SCORPION/スコーピオン 第15話 感想

悲運のSP、電気ショックで一時的に天才に?
第15話 忘れな草 Forget Me Nots
公式HPよりあらすじ
アイスランドにあるアメリカの核ミサイル格納庫のミサイルが、突如発射準備に入ってしまう。何者かがコンピューターにハッキングし、操作したものと思われた。犯人を突き止めるよう依頼されたスコーピオンたちは、16年前のクリントン大統領とコソボの首相との密談が関係していることを突き止める…。
フットボールと呼ばれる核ミサイル発射ボタンの入ったアタッシュケース。SPの腕に手錠で結ばれているそうな。そんな非人道的な事も平気でやるのが凄い。手首を切り落とされたら、それで終わりだろうに。
元SPブルースは精神障害で監禁状態。
デヴィッド・ジェームズ・エリオットが、それらしくていい。
彼の記憶を呼び覚ますために、トビー考案の電気ショック。最近、トビーの医者である面が強調されるようになって来ましたね。その方が心理学だけよりも物語を動かすのに扱いやすいし。各自の個性がさらにはっきりして良い感じ。
実験台になるケイブ。
躊躇なくボタンを押すウォルターに、さすがの皆も呆れ顔。とにかく実験は成功。ブルースは電気ショックで、当時の記憶が蘇る。青い指をした男がケースを持ち去ったと。ここでもトビーが大活躍、心臓病持ちの男が犯人だと割り出す。
パキスタンに家族がいるSPがテロリストに家族の命を盾に脅されてフットボールを盗んだ。それ以後も何食わぬ顔でSPを勤めていた。やはりこの手の人材の経歴は徹底調査が必要なようで。それにしても事件が起きる所、獅子身中の虫が多すぎる。
ブルースと元恋人ロレインの再会
こういうお膳立てが良いですね。失われた時間が戻って来ないが、未来に希望がまだあるのだと。過ぎ去った時間に悔いを残すケイブが、若さゆえに大切な事を見失いがちなウォルターにもらす本音もそれに繋がっている。
すでに入団テストに受かった気になって、元妻ペイジと息子に大きな顔のドリュー。
ラルフを苦労して育てて来たペイジには、一番辛い時には知らん顔で今頃になってという思いもあるし、やっと安定した生活を乱して欲しくないという気持ちもあるし、でもラルフの父親だしかつて惚れた男だし・・と、色々と複雑なのだろうけれど。
ポートランドの天才学校のパンフレットをドリューが持って来る。何とかしてウォルター達からペイジとラルフを引き離したいドリュー。
「ラルフが大事、君も」
ネットの世界では万能でも、実生活では不器用なウォルターの、精一杯の告白をペイジはどう受け止めたのか。しかし自分の思い通りにならないと、暴力やストーカー行為に出そうなドリューの愚かさが透けてみえるのが気になる。こういう身勝手な男は、いくら裁判所が接近禁止命令を出した所で、何でも他人のせいにして「俺は悪くない」と無視しそう。
”父親”をやたらふりかざすドリュー、「18でドリューを養うためにラルフは働かねばならなくなる」というウォルターの予想も当たりそうな気配。
ウォルター・オブライエン
エリス・ガベル/Elyes Gabel 杉田智和 天才ハッカー
ペイジ・ディニーン
キャサリン・マクフィー/Katharine McPhee 小林沙苗 シングルマザー
ケイブ・ガロ
ロバート・パトリック/Robert Patrick 谷昌樹 国土安全保障省特別捜査官
トビー・カーティス
エディ・ケイ・トーマス/Eddie Kaye Thomas 福田賢二 天才行動心理学者
ハッピー・クイン
ジェイディン・ウォン/Jadyn Wong 田村聖子 機械工学の天才
シルヴェスター・ドッド
アリ・スティダム/Ari Stidham 原田晃 天才数学者、潔癖性で臆病
今更ですが、ドリュー役のブレンダン・ハインズは「LIE TO ME」のお騒がせ男イーライ。ティム・ロス延ずるライトマン博士のやり方にさからって無給にされてしまい、後輩だったトーレスの方が博士たちの受けが良くて当り散らしていた彼です。どうも器のちゃっちゃい男役が多いのでしょうか。

fc2が不調の際はお手数ですがTB用ミラーブログをご利用下さい
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