BONES -骨は語る- シーズン10 Vol.10-11 感想

シーズンのラストは、ブレナンがジェファソニアンを去る展開に。
第10巻
第19話 アラーの国の殺人事件 The Murder in the Middle East
イランへ戻ったバジリは兄の治療を成功させるが、議員のナマジに拉致されてしまう。息子を亡くしたナマジは、その死の真相を突き止めるよう彼に要請。バジリは、かけつけたブースやカミールと共に、アメリカの仲間と連絡を取りながら遺体を調べる。その結果、階段からの転落死とされていた被害者が他殺だった証拠が見つかり……。
自国を甘くみていたバジリ君。民主主義もない国、権力者の気まぐれで人の命など何の価値もない扱いになる。カムとブースも危ない橋を渡る。キスしただけで殺される国。もっともブースはギャンブルにはまって別の危ない橋を渡っていますが。3万ドルの借金の取立てがやって来てブレナンは動揺する。アンジェラもすぐにブレナンの不安に気付く。胴元のジミーは借金を返さないとFBI捜査官が借金を権力で踏み倒したと新聞にリークすると脅して来る。ダリウスは上司の不正の証拠を握っていた。何処でも宗教は人間が支配している、神の本心がどうであれ。バジリの兄は二人の結婚を希望している。借金がバレたブース、それでも嘘をつくブースをブレナンは叩き出す。
第20話 収集癖の女 The Woman in the Whirlpool
川で女性の死体が見つかる。水の力で頭蓋骨が摩耗され復顔は不可能だったが、シャツに残っていた刺繍の跡から被害者は金物店の店員と判明。熱心なクッキージャーのコレクターで、ネットオークションでの取引を巡ってトラブルがあったことが分かる。一方、ブースはギャンブル依存症を克服するために会合に通い始め……。
ブースはまだ反省していない。家族を危険に晒したのに言い訳ばかり。ブレナンは愛してはいても許せない。今回の助手はウォレン、相変わらず生意気。彼女もデイジーのようにしおらしくなる時が来るのだろうか。オーブリーと良い仲に進みそうだが。ここでもスイーツとデイジーのパターンか。被害者はクッキーのジャーの収集家だった。彼女はジャーにしか興味がないと娘は嘆く。マニア同士でのいさかいもあった。昔の頭の怪我で依存症になった被害者。ブースの件とオーバーラップする。
第11巻
第21話 揺れ動く心 The Life in the Light
山火事の中から焼死体が見つかる。骨折だらけの死体にはガソリンがかけられた痕跡があった。被害者はバイクギャング団の元メンバーで、服役後、ヨガスタジオを経営していたことが判明。ギャング団のリーダーや、同業のヨガ講師が容疑者に浮上する。一方ブースは家族と別居し、ギャンブル依存症のリハビリに努めていたが……。
ブースとブレナンの仲は一進一退。クリスティンは父親を恋しがる。助手はウェンデル君。アンジェラの本名はプーキー・ヌードリン、ホッジンズも知らなかった。パスポートで知った。パリの家を買ったホッジンズ。アンジェラはさっそくパリへ行く決意をする。カムは当惑。出所した友達を助けようとした金、だがそれは一緒に貯めた人間の許しは得てはいなかった。
第22話 未来に向かって The Next in the Last
ブレナンは転職を検討し、ブースにも仕事を変えるよう勧める。そんな中、公園のオベリスクに刺さった死体が出現。ノドには花が挿入されており、一同はかつて彼らを悩ませた連続殺人犯ペラントを思い出す。被害者はコンピューター・コンサルタントの男性と判明するが、ペラントがホッジンズから奪った財産との関係も浮上し……。
ブレナンは今の環境を変えたい。子供も生まれる、銃撃戦と離れたい。ブースもFBIを辞めるとブレナンにいう。ペラントを思わせる遺体、ホッジンズとアンジェラも旅立つ前に協力する。被害者はPCコンンサルタントのフランクリン・ホルト。彼はネットで脅されていた。関与したダンロップ投資会社は悪者の金の洗浄をしていた。ホルトが死んだ後、ホッジンズからペラントが盗んだ46億の金はダンロップの口座から消えた。ホルトは金を払ってエリクソンからダンロップの情報を得ていた。エリクソンはペラントが犯罪で得た金など盗っても誰もなんとも思わないというが。盗まれたホッジンズはどう思うか。ホルトは同じ店でピザを頼んでいた。被害者の恋人を名乗っていたリーラはハッカーだった。ペラントは彼女のヒーロー。ホッジンズは見つかった金を誰にも言わずに処分するようにアンジェラにいう。アンジェラはホッジンズが自分のために無理に仕事をやめようとしたのに気付き、ジェファソニアンに残ることにする。ブレナンは新天地へ。ペラントのメッセージも見ようとしない、それは過去でしかないから。
ブレナンがジェファソニアンを去った。逃避行中は不在とはいえ、いつかは戻る事前提だったけれど、今度は本当に退職らしい。ブースも一応ギャンブル中毒を克服。ホッジンズは財産を取り戻すが、それを手元には置かずに寄付しまくった。大金持ちとはどういう事か知り尽くしている彼なりの判断。でも子供や将来の事を思えば、少しは手元に残しておけばいいのにと思うのが大富豪ならぬ凡人の本音。
次のシーズンがファイナルになるらしい。またブースがボーンズに迷惑をかけまくる設定らしい。第二子も生まれるというのに。ボーンズの”中の人”の出産に合わせて、スタッフも苦肉の策をひねり出すのが大変なのかも。
「クローザー」みたいに、ボーンズとブース抜きで「ジェファソニアンの楽しい仲間達」でスピンオフでも創ってくれたらいいのに。あれはシャロンのような良い女優がいたから出来たとはいえ、ラボの仲間もオーブリーも悪くないし。
CAST
テンペランス・ブレナン 法人類学者 エミリー・デシャネル 湯屋敦子
シーリー・ブース 捜査官 デヴィッド・ボレアナズ 木下浩之
アンジェラ・モンテネグロ ミカエラ・コンリン 北西純子
ザック・アディ エリック・ミレガン 青木誠
ジャック・ホッジンズ 博士 T・J・サイン 鈴木正和
カミール・サローヤン 博士 タマラ・テイラー 高橋理恵子
ランス・スイーツ 博士 ジョン・フランシス・デイリー 近藤隆
キャロリン・ジュリアン 検事 パトリシア・ベルチャー 磯辺万沙子
デイジー・ウィック 助手 Carla Gallo 斉藤梨絵
ウェンデル・ブレイ 助手 Michael Grant Terry 真仲恵吾
クラーク・エジソン 助手 ユージン・バード 利根健太朗
コリン・フィッシャー 助手 ジョエル・ムーア 落合弘治
アラスト・バジリ 助手 ペジ・ヴァーダト
フィン・アバーナシー 助手 ルーク・クラインタンク
ジェームス・ オーブリー 捜査官 ジョン・ボイド 森久保祥太郎
マシュー・ブレナン 父親 ライアン・オニール ふくまつ進紗→小山武宏

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