メジャー・クライムス ~重大犯罪課 season3 Vol.4-7

養子縁組への周囲の反応に苦悩するシャロンとラスティ。
第4巻
第6話 捨てられた命Jane Doe
ホームレスの少女の遺体がゴミ箱の中から発見される。重大犯罪課が捜査に当たるが、犯人はおろか少女の身元すら、なかなか判明せず、事件は長期戦の様相を見せ始める。一方、レイダーはラスティを養子にするという一大決心を実行に移す。そして、養子の件に理解を示さない別居中の夫ジャックとは離婚すると言う。
どこまでも屑の夫ジャック、自己中の彼はラスティを傷つけてまでも自分の利益を守ろうとする。実の子供達の世話もせず、養育費も払っていなかったくせに、離婚を切り出されると子供がどう思うとかカネを遣せと騒ぎ立てる。
被害者のアリスの本名はジェシー、施設で暮らしていた。いつか美容師になる事を夢見て、お金をためていた。大勢の行方不明の少女、娘を持つフリンは同情的。身元不明の子供達、ラスティも一歩間違えばそうなる所だった。いつもながら二重写しの構造が上手いドラマ。
第7話 合同捜査Two Options
パトロール中のSWAT隊員が、自宅内で射殺された老夫婦の遺体を発見する。さらに被害者の孫である兄妹が行方不明になっていたため、重大犯罪課はロス市警の特殊作戦部やFBIのフリッツと共に大規模な合同捜査を展開し、犯人逮捕に全力を尽くす。一方、ラスティはレイダーからの養子縁組の申し出を受け入れる。
上から目線のリオス馬鹿副検事が捜査を混乱させる。被害者のラニア家には黒猫以外、3年以前の記録がない。証人保護プログラムを受けていた。孫二人が失踪、事件は複雑化する。特捜班を指揮するマクギニス女史だが、そこにまた馬鹿が余計な口を挟む。サイクスの彼氏クーパーとサンチェスはトラブルメーカーと断定されてしまう。それでも子供を助けるために二人は奮闘するが、サンチェスが重傷を負う。テイラーはフリッツをSOBの本部長補佐にスカウトする。だがブレンダがDCに転職するのでフリッツは渋る。行方不明者の写真を整理していたラスティは、自分がこの中に入っても探してくれる人がひとりはいると思う。それがシャロンへの信頼。
第5巻
第8話 狙われたスターCutting Loose
大型コンテナの中で女性の白骨死体が発見される。コンテナの持ち主は、タオがテクニカル・アドバイザーを務める刑事ドラマの主演俳優だった。さらに被害者が俳優の熱烈なファンであったことから重大犯罪課は俳優を第一容疑者として聴取する。一方、ラスティの高校卒業を祝うため、レイダーがパーティーを開く。
ドラマの安置所のリアリティがなさすぎると文句をいうモラレス先生。被害者は、タオがアドバイザーを務める「正義のバッジ」の主人公を演じるジョンのストーカー。スターのジョンをおだてて弁護士を呼ばれないように奔走するシャロン達。真相はいつものプロベンザの口癖通り。ドラマの中のドラマ、斜めに見た芸能界と警察の描き方が面白い。友達がいないラスティはシャロンが計画した卒業パーティに気乗りがしないが、事件解決に気を良くしたジョンまで参加、学校の友達はいないものの、ロス市警の仲間達が祝ってくれる。ラスティのけなげさが報われる時がもっと来て欲しい。
第9話 リベンジ・ポルノSweet Revenge
リベンジ・ポルノを奨励するようなサイトを運営する企業家が自宅で射殺される。重大犯罪課は残業もいとわず捜査に打ち込むが、事件はモラルの問題やギャングとのつながりが絡み、謎めいた様相を見せる。一方、レイダーの息子リッキーがラスティを養子に迎えることに反対し、ラスティはいたたまれない気持ちになる。
マフィアと繋がったリベンジ・ポルノサイト。殺されたトラビスはスケーブゴート、経営者のウォードには強力な弁護士がべったり。妻の写真をサイトに晒された元レンジャーが容疑者として浮上、写真は自分のPCから盗まれたものだという。サイトに晒されたために、妻は自殺、息子は両親と不仲に。人の不幸を金儲けに利用する外道のネットビジネス。
シャロンは息子のリッキーを信頼し過ぎ、ラスティの不安を笑い飛ばす。有能なシャロンでも家族への判断は鈍るようだ。リッキーはラスティへの対抗心から彼の居場所を奪おうとする。シャロンはそれにも気付かない。リッキーはラスティが詐欺師でシャロンを騙しているという。ジャックから色々吹き込まれていた模様。自分が結婚する時、道端で身体を売っていた弟がいるというのは汚点になるという。思いやりがないとシャロンは怒る。「何があっても愛し合うのが家族」だとラスティは答える。リッキーは反省し、シャロンの言葉通り、ラスティがいい奴だと認める。
フリッツはFBIを退職して副本部長補佐の職に。書類整理で首と肩が痛いらしい。ブレンダはDCへ。夫婦の危機?ラスト、心臓発作を起こしたフリッツ、タオが内密で病院へ。
第6巻
第10話 消えた潜入捜査官Zoo Story
人気のナイトクラブで潜入捜査をしていたロス市警の巡査が何者かに拉致される。巡査は少女の連続失踪事件について調べていた。重大犯罪課が出動するが、特殊作戦部も現れたことで捜査の縄張り争いが勃発する。一方、フリッツの体調は回復しつつあった。そんな中、飲酒と薬物に問題を抱えるラスティの母親が万引きで収監される。
フリッツは重症、ストレスが原因。仕事をやめるように医師に勧められる。ブレンダにも内緒。言ってもヒステリーを起こすだけなのは見えているがwフリッツは本来有能なのに、ブレンダと結婚して貧乏くじを引いた感があったが、ここでもその気配が。
SOBのマクギニスが捜査に強引に入って来る。失踪したのは彼女の部下ケイトだという。ケイトが警官だとバレないように極秘に捜査を進める事になるが、署を総動員で捜査しろと言い張るマクギリス、失踪課のオデルノはケイトが命令を無視したせいだと言い合いになる。モルドバのボスを恐れる支配人は話し出す。ケイトは自分が警官だと一緒に拉致されたと思しきジニーに打ち明け、逃げようとするが。
ラスティの母親は万引きで逮捕されてラスティに連絡して来た。保釈金5000ドルをラスティに出させるために、それも通りに立って稼いで来いと。思い通りにならないと、ラスティを罵り脅迫をはじめる。ラスティは絶望する。母親はまったく反省していない。シャロンはラスティの母親が反省する性格ではなく、これからもラスティを搾取するつもりなのも熟知している。ラスティの母親に厳しい取引を持ちかける。ラスティを守るために。自業自得だが、毒親は納得しない、出来ない哀れな人間。
第11話 代理母の誤算Down the Drain
下水道の排水路で若い女性の遺体が発見される。その後、被害者は代理母の契約をして大金をだまし取る詐欺師であり、数日前に出産していたことが判明する。一方、ラスティは意を決して実の母にレイダーの養子になることを告げる。そして、重大犯罪課のメンバーたちが見守る中、正式な養子縁組の手続きが行われるのだった。
被害者ヘザーは出産したばかり。代理母のトラブルなのか。代理母のあっせん機関が怪しい。夫の精子とヘザーの卵子で出来た子供。夫婦はヘザーとの関係は上手くいっていたという。異常な子供への執着を見せる夫婦。ヘザーは3組の夫婦を騙していた。彼女は詐欺師。ヘザーの恋人のトムが拘束される。アンドレア検事は物的証拠がないのを危ぶむが。トムは養子、血の繋がった赤ん坊は初めての家族だった。
離婚が成立、養子縁組が出来ると喜ぶシャロン。ラスティは「正義のバッジ」の現場でバイトをしているらしい。母親に養子になる事告げるラスティ、最初は愛想良くラスティの機嫌を取る毒親。また毒親丸出しでラスティを脅迫する母親。どこまでも屑。毒親の脅威は残るものの、シャロンとラスティは法的に正式の親子となる。
家族とは、親子とは・・色々と考えさせられる作りになっている。
第7巻
第12話 愛しすぎたツケParty Foul
大学1年の男子学生の誕生日パーティーで、来客の男女2人がハサミで殺傷されるという事件が起こる。重大犯罪課が捜査を進めるが、多数の来客の中から犯人を割り出す作業に手を焼いていた。そんな中、プロベンザは人生を一変させるような人物と出会う。一方、変化を恐れるラスティは大学進学を遅らせようとする。
チップのパーティで殺されたトビー、もう一人のキーシャは重傷。被害者のキーシャの祖母のパトリスは元看護師、プロベンザは彼女が気になる。麻薬の売人のチップは取り調べに慣れている。犯人はキーシャに横恋慕していた男ウェスリーだという。だが証拠は別の可能性を示し、メールの中にウェスリーを犯人に仕立て上げる罠があった。どこも思い込みの激しいヤンデレ、恋人の正体に気がついてまともな人間なら逃げ出したくなって当たり前。だが逃げ切る前に悲劇は起きた。
第13話 危険な役作りActing Out
スラム街でかつての子役スターだった俳優が遺体となって発見される。彼はハリウッドでスターの座に返り咲こうと映画の撮影に臨んでいた。捜査に乗り出した重大犯罪課は、彼が出演中だった映画の監督とマネジャーを第一容疑者としてマークする。一方、フリンの娘がレイダーのもとを訪ね、フリンとレイダーの“本当の関係”が明らかになる。
元人気子役ジェイ・ミーが殺された。傲慢な態度で監督のアナは怒っていた。落ち目のジェイ・ミーは監督と関係して映画の主役に抜擢されていた。マネージャーにうっかり彼の死を伝えてしまうバズ。事件は意外な過去の事件と繋がった。マフィア絡みの殺人を知りすぎたから殺されたのか。
フリンの娘ニコルがやって来る。夫の上司になってしまって悩んでいるという。ニコルから爆弾発言、シャロンとフリンはつきあっている?監督アナとジェイ・ミーの関係と、シャロンとフリンの関係と・・
MAJOR CRIMES
シャロン・レイダー メアリー・マクドネル 小林美奈
ルイ・プロベンザ G・W・ベイリー 宝亀克寿
アンディー・フリン トニー・デニソン 稲葉実
マイク・タオ マイケル・ポール・チャン 小高三良
フリオ・サンチェスレイモンド・クルツ 日向とめ吉
エイミー・サイクス キーラン・ジョヴァンニ
ラッセル・テイラー ロバート・ゴセット 石住昭彦
バズ・ワトソン フィリップ・P・キーン 田島裕也
ドクター・モラレス ジョナサン・デル・アルコ
フリッツ・ハワード ジョン・テニー 藤真秀
ラスティ・ベック グレアム・ パトリック・ マーティン

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