ブリティッシュヒルズへ行って来ました☆

羽鳥湖高原のブリティッシュヒルズへ行って来ました!!

大丈夫なの?とだんだん心配になるような山道をどんどん登っていくと、突然に現れる英国の空間。ほら、あれですよ、「相棒」で雨に降られた右京さんがたどりつくような、ホラーで定番のアレみたいな(オイw

生憎の雨模様でしたが、それがかえって英国の雰囲気をかもし出して良い感じでした。
ここは元々神田外語学園が英国文化に触れながら英語の研修が出来るようにと作った場所だそうです。この場所を選んだのは気候がハイランド地方に似ていたからとか。入り口で200円を払いますが、その時に園内で使える200円の金券をもらえるので実質無料のようなもの。
マナーハウスを中心に、庭園の中に宿泊可能なゲストハウスが点在する形になっています。

ゲストハウスをはじめ、当時の建築様式などを忠実に再現。資材もあちらから運んだとか。建物の名称は英国の著名人から取られています。

ガーデニングの国らしくさりげない中に赴きのある風景。

ティールーム・アスコットで午後のお茶など・・・

落ち着いた雰囲気の店内。英国人のスタッフも多く、スタッフ同士は英語で会話をしています。あ、注文は日本語でOKですw

ウエッジウッドのカップにティーコゼーも可愛い(^o^)

アフタヌーンティー、三段重ねがうれしい。これは二人分。

一段目はケーキ類。
手前のココナッツをまぶしたのがレミントンケーキ。英国では定番でも日本ではなかなかお目にかかれない。素朴さが普段のお茶のお菓子らしくて良いです。ミス・マープルが庭先のテーブルで楽しむお茶の時間に似合う。

二段目はスコーンとキッシュ。
熱々のキッシュが美味しい。スコーンもサクっとほくっとしてこれほどお茶を欲しくなるものはありません。ポットが空になるとお湯を足してくれるので心置きなく楽しめます。スコーンはプレーン、レーズン、チーズから2種類選べます。

スコーンにはクロテッドクリームとジャムを添えて。

三段目はサンドイッチ。
オーソドックスながらもボリューム満点。お店の方が東京でとあるティールームで午後のお茶を楽しんだそうですが「うちの方がボリュームがある」と思ったそうですw量だけではなく質もあります。香港のペニンシュラへ行った事がありますが、伝統のある建物や雰囲気は良かったですが、肝心のお菓子の類は盛り付けも雑というか・・私的にはこちらの方が良かったです。

のんびりしていたら、貸切に近い状態に・・・

窓からの風景も異国。

いよいよ、マナーハウスへ!!
12世紀の様式に18世紀の趣向も加えた本格的な建物。昔の英国貴族は年の半分をロンドンの邸宅で後の半分は領地の荘園のマナーハウスで過ごしたそうです。見た途端に思い出したのは、007の「スカイフォール」。ボンドのルーツに迫る物語の中で、登場する荒れ果てた屋敷。あそこでタイトルの意味がわかる、あの場面。

入ってすぐのソファですでに寛ぎたくなってしまいました(ノ∀`)

レセプションルームの重厚な暖炉。冬は本物の薪が燃やされるそうです。スキー場が近くにあるとはいえ、雪の中をあの道を登って来るのは大変だろうなぁ・・・でも、外は雪、暖かい暖炉の前のソファでまったり・・・憧れますo(^-^)o

見上げるとシャンデリア。天井も壁も凝った作りにかつての栄光をしのばせる・・?

正面の階段。執事さんの許可を得た人だけが階上のご主人様への謁見を許されたという。

2階の広間。結婚式で使用する事もあるそうです。足元の絨毯は4人の女性が4年をかけて作り上げたというもの。時価数千万とも一億円とも言われる逸品。踏んじゃいました(^^;絨毯だから踏んでも良いとはいえ。お値段を聞くとw

貴婦人が優雅に横たわるのが似合う椅子。アングルの絵にでもありそうな。

廊下も趣があります。

こちらは領主様の奥方の部屋。女性らしい柔らかい印象の部屋。

寝台の奥に見えるのは二重扉。隣は領主様のお部屋ですが、奥方のご機嫌を損ねると扉を閉められてしまい、領主様は奥方の部屋に入れなくなってしまったとか。「名探偵ポワロ」の中でも、こういう部屋で、どちらが鍵をしめたのかが事件解決のヒントになるという展開があったような。

猫足のバスタブも優雅です。

こちらは領主様のお部屋。マナーハウスの中で一番良いお部屋。

常陸宮様がいらした時もこちらに滞在されたとか。

羽根ペンが良い雰囲気。

こちらは寝室。当時の領主はいつも臨戦態勢、寝る時も枕を重ねて背をもたせかけて寝たとか。寝るというより半身を起こしたままで落ち着かないと思うのですが、そうやっていつ襲われても対抗出来るようにしていたとか。窓がないのも勿論安全対策。昔の偉い人は大変だったようで。英国ではないのですが、ヴィスコンティの「山猫」でも、そんな寝台の様子が描かれていたような。

バスタブの鏡と棚も良いですね。

マナーハウスの廊下には、歴代の領主や一族の絵が飾られるのが普通ですが、ここでは日本に貢献した外国人や英国王室と日本の皇室関連の絵が飾られています。これはエリザベス女王来日の時の様子を描いたもの。

「花より男子」の撮影で使われたお部屋。松本潤と加賀まりこの道明寺家のシーン?

右端が松潤の座った椅子。係の人がいるので、勝手に座ると怒られそうw

現代はお城でもwi-Fiは必須ですね。

図書室。書棚の本はすべて本物。

ウィスパーチェア。背中合わせに座って、密談に使われた椅子。暗殺とかその他の。「シャーロック」のクラブでもこんな椅子があったような。

ビリヤードかな、と思ったら・・・

スヌーカーだそうです。英国通の方なら、うなずく所。

こちらは礼拝室。領主様の教会は別にあるのですが、城内にもこういう場所を作ったそうです。祭壇は18世紀の教会から移築したとか。今は夏休み、蝶の展示に使われていました。

こちらの廊下も素敵です。

研修セミナー用のお部屋。

リフェクトリー、食堂です。ハリー・ポッターに出て来そうな雰囲気。宿泊客はここで食事が出来ます。

と思ったら別棟の売店では、ハリポタ本がw

こんなマントも売られていました。

イエショップでは、英国雑貨やオリジナルグッズも。

行くのはやや大変ですが、その分、異国を楽しむには良いかな。今度は晴れた日に散策をしたいものです。

fc2が不調の際はお手数ですがTB用ミラーブログをご利用下さい