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CSI:サイバー 第3話 悪夢の同乗者 Killer En Route 感想

☆もるがん☆

CSI: Cyber

儲けだけ取って責任は取らない。サイバー商売はウマイウマイ。

公式HPよりあらすじ
新規の相乗りサービスZoGoを悪用した殺人事件がボストンで発生する。被害者が国家レベルの重要機密を扱う人物だったことから、ワシントンには激震が走る。また遺体の口からは「2」と書かれたブロックが見つかり、彼の所持するスマートフォンやパソコンといったデバイスからあらゆるデータが消去されていた。一方、サイバー犯罪課の一同は、ZoGoの本社を調査するうち、会社がシステム攻撃を受けていた事実を突き止める。


誰でもタクシーになれる、誰でも気軽にスマホで車が呼べてスマホで決済。アプリの会社は運転手と客を結びつけただけで、車内でのトラブルには一切責任を取らないという。そういう契約になっていると。さすが訴訟の国。呼ぶのも乗るのも自己責任、たとえ車内で殺されようと。安全が欲しければ、高いタクシーをどうぞ、安いものにはそれなりのリスクがあるという事で。

そのあたりはあっさりと流されてしまう。

サイバーおばさんの興味があるのは、どうやって犯人がアプリをハッキングしたかという事。実社会で起きている事はどーでもいいのだ。ある意味、人間的なものを排除しているのに、いきなりハッカーのひとりの過去の生臭い裁判などというものを突っ込んで来るのが違和感。全体のバランスが狂いまくりになる。

それにしてもサイバーおばさんの捜査の手法というのが、自分の思い付きが全部正しいという前提なのが気になる。合理的なようでまったく合理性に欠ける。今までのCSIは、まず証拠ありき、そこから犯人を追いつめて行くのが普通だった。CSIと付いていても実は全然関係ない部署の話というタイトル詐欺なのだから仕方ないとはいえ。そのせいか、会話の中に「CSIが調べたら」とか一生懸命「CSI」の単語を入れているけれど。

なによりもドラマ自体が盛り上がりに欠ける。

何か起きる→仏頂面サイ婆が淡々としゃべる→陽気さに無理がある元ハッカーがはしゃぐ→仏頂面サイ婆が淡々としゃべる→サイ婆、マッチョ元軍人に何か命令→仏頂面サイ婆が淡々としゃべる→ハッカー同士が小競り合い→仏頂面サイ婆が淡々と・・・・

大体がこの無限ループで、時々その合間に何かが挟まる感じで。

それとサイバー、サイバー言いながら「Lie to me」的な表情やしぐさから容疑者の嘘を見抜く方が実際の事件解決に繋がるという、看板に偽りあり的な内容。とにかくオスカー女優様の魅力のなさに、どこまで耐えられるのか、サイバーに判定して欲しいドラマになりかけている。

何よりも気になるのは、マイアミやNYで長所だった、事件の後の余韻があまりない事。サイバー=ドライという図式のせいなのかも知れないけれど。それも印象が薄くなる要因になっているような。

ラッセル主任、はやくーーーーー!!



CSI: Cyber

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