クリミナル・マインド FBI行動分析課 season9 第22話 感想

運命を決めるのは神か、それとも・・・
第22話 テセウスの迷宮 Fatal
公式HPよりあらすじ
カリフォルニアのロングビーチでヒ素による毒殺が次々と起きる。被害者は皆、24時間以内に死ぬという手書きの宣告を受け取り、遺体のそばには麻紐が置かれていた。最初の被害者2名はアルコールやドラッグの問題を抱えていたが、3人目は至って健全で、犯人の意図はますます見えなくなってくる。4人目は奇跡的にヒ素を摂取する前に発見されるが、警察への通報をロッシが受けている最中に刺殺されてしまい……。
20年前にギリシヤに行きそびれた男。それを長年後悔していた。男はギリシヤに執着していた。そしてやっと行く決意をしたのは、癌で余命がないと知ったから。神に裏切られた男は運命の女神モイライの神話を真似る。他人の運命を操る偽りの神になろうとして。
たまたまそこに居合わせた男女がターゲット。
殺人現場に残された麻紐の意味。
人の寿命は、クローソーが紡ぎ、ラキシスが計り、アトロポスが切る。
これを思い出してしまう方もおられるかとw
原題はFatal、運命を表す言葉。神話に引っ掛けてテセウスの方を邦題に持って来ているけれど、内容的にはテセウスはほとんど関係なくて、全体に色濃くあるのは、運命の女神(Fatal Sisters)の方ですよね。
20年前に酔いつぶれて空港行きのバスに乗れなかった。それで断たれた子供の頃からのギリシア行きの夢。そして今になって知る、20年前の真実。同僚がわざと男を酔い潰して、寝坊させたのだと。同僚はそのせいで男が幸せになったと鼻高々に自慢する。若気のいたりで人生を無駄にせずにすんだと。念願のギリシヤでのんびりと暮らせる老後を得たのは自分のおかげだと。憧れのギリシヤへ行っても最早すごす時間などない男の中に怒りがこみ上げる。神ではなくこんな男に左右されてしまった人生を呪いながら。
男には更なる皮肉な運命が待っていた。20年前に乗り遅れたバスは事故にあい、乗客は全員死亡していたのだ。結局、20年前も今も運命に見放されていた残酷な現実の前に、男は慟哭するしかない。
速読を生かしたリード、監視カメラの映像も早回しでチェック。
天才君、最近は必ず一度以上は才能を披露する機会があるようです。
いつまでも尊敬されるお父さんでいたいと願うホッチ。
ホッチはジャックに頼まれて、FBIの仕事を同級生に紹介する事になる。凶悪犯と戦う仕事、だがその仕事のせいでジャックの母親は殺されたのだ。その事実がジャックを傷つけるかもしれないと心配するホッチ。
ジャックの同級生をBAUに招いて、プロファイリングのレクチャーをするホッチ。仲間も協力する。レクチャーは好評、ジャックもお父さんを誇らしく思う。おませな女の子は担任の女性教師がホッチに気があると、覚えたてのプロファイリングの分析結果を披露して、先生は大慌て。ホッチ、まんざらでもない様子。
ベスはいなかった事になっているようなので、今度はこの先生でしょうか。確かにスーツが似合う実直そうで頼れる男に見えるホッチですから。以前のジャックの先生もホッチに好意的でしたよねw
ジャックが可愛くなくなってガッカリ。

Criminal Minds
アーロン・ホッチナー /トーマス・ギブソン 森田順平
デヴィッド・ロッシ /ジョー・マンテーニャ 小川真司→菅生隆之
デレク・モーガン /シェマー・ムーア 咲野俊介
Dr.スペンサー・リード /マシュー・グレイ・ギュブラー 森久保祥太郎
ジェニファー・ジャロウ(JJ) /A・J・クック 園崎未恵
ペネロープ・ガルシア /カーステン・ヴァングスネス 斉藤貴美子
アレックス・ブレイク /ジーン・トリプルホーン 安藤麻吹
エリン・ストラウス /ジェイン・アトキンソン 野沢由香里
エミリー・プレンティス /パジェット・ブリュースター 深見梨加
ウィリアム・ラモンテーン・ジュニア /ジョシュ・スチュワート 加瀬康之
エリザベス“ベス”クレモンズ /ベラミー・ヤング
アシュレイ・シーヴァー /レイチェル・ニコルズ 竹田まどか
ジョーダン・トッド /ミータ・ゴールディング 林真里花
エル・グリーナウェイ /ローラ・グラウディーニ 山像かおり
ジェイソン・ギデオン /マンディ・パティンキン 有本欽隆
マテオ”マット”クルーズ /イーサイ・モラレス 金光宣明

fc2が不調の際はお手数ですがTB用ミラーブログをご利用下さい
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