相棒 season14 第2話 或る相棒の死 感想

冠城さんはこだわりのドリップ珈琲派。
公式HPよりあらすじ
首席監察官の大河内(神保悟志)が、峯秋(石坂浩二)を通じて、右京(水谷豊)に亘(反町隆史)の様子を問い合わせてきた。亘は最近、ある組織について調べているようなのだが、知っていることがあったら教えてほしいという。その場では亘を「単なる同居人」とそっけなく答えた右京だが、秘密裏に動いている彼の動向には興味をひかれたようで、周辺を調べ始める。そんな中、亘が2人組の男に襲われ、「余計なことは調べるな」と脅迫される事件が発生。その窮地を、尾行していた右京のおかげで逃れることができた亘は、事情を説明する。亘の旧友で、元埼玉県警の刑事・千原(関戸将志)の遺体が発見され、自殺で処理されたのだが、その死に疑問があるという。退職後、フリーのジャーナリストだった千原が、当時調べていたのが県警の所轄署。右京は、千原の元相棒で、今回の一件で亘に協力していた県警の刑事・早田(宅間孝行)に、「後は自分たちに任せてほしい」と告げ、亘と共に背景を探り始める。元刑事の死の真相を県警が隠ぺいしている可能性が浮上、警察という巨大組織を揺るがす不都合な真実とは!?右京と亘、一筋縄ではいかない2人が衝撃の真相を解き明かす!
ゲスト:宅間孝行 脚本:真野勝成 監督:橋本一
「知りたくないんですか、お友達の事を」
友人だった元刑事の千原が自殺、彼の娘に頼まれて真相を探り出す。どうやら警察署の裏金作りに絡んだ陰謀があるらしい。一度首を突っ込んだら、真実が判明するまで突き進むのが右京さんの悪い癖(^o^) 大河内さんに、わざと冠城が置いていった鞄の存在をさりげなく示したり、だんだんと外堀を埋めていく作戦。
とうとう腐敗刑事たちが実力行使に出た。冠城に続き、千葉の娘、早田は息子の存在を盾に脅される・・・が。そこは相棒、どんでん返しが待ってます。
珍しい万年筆に目をつけるあたり、右京さんらしい。

甲斐パパ、大河内さん、今週もご登場!!
右京さんの無礼にも慣れて来たような石坂浩二さん。大河内さんと一緒にいると、かつての官房長のいた頃のような感じ。単に保身だけではなく、様々な所に気配りし、それとなく事態を把握している。
そうそう、こういうのが欲しかったのです!!!!
坂之上副総監、副総監と甲斐パパとのやりとりも意味ありげ。甲斐パパの「お気をつけて」も含みがありすぎ。この悪徳総監と特命係との対立を甲斐パパは利用したようですよ。パパなりに坂の上のような人間が警視総監になるのは良しとしない心意気があるようです。出世第一だったとしても、譲れない一線はあるのでしょう。それが今まで見えなかったので、単なる保身だけの小者にしか思えなかったのですよね。そこを修正して来ましたね。
「貴方は自分の相棒も逮捕した人ですから」
右京さんが首を突っ込み、組織の為にではなく事件の真相を暴くために動くと見込んだ冠城の賭け。イタミン達も登場、正義感の強いイタミンらしい場面もあり。
相棒の年齢が上がったせいもあるのか、ここ数年のシーズンに比べると、ドラマ全体が落ち着いた雰囲気に。やっと相棒の入れ替えだけではなく、ようやっとスタッフも心を入れ替えたのか・・・・
・・・・・まだまだ油断は出来ませんがw
二人の相棒の共通点がひとつ・・決まった量以上の「カフェインが摂取しない」。甲斐パパにはお気の毒ですが、変わった野郎達だなと思いつつ、心底から不機嫌というわけではなさそうです。時間の余裕が出来た分、右京さんを面白がる余裕も出来たのかも。そこでいつもの硬い顔でお茶をいただく大河内さんという絵柄の、そこはかとないユーモアが楽しい。

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