クリミナル・マインド FBI行動分析課 season10 第2話 感想

初めて銃で人を撃った衝撃、そして撃った相手が死刑になる・・ガルシアの苦悩と葛藤。
第2話 地獄めぐり Burn
公式HPよりあらすじ
1年前、リードの命を狙って逮捕されたグレッグ・ベイラーの死刑執行が目前に迫った。彼に自分の銃弾を使われたガルシアは、彼が犯罪の道に入ったのは生い立ちのせいと、刑の執行停止を訴えたが聞き入れられなかった。一方、殺害手口の異なる連続事件が発生し、BAUのメンバーはシアトルに向かう。共通項は口の中の切り傷のみ。リードがその傷がローマ数字であると気付く。犯人はダンテの叙事詩「神曲」の地獄編を再現していた。
ベイラーを何とか終身刑に減刑しようと迷走するガルシア。
死刑に関しては「意見には個人差があります」ですよね。この手のTVドラマとしてはジェンダーやら差別やら主義やら宗教やら、様々な意見に配慮しての制作となるので、こんなエピソードも作られるのでしょう。アメリカという国の複雑さをあらためて考えてしまいます。
ガルシアの場合は、人を銃で撃ってしまった罪悪感から逃れるためという一面もあると思いますが。同じような体験をしたリードもガルシアには同情的。終わらない悪夢を克服するための行動。思い詰めたガルシアを持て余していたモーガンも少し考えなおす気に。
テキサスへベイラーに会いに行ったガルシアの代理がケヴィン。ガルシアとの仲は終わったけれどドラマでは馴染みの顔、こういう時の使い勝手は良いかも。私もケヴィンのキャラ、嫌いではありません。”中の人”は暴力事件で逮捕(?)されたりもしたようですが。最初の頃より体格が良くなりましたよねw
この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ (Lasciate ogne speranza, voi ch'intrate')
ダンテの「神曲」の地獄篇の見立て殺人。被害者は虐待の加害者ばかり。かつて父親に虐待を受けていた兄弟、兄は虐待に耐えかねて自殺した。長じて弟は同じような境遇の子供の父親を罰していた。
「ひとりで死にたくなかったから」
ベイラーがガルシアとの面会を受け入れた理由。家族も友達もいない死刑囚の最期。だが死刑への立会いを頼まれてうろたえるガルシア。ベイラーは失望し面会を打ち切ってしまう。ガルシアはモーガンに助けを求めるが・・モーガンについていてもらわないと怖い。ガルシアは気がつく、ベイラーも同じ気持ちだったのだと。死刑執行の時、ガラスの向こうにガルシアの姿を見つけ「ありがとう」と言い残すベイラー。
自宅に戻ったガルシアを迎えたのはモーガン。
神曲ネタは良くあるネタなので、それだけではつまらない所に、ガルシアのエピソードを絡めて来るのがクリマイの脚本の上手い所。
ケイト・キャラハン役のジェニファー・ラヴ・ヒューイットはこのシーズンのみで降板。第二子を妊娠、子育てに専念したいということだそうで。悪評だったらしいですが、私としてはブレイクよりましだと思うのですが、シーズンの出だししかまだ見ていませんが。
Dr.タラ・ルイス(アイシャ・タイラー)がシーズン11で加入。こちらは180度キャラ転換で知的な大人の女性キャラですね。写真しか見ていませんが傲慢さが鼻についたブレイクよりは良さそう。

Criminal Minds
アーロン・ホッチナー /トーマス・ギブソン 森田順平
デヴィッド・ロッシ /ジョー・マンテーニャ 小川真司→菅生隆之
デレク・モーガン /シェマー・ムーア 咲野俊介
Dr.スペンサー・リード /マシュー・グレイ・ギュブラー 森久保祥太郎
ジェニファー・ジャロウ(JJ)/A・J・クック 園崎未恵
ペネロープ・ガルシア /カーステン・ヴァングスネス 斉藤貴美子
ケイト・キャラハン /ジェニファー・ラヴ・ヒューイット 小松由佳
アレックス・ブレイク /ジーン・トリプルホーン 安藤麻吹
エリン・ストラウス /ジェイン・アトキンソン 野沢由香里
エミリー・プレンティス /パジェット・ブリュースター 深見梨加
ウィリアム・ラモンテーン・ジュニア /ジョシュ・スチュワート 加瀬康之
エリザベス“ベス”クレモンズ /ベラミー・ヤング
ケヴィン・リンチ /ニコラス・ブレンドン 鳥海勝美
アシュレイ・シーヴァー /レイチェル・ニコルズ 竹田まどか
ジョーダン・トッド /ミータ・ゴールディング 林真里花
エル・グリーナウェイ /ローラ・グラウディーニ 山像かおり
ジェイソン・ギデオン /マンディ・パティンキン 有本欽隆
マテオ”マット”クルーズ /イーサイ・モラレス 金光宣明

fc2が不調の際はお手数ですがTB用ミラーブログをご利用下さい
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