クリミナル・マインド FBI行動分析課 season10 第11&12話 感想

1年が過ぎても拷問の後遺症に悩むJJと、ジョー・マンテーニャ監督、スコット軍曹3部作の完結編。
第11話 永遠の人々 The Forever People
フーバー・ダムで凍り付いた女性の遺体が見つかった。被害者は殺害された後で冷凍された上、長期間にわたって何度も電気ショックによる蘇生術を施されていた。その後もうひとり同様の遺体が見つかり、捜査線上に「永遠の人々」と呼ばれるカルト教団が浮かび上がるが、リーダーは犯行を否定。信者たちの事情聴取を行なったJJは、最初の被害者の元夫カールが息子ボビーを救うために教団に潜入していることを知る……。
いつにも増して髪がくしゃくしゃのリード、天才ネタが多めです。
電気ショックの痕跡のある冷凍された遺体、1年前の拷問の記憶が蘇えり苦悩するJJ。冷凍庫に入れて電気ショックで蘇生したら合格、あるカルト宗教の入団試験。リーダーに洗脳された信者たち。JJは拷問で流産していた。その事が彼女を苦しめる。JJの悩みを聞いて動揺するリード、ホッチは気がついている。
代表のコルトン・グラントは鉄壁の構え、弁護士に守られて。アメリカの弁護士に正義はない。あるのは金儲けのみ、金さえもらえば悪魔だって無罪にする。JJは父カールと息子ボビーを救うと約束する。グラントは殺人については知らない様子、真犯人は教団の何処かにいる。それも子供達の近くに。
捜査の途中、拷問の恐怖がよみがえりパニックを起こしかけたJJは、正常な判断が出来ずに犯人の家に単身飛び込んでしまう。間一髪でカールは助かったものの危険な行為。
エミリーに頼んでリードはJJの拷問をした二重スパイのアスカリについての資料を集めて渡す。JJが精神的危機から立ち直るきっかけになるように。だがそれが返ってJJの不安を助長してしまう。幻のアスカリの脅迫に涙するJJ、それでもJJはまだ諦めてはいない。
人を操るのは、カルトの教祖だけではない。
第12話 英雄の死 Anonymous
ジョー・マンテーニャ監督、スコット軍曹3部作の完結編。娘ジョイの家族と一緒に釣り旅行へ出かけようとしていたロッシのもとに、退役軍人省から連絡が入り、上官だったハリソン・スコットの死が告げられる。急遽ロサンゼルスに向かったロッシは葬儀の仕切り役を務める。ロッシ不在の間、BAUはフロリダでの連続殺人事件に取り組む。銃で撃たれて殺害された4人の被害者全員がドナー登録者であることが分かり……。
ネコ耳のガルシア、妙に似合ってるwこれもマンテーニャのアイデア?w
スコット軍曹が亡くなった。和解した娘のために休暇を取っていたロッシは、ガルシアにだけ軍曹の死を告げ、他の皆には黙っていて欲しいと約束させ、LAへと向かう。ロッシはいない、ホッチも後で合流という中で、チームは事件の解決に当たる。ガルシアの様子がおかしい事は、プロファイラーならすぐに気付くが誰も口にしないだけ。
犯人は手加減していた?何故、殺人の前に通報したのか?不可解な行動。
スコット軍曹の遺品を見るロッシ。古い写真、若き日の自分がそこに。負傷して勲章をもらった、軍曹のはからいで。(若き日のスコット軍曹の声、及村さん?)ロッシの尽力で父と和解した息子のトーマスはロッシに感謝している。
被害者は全員ドナー登録者。
娘に肝臓移植が必要なのでドナーを作ろうとした。だが提供が決定されたのは、娘ではなく娘の恋人の方だった。犯人は彼を殺した。そして娘を助ける父の望みはかなった・・犠牲と悲劇の末に。いつか娘が真実を知ったら・・
ガルシアがスコット軍曹のベトナムの戦友を探し出し
ロッシは海兵隊の英雄にふさわしい式典を用意する。
「友達を探す」アプリで娘に居所を知られてしまうロッシ。FBIのくせにセキュリティが甘いw娘の方がロッシに会いに来る。父の敬愛する男の葬儀に父と参列する娘。すっかり良い親子関係を築けているそようです。
父と娘、一度は離れて和解した親子・・ロッシと軍曹と事件とが重なり合う様がいい。上質のパイのように儚くて味わい深い。
次回はいよいよ・・ギデオンの話へ。
ギデオン役のマンディ・パティンキンが「このドラマに出たのは汚点」とまで嫌って二度と出演しないと宣言していたので、本人は登場せず、ギデオンという”存在”だけが登場するらしいです。あちらの役者さんは信念やらイデオロギーやらを主張するのもビジネスのうちなので、色々と事情があるのでしょう。面白いドラマだし、ギデオンというキャラクターへの評価も高いのに。残念な事です。

Criminal Minds
アーロン・ホッチナー /トーマス・ギブソン 森田順平
デヴィッド・ロッシ /ジョー・マンテーニャ 小川真司→菅生隆之
デレク・モーガン /シェマー・ムーア 咲野俊介
Dr.スペンサー・リード /マシュー・グレイ・ギュブラー 森久保祥太郎
ジェニファー・ジャロウ(JJ)/A・J・クック 園崎未恵
ペネロープ・ガルシア /カーステン・ヴァングスネス 斉藤貴美子
ケイト・キャラハン /ジェニファー・ラヴ・ヒューイット 小松由佳
アレックス・ブレイク /ジーン・トリプルホーン 安藤麻吹
エリン・ストラウス /ジェイン・アトキンソン 野沢由香里
エミリー・プレンティス /パジェット・ブリュースター 深見梨加
ウィリアム・ラモンテーン・ジュニア /ジョシュ・スチュワート 加瀬康之
エリザベス“ベス”クレモンズ /ベラミー・ヤング
ケヴィン・リンチ /ニコラス・ブレンドン 鳥海勝美
アシュレイ・シーヴァー /レイチェル・ニコルズ 竹田まどか
ジョーダン・トッド /ミータ・ゴールディング 林真里花
エル・グリーナウェイ /ローラ・グラウディーニ 山像かおり
ジェイソン・ギデオン /マンディ・パティンキン 有本欽隆
マテオ”マット”クルーズ /イーサイ・モラレス 金光宣明

fc2が不調の際はお手数ですがTB用ミラーブログをご利用下さい
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紀州のプーさん
JJかわいそう
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