ボッティチェリ展

ボッティチェリ展

ボッティチェリ作品の特徴と魅力を紹介するとともに、師のフィリッポ・リッピや弟子のフィリッピーノ・リッピの作品をあわせて展示し、15世紀フィレンツェにおける絵画表現の系譜をたどる・・・という。

ボッティチェリ展と言い切ってしまうけれど、いつもながらの水増し商法。作品数が少ないから仕方ないとは言いながら。まあ、一点しかなくても「フェルメール展」と言い切ってしまうのも、この手の展覧会では当たり前になっているし、それだけ観に来る人にとって、後はどーでもいい添えものでしかないのですよね。

大半の人は・・絵が好きなのではなく「美術館へ来るのが好き」なんですね。

でもその人達の落とすオカネでこの手の美術展が成立しているのも事実。昔々同じ上野のパンダに行列したのと同じなのです。美しくも幻想的なデルヴィルの絵を前にして「この人、もっとキレイな色で描いたら売れたんじゃないの?」と暴言を大声で吐く愛すべきおばさま方が大半なのです。

それでも・・名画の名画たるゆえんは、どんな人であろうと何かしらの感動を与えてくれる所。

ボッティチェリ展

書物の聖母の静謐と慈悲と受難を予感させる幼子の姿。本物だからこそわかる精細な金の線で描かれた後輪や腕に絡む茨。丹念に入念に、そして大胆な筆の運び。

人の頭を避けつつ、それでもじっくりとこの1枚でも観られた事は、やはり祈りは通じるものだと思いたくもなります。遠く外国に気軽に出かけられるならともかく、はるばると絵の方から来てくれたわけですから。

晩年の絵については魅力がないと山田五郎が評していましたが、「変な絵」だと彼が笑っていたあの構図には十字架から降ろされる神の子の暗示もあるという。まあ、タレントの言う事はそういうものだという事でしょうけれど。そこにたどり着くまでの彼自身の歴史が背後にはあるわけで。

ボッティチェリ展

出口近くのボッティチェリとツーショットが撮れるコーナー

東京都美術館のこのスペースはこの手のお遊びが面白いw


ボッティチェリ

ボッティチェリ展 Botticelli e il suo tempo

東京都美術館 2016年1月16日(土) ~ 4月3日(日)
9:30~17:30 (入室は閉室の30分前まで)
月曜日、3月22日(火) ※ただし、3月21日(月・休)、28日(月)は開室


東京都美術館

美術館内のレストラン「IVORY」で昼食を。

東京都美術館

西洋ゴボウのポタージュと赤かぶのサラダ

東京都美術館

シェフが切り分けてくれるローストビーフ。

東京都美術館

オークラやニューオータニのような老舗ホテルのレストランを思い出す、味わいと店内。


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Tags: 美術館 絵画

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