映画「キングスマン」感想

Kingsman: The Secret Service

コリン・ファースの紳士ぶりから目が離せません!!

途中で残念な事になりますが、その後は彼の意思を継いだエグジーが頑張るのです。007に代表される粋でスマートなスパイ物かと思いきや、若者の成長物語でもあるのですよね。同じ監督の「X-MEN: フューチャー&パスト」のプロフェッサーXを思い出します。この手の若者の成長を描くのに上手さを発揮する監督のようです。

アクションも凝ってます。加工しまくりで好き嫌いが分かれそうとはいえ、教会に閉じ込められたハリーやシェルターでのエグジーの孤軍奮闘ぶり、スピード感ありユーモアもありで、面白かったです。

本編前に「007」と「スター・ウォーズ」の予告があるのまでシャレに思えてしまうのは、ルーク・スカイウォーカーとメイス・ウィンドゥが出ているからだけではないのです。


Colin Firth: The Man Who Would Be King (English Edition)


サヴィル・ロウの店、オーダーメイドのスーツ、傘と靴にも気を使う紳士達の裏の顔

コードネームが円卓の騎士というのも、陳腐になってしまわずに、古式ゆかしい英国紳士らしさに持っていくのが上手い所。秘密兵器(と呼びたい)の数々、店内の奥の隠し部屋の重厚な調度、殺風景な中に秘密が詰まっていそうな隠れ家、ハリーの家の内部も律儀な男性の独居の雰囲気が出ていて、そういう何気ない背景にもこだわりが感じられる作品でした。きっとお茶の葉を好みにブレンドして楽しんでいそうですよ、ハリー。


直筆サイン入り写真 タロン・エガートン (キングスマン)【証明書(COA)・保証書付き】


生まれが良くても品性下劣な人間、生まれは悪くても真の意味で紳士であろうとする人間

階級社会の英国等だと、そのあたりの味がもっと理解出来るのかも知れませんが。(本当なのかな?amazonですら、上流階級優先で、労働者階級への扱いが酷いというのは。日本では等しく快適に届くのに)エグジーをいじめる貴族出身の候補生仲間もステレオタイプとはいえ、エグジーの成長を語るには良い配役。ハリー・ポッターにマルフォイが必要だったようなものです。

自分達は選ばれた人間と驕り高ぶった人々の首が盛大な花火となって打ち上がる、酷いけれどもあのシーンの痛快さに、誰もが「ざまぁ!」と、ちょっとはしたない快哉を心の内で上げていたのではないでしょうか。BGMも毒が効いてます。スカンジナビアの王女もそうですが、お下劣な所を危ういバランスで笑いに変えるセンス、さすがです。

役者陣も役にはまる人選が成功してますね。マイケル・ケイン(サーの称号を持つ)の貫禄、華麗なるエージェントのジャック・ダヴェンポート、マシンのみならずITにも精通する現代の魔術師マーリンのマーク・ストロングなど。エグジーの堕落した母親やDV夫、その子分などもそれらしい。


直筆サイン入り写真 ソフィア・ブテラ (キングスマン)【証明書(COA)・保証書付き】


両足が義足の女暗殺者ガゼル、栗山千明が10年若かったらやったような役かな?

個人的にはヴァレンタイン(暗黒面に堕ちたスティーブ・ジョブズがモデルらしい)は、余裕がなくて息苦しかったかな。著名人を招いてのディナーにマクドナルドとか、燕尾服に野球帽とか、頑張ってはいたけれど。英国紳士達の存在感に圧倒され続けて、大悪党の異常さはあまり感じられず。

ハリーがエグジーの義父の手下をやっつけたのと同じ方法で、エグジーが義父から母を救い出すシーンも好きです。このお母さん、狂ってドアを壊して我が子を殺そうとした姿が、とてもホラーしていて怖かった!そこだけ、スティーブン・キングかと思った位w

マーリンもロキシーも現在だし、続きが見たくなる映画でした!!


Kingsman: The Secret Service


Kingsman: The Secret Service

STAFF
監督 マシュー・ヴォーン
脚本 ジェーン・ゴールドマン マシュー・ヴォーン
原作 マーク・ミラー デイヴ・ギボンズ 『キングスマン:ザ・シークレット・サービス』
製作 マシュー・ヴォーン デヴィッド・リード アダム・ボーリング
製作総指揮 マーク・ミラー デイヴ・ギボンズ スティーヴン・マークス クローディア・ヴォーン ピエール・ラグランジェ
音楽 ヘンリー・ジャックマン マシュー・マージェソン

CAST
ゲイリー・“エグジー”・アンウィン タロン・エガートン 木村昴
ハリー・ハート コリン・ファース 森田順平
リッチモンド・ヴァレンタイン サミュエル・L・ジャクソン 玄田哲章
マーリン マーク・ストロング 加藤亮夫
アーサー マイケル・ケイン 佐々木敏 キングスマンのリーダー。
ロキシー ソフィ・クックソン 下山田綾華
ガゼル ソフィア・ブテラ 
ミシェル・アンウィン サマンサ・ウォマック
ディーン ジェフ・ベル
アーノルド教授 マーク・ハミル
ランスロット ジャック・ダヴェンポート


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