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(新)「トミーとタペンス」第1話 秘密機関(1)

☆もるがん☆

トミーとタペンス

ボンクラ亭主のトミーと探偵小説大好き妻のタペンス。クリスティーの名作のTVドラマ化。

「アガサ・クリスティー トミーとタペンス ―2人で探偵を―」始まりました!イギリスのBBCで放送したての作品を日本初放送。1作品を3回に分けての放送だそうです(2作品全6回)。

公式HPよりあらすじ
第二次世界大戦後の1952年。ロンドン在住の夫婦、トミーとタペンスはパリに出かける。帰りの列車の中で乗り合わせた若い女性が食堂車に行った後、タペンスは銃声と悲鳴を聞いたような気がした。女性はそのまま戻らなかった…。不審に思ったタペンスは、女性が残した1冊の本を手掛かりに行方を調べようとするが、次々と危険な目にあう。


何をやってもダメ亭主のトミー。利発で好奇心旺盛な妻タペンス。息子のジョージは寄宿舎に。息子は自分の学費も払えない父親のダメさ加減を軽蔑している様子。

ろくに買い方も勉強せずにミツバチを買い、金持ちになるのを夢見ている時点でダメさが匂う冒頭。妻がイラつくのも無理はない。そのくせ、妻が「銃声かも」と言うのに「お前の思い込みだ」と言い切り、殺人事件を見逃してしまう。

もっさりとした体型と雰囲気のトミー。別のドラマ「ミス・マープル」では諜報機関に関係しているという設定を優先してか、見るからに英国紳士風でした。007の下っ端みたいな。でもこの夫婦の、ある意味珍道中を描くのは、こちらの方が似合っているかも。

いつもは頼もしい軍人役も多い大塚明夫さん(スネーク!)のおっとりのんびりな声も良い感じ。京楽から粋さを抜いた感じかな。

タペンスは利発で好奇心旺盛で何にでも首を突っ込む所は、将来のミス・マープル候補生といった感じ。いつまでも落ち着かない女学生の雰囲気を引きずっている雰囲気が、素人探偵っぽくて良いです。

舞台は1950年代。男性も女性も外出には帽子をかぶり、それぞれの階級も仕来りも煩かった時代。そんな背景をさりげなく見せながら、思いがけずに巻き込まれた事件に、喜んで頭から突っ込んでいくタペンスと、妻に引きずられて危ない橋をおっかなびっくり渡るトミーのユーモラスな姿が楽しいドラマ。


秘密機関(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)


原題:Agatha Christie’s Partners in Crime
制作:2015年 イギリス

トミー・ベレスフォード デヴィッド・ウォリアムズ David Walliams 大塚明夫

本名トーマス、愛称トミー。タペンスの夫。一人息子のジョージは寄宿制の学校に入っている。賢く、論理的だが、少し要領が悪いところがある。第二次世界大戦では兵士として活躍する前に交通事故で負傷し、早々と病院に送られた。楽観的で次々と新しい商売を始めるが、商才はなさそう。しかし、予期せず関わることになった危険な諜報活動や捜査で思わぬ才能を発揮していく。

タペンス・ベレスフォード ジェシカ・レイン Jessica Raine  世戸さおり

本名プルーデンス、愛称タペンス。トミーの妻。元気で活発、好奇心旺盛で機転が利く。しかし、行動的がありすぎて無謀なところがある。子どものころから推理小説が大好きで、常に刺激や冒険を求め、自分はスパイや探偵向きだと自負している。不審な事件に遭遇したのをきっかけに、あまり乗り気でなかった夫トミーも巻き込んで、危険な諜報活動に自ら足を踏み入れる。

アンソニー・カーター ジェームズ・フリート James Fleet 浦山迅

トミーのおじ。イギリス軍部で諜報活動などの極秘任務を遂行する秘密の部署のトップ。その場所から「3階」とだけ呼ばれるが、公には部署も職員も存在しないことになっている。第二次世界大戦時とは異なる「冷戦」という新たな戦いに、深い知識と経験で取り組む。諜報活動を手伝うことになった素人のトミーとタペンスが、指示に逆らって勝手な行動をとることに頭を悩ませ心配している。

アルバート・ペンバートン マシュー・スティア Matthew Steer 佐久田脩

普段は化学教師だが、ときおり諜報員の仕事もしている。科学技術に長けている。元々、才能と経験のある諜報員だったが、第二次世界大戦中、前線での爆弾処理の際に右手を失い、一線からは退くことになった。今は自分で発明した動く義手をつけている。トミーとは負傷兵として病院で出会った。退屈な教師生活よりも刺激を求めており、カーターに内緒でトミーとタペンスに協力する。


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Posted by☆もるがん☆

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