新ウルトラマン列伝 第106話 「ウルトラマンX 第1話 星空の声」感想

どこかで見たような設定の寄せ集め、新しいものはひとつもない。
公式HPよりあらすじ
地球に眠っていたスパークドールズを実体化させた太陽の異常爆発、ウルトラ・フレアが観測されてから15年後。怪獣対策のため創設された防衛部隊、Xio(ジオ)所属の大空大地隊員がサイバー怪獣の実験を行っていたとき、怪獣が出現して暴れ出した。その時、大地のマルチデバイスから不思議な声が聞こえてきた。それに導かれ、大地は光の巨人とユナイトして怪獣に挑んだ!誕生、ウルトラマンエックス!
たまたまウルトラマンに変身するのに都合のいい端末を持っていただけでウルトラマンになれる。それも周囲の状況も考えずに自分のおもちゃを探しにいってしまう人間がウルトラマンになる。それ、反対だろう。そういう考えなしに飛び出した子供を救うのがウルトラマンになる方だろう。己の身を省みず人の命を救う姿にウルトラマンが共感して力を貸す展開じゃないの?
ここはエースの初回的なものが欲しかった。
マックスとかティガとダイナとかガイアとか、そのあたりの影響大
それも上っ面の影響を受けた作品かと思われる
まったくの混沌、つぎはぎだらけで矛盾しまくりなのに、誰もおかしいと思っていないのか。パターンの寄せ集めで満足しているのか。怪獣が出てウルトラマンと戦えばいいのか。何の哲学もない。子供に何を教えたいのかもない。ヲタクが作った「ぼくのかんがえたさいきょうのうるとらまん」なのか。
ギンガも酷いと思ったが、ビクトリーの出て来たあたりで盛り返した。特撮場面もそれなりだった。
特撮や小道具にはお金が掛かっているので、後は脚本だ。
これから向上心があるとしたらだが。
学芸会はもう気にしても仕方ない。
ライダーも戦隊も特撮関連はそういう人材しか使えないらしい。
やはりゼロ方式にライブの延長上の方がいい。
少なくとも声優が声を当てるので、芝居が成立している。
今のTVドラマ全体の傾向だから仕方ないのだろうけれど、本当にプロの作品なのか疑わしくなるような薄っぺらいものが多い。今は海外ドラマも簡単に見られる時代。TV離れを止めたいなら、良質の番組を提供するのが最善策だろうに。
まあ、おもちゃが売れれば正義
でもその下で着々と自分の伝えたかったものを作っていたのがかつてのウルトラだ。だから今でも残っているのだよ、誰かの心の中に。ウルトラマン達の真っ直ぐな思いや苦悩や宇宙人や怪獣と理解しあう難しさと理解しあった時の素晴らしさとか。自分はして欲しくない事は他人にしちゃいけないとか、自分がして欲しい事は他人にしてあげたいとか。何か色々と人として大切なものを。
同じXなら違う事をしようとしていた「ULTRASEVEN X」の方がまだ評価出来たかも知れない。
CAST
大空大地 高橋健介
山瀬アスナ 坂ノ上茜
風間ワタル 細田善彦
貴島ハヤト 松本享恭
高田ルイ 百川晴香
三日月マモル 原田隼人
山岸タケル TAKERU
松戸チアキ 瀬下千晶
橘さゆり 月船さらら
神木正太郎 神尾佑
声の出演
ウルトラマンエックス 中村悠一
ナビ音声 / アナウンス 山村響
ファントン星人グルマン / ナレーション 松本保典
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- 2015.07.16 (Thu) 21:08 | MAGI☆の日記