メジャー・クライムス ~重大犯罪課 season3 Vol.1-3

最強の毒親、ラスティの母親登場。翻弄されるラスティ、見守るシャロン。
第1巻
第1話 消えた天使たち Flight Risk
父親と男女2人の子供が失踪する。娘の部屋の壁に血痕が付着していたことから、重大失踪事件の扱いになり、重大犯罪課が出動。捜査を進めるうちに、この家族が封印してきた驚愕の秘密が次々と明らかになる。一方、ラスティの信頼を得るため最善を尽くすレイダーだったが、彼女の知らないところでラスティの身に大問題が発生する。
消えた家族をまたひとつにしようと奔走する重大犯罪課。そこにラスティに実の母親から連絡が。まだシャロンには話せない、秘密だと言われたプロベンザ。自分を捨てて食い詰めたら今度は頼って来る身勝手な母親。実の親子であっても、もしラスティとその母親を”家族”にしてしまったら、ラスティがまた不幸な人生に戻ってしまうのが見えている。母親が元気になったら又自分を置いて行ってしまう事を解っている、それでもラスティには唯一の母親。だからラスティはシャロンに知られたくない、もし母親が現れた事で、シャロンとの縁が切れてしまったら、自分は今度こそ本当に一人になってしまうのを恐れている。
事件は愛憎のもつれ。思い込みの激しい男は自分が愛されていると思っていた。だが女には嫌悪の対象でしかなかった。女の夫と子供さえいなくなれば、女は自由になって自分と結婚してくれると思い込んでいた。そして男が殺した子供は、自分が女に孕ませた子供だった。自分勝手な思い込みで、自分の子供をも殺した男。妄想に囚われて愛は何処にもないと信じたくなかった男。それも”家族”の一員、だから女は男をこばみきれなかった。他の家族に知られたくはないために。子供殺しに異常に怒りを燃やすサントス・・過去に何かあったらしい。
人と人との信頼関係には、血のつながりがすべてではないと、言えるような事件。シャロンとラスティのこれからの道のりを暗示しているような。
第2巻
第2話 誤認逮捕 Personal Day
17年前に少女殺害の罪で収監されながらも身の潔白を主張していた男が仮釈放後に殺害される。無実の訴えを受け、事件の再捜査を始めていた重大犯罪課だったが、男が殺害されたことで同時に2件の殺人事件を調べることに。一方、近ごろ、怪しげな行動ばかり取っていたラスティはレイダーにその理由を話し、彼女を驚かせる。
サントス絡みの話。過去の少女殺しの事件、未成年だった犯人は模範囚として釈放される。本当に反省をしているか、周囲は懐疑的。ダンテははアナを殺していないという。犯人は野放しのままだという。証人が嘘を言っていた。
ラスティの母親とシャロンが顔を合わせる。更生施設入りが母の意志ではなく刑務所をを免れるためだと知ってラスティはがっかりする。だが母親に支配され搾取される傾向が見えている
第3話 迷探偵 再び Frozen Assets
富豪の家主とペットの犬が立て続けに死亡する。犬は家主から2千万ドルの遺産を相続していた。通報の主は、あの“ディック・トレイシー”であり、彼は富豪の屋敷で警備員になっていた。重大犯罪課は刑事気取りのディックにへきえきしながらも協力を得て捜査を開始、家主の死亡に犯罪の疑いを深めていく。そして、事件は思わぬ方向へ展開し始める。
カネをもらえばロス市警は犬にだって尻尾をふる。これでは悪党はやりたい放題。それでも犯人逮捕に尽力する重大犯罪課。変人と犬に振り回される事件。
母親の愛情を得る為にはカネが必要だと思い、勉強よりもカネを稼ぐ方に流されている。どんなに尽くしても母親にとってラスティはどうでもいい存在。それを知りながらも、自分が尽くせば捨てられずにすむと思っている哀れなラスティ。
第3巻
第4話 消せない傷 Letting It Go
婦女暴行事件の容疑者が殺害される。男は逮捕されたものの証拠不十分で不起訴になっていた。その後、ある女性が自ら犯人だと名乗り出る。彼女は男から暴行を受けた被害者だった。サイクスが女性から話を聞くが、暴行のせいで心に深い傷を負う彼女にやりきれない気持ちを抱く。一方、ラスティは母親のウソを見抜き、問いただす。
婦女暴行の容疑者ルーカスが殺された。誰もが同情はしない。容疑者ジャッキーの関係者が犯人かも知れない。不起訴になったのは、検査技師が経歴を詐称して証拠が無効になったため。反省しないルーカスは、被害者をストーカーしていた。もう一人の被害者ローラも。元軍人のローラが犯行を自白するが・・怪しい。
ラスティと母親、自立するためにラスティが自分のためにかかったお金の金額を知りたがる。母親は妙な処方箋を持っていた。シャロンは心配する。依存患者の多くは家族を上手く操る。ラスティも振り回されている。社会復帰の訓練を受けて良い母親になるといった母親の言葉は嘘だらけ、ラスティを更に傷つける。
第5話 本当の自分 Do Not Disturb
高級ホテルの一室でインド人の男が遺体で発見される。さっそく出動した重大犯罪課だったが、外交特権が捜査を阻む。メンバーたちは米国の外交官による介入を受け、国際的な問題に発展しないよう考慮しながら、早急に犯人を突き止めるべく奔走する。そんな中、ラスティは、ある重大な秘密を重大犯罪課の面々に告白しようと決意する。
ラスティの気になるインドから来た女の子リナ。ドクター・ジョーにラスティが語る形式のドラマ。FBIのフリッツが久々に登場。行方不明になったリナの父親は参事官、恐ろしい男、外交特権で捜査を妨害する。リナは強制的に結婚させられる予定だった。リナの父親が先回りしてリナを拘束した。「親を信じられない」のはラスティと同じ境遇。リナは父親に顔を殴られていた。未だにインドは人間性では後進国、女性に人権はない。とある計画でリナを奪還、傲慢な父親をついにフリッツも警察で暴れたテロ行為で拘束する。ラスティの反応は”共感”だと先生はいう。ドクター・ジョーの声はニック・ストークスの声。
ラスティはゲイだと重犯課のみんなに打ち明ける。プロベンザはそれはラスティが自分達を信頼してくれた証拠だという。人間不信だったラスティが成長したあかしでもある。プロベンザはいつもの飄々とした様子で、ラスティをさりげなくフォロー。ラスティを大切に思っているのは、シャロンだけではない。
MAJOR CRIMES
シャロン・レイダー メアリー・マクドネル 小林美奈
ルイ・プロベンザ G・W・ベイリー 宝亀克寿
アンディー・フリン トニー・デニソン 稲葉実
マイク・タオ マイケル・ポール・チャン 小高三良
フリオ・サンチェスレイモンド・クルツ 日向とめ吉
エイミー・サイクス キーラン・ジョヴァンニ
ラッセル・テイラー ロバート・ゴセット 石住昭彦
バズ・ワトソン フィリップ・P・キーン 田島裕也
ドクター・モラレス ジョナサン・デル・アルコ
フリッツ・ハワード ジョン・テニー 藤真秀
ラスティ・ベック グレアム・ パトリック・ マーティン

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