映画「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(IMAX3D)」感想

圧倒的な映像美!!これはIMAX3Dで観て良かった!!
ティム・バートンが製作に回ったためか、グロさは控えめ、その点はよりファミリー向けになっている感じです。白塗りのジョニデの存在感も良い感じ。
大人になったアリスは父の船で海賊を退けての帰還、でも海よりも世間の荒波の方が辛かった。女性がまだ自由を制限されていた時代、アリスに振られた男の腹いせと母親の無知から、アリスは船を奪われ事務員にされてしまいそうに。
でもかつてワンダーランドで出会ったアブソレム(声はアラン・リックマン!)に導かれ、再び鏡から懐かしい不思議の国へ。そこではマッドハッターが病んでいた。偶然見つけた青い帽子、彼はジャバウォッキーに殺された家族が生きているかも知れないと言い出す。誰も彼を信じない。アリスさえも。彼を治すには時間を越えて真実を確かめるしかない。
時を操るタイム、ここでも赤の女王が邪魔をする。
そして赤の女王の頭がデカい理由と白の女王との確執の原因も判明する。
アリスが時間の海を越えていく絵がいい。これは3Dで見ないと!そしてアリスが船長だという設定もここで効いてくる。アリス、あひる口で飛び切りの美人とはいえないけれど、勇気ある魅力的な女性になっています。その勇気が道を切り開く・・過去でも現在でもワンダーランドでも、そして未来も。
とにかく美術関連が見応えあります。
色彩の洪水が画面を覆っているようで、実にシックだったり。このあたりのセンスはディズニーのみならず、ティム・バートンから受け継がれた画面作りなのでしょう。
ずっとスクリーンに見入ってしまう。
そして最後に・・・「アラン・リックマンに捧ぐ」と。嗚呼、スネイプ先生・・これが遺作なのですね。
Alice Through the Looking Glass
STAFF
監督 ジェームズ・ボビン
脚本 リンダ・ウールヴァートン
原案 ルイス・キャロル 『鏡の国のアリス』
製作 ティム・バートン ジョー・ロス スザンヌ・トッド ジェニファー・トッド
製作総指揮 ティム・バートン
音楽 ダニー・エルフマン
主題歌 『ジャスト・ライク・ファイア』 - P!nk
製作会社 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ ロス・フィルムズ ティム・バートン・プロダクションズ チーム・トッド
CAST
タラント・ハイトップ(マッドハッター) ジョニー・デップ 平田広明
アリス・キングスレー ミア・ワシコウスカ 安藤瞳
イラスベス(赤の女王) ヘレナ・ボナム=カーター 朴ろ美
ミラーナ(白の女王) アン・ハサウェイ 深田恭子
タイム サシャ・バロン・コーエン 滝藤賢一
ザニック・ハイトップ リス・エヴァンス 吉見一豊
トウィードルダム、トウィードルディー マット・ルーカス 小形満
ヘレン・キングスレー リンゼイ・ダンカン 一柳みる
ヘイミッシュ レオ・ビル 間宮康弘
アスコット夫人 ジェラルディン・ジェームズ 宮寺智子
アディソン・ベネット医師 アンドリュー・スコット
オレロン王 リチャード・アーミティッジ 田中美央
ジェームズ・ハーコート エド・スペリーアス 下崎紘史
アブソレムの声 アラン・リックマン 土師孝也
ベイヤードの声 ティモシー・スポール 廣田行生
サッカリー(三月ウサギ)の声 ポール・ホワイトハウス 大川透
チェシャ猫の声 スティーヴン・フライ 茶風林
マリアムキン(ヤマネ)の声 バーバラ・ウィンザー 京田尚子
マクトウィスプ(白ウサギ)の声 マイケル・シーン 塩屋浩三
ウィルキンズの声 マット・ヴォーゲル 郷田ほづみ
ハンプティ・ダンプティの声 ウォーリー・ウィンガート 後藤哲夫
ノーバディの声 ミーラ・サイアル おまたかな
エルズメア王妃 ハティ・モラハン 大地葉
幼いマッドハッター ルイ・アシュボーン・サーキス 藤巻勇威
アレグザンドラ ジョアンナ・ボビン 東條加那子
幼いミラーナ アメリア・クラウチ 内藤穂之香
幼いイラスベス レイラ・デ・メサ 石井晏璃
タイバ・ハイトップ シモーヌ・カービー 横山友香
配達のカエルの声 オウェイン・リス・デイヴィス 落合弘治
魚の紳士の声 エドワード・ペサーブリッジ 多田野曜平

fc2が不調の際はお手数ですがTB用ミラーブログをご利用下さい
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