歪曲されたロミオとジュリエットのようなネタと土地の伝説や因習なども絡めて面白く仕立てていました。実際、シリアルキラーよりも本当に恐ろしいのは、ごく普通に暮らしている人間なのかも。
Criminal Minds
アーロン・ホッチナー /トーマス・ギブソン 森田順平
デヴィッド・ロッシ /ジョー・マンテーニャ 小川真司→菅生隆之
デレク・モーガン /シェマー・ムーア 咲野俊介
Dr.スペンサー・リード /マシュー・グレイ・ギュブラー 森久保祥太郎
ジェニファー・ジャロウ（JJ） /A・J・クック 園崎未恵
ペネロープ・ガルシア /カーステン・ヴァングスネス 斉藤貴美子
アレックス・ブレイク /ジーン・トリプルホーン 安藤麻吹
エリン・ストラウス /ジェイン・アトキンソン 野沢由香里
エミリー・プレンティス /パジェット・ブリュースター 深見梨加
ウィリアム・ラモンテーン・ジュニア /ジョシュ・スチュワート 加瀬康之
エリザベス“ベス”クレモンズ /ベラミー・ヤング
アシュレイ・シーヴァー /レイチェル・ニコルズ 竹田まどか
ジョーダン・トッド /ミータ・ゴールディング 林真里花
エル・グリーナウェイ /ローラ・グラウディーニ 山像かおり
ジェイソン・ギデオン /マンディ・パティンキン 有本欽隆
マテオ”マット”クルーズ /イーサイ・モラレス 金光宣明
fc2が不調の際はお手数ですがTB用ミラーブログをご利用下さい
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