SCORPION/スコーピオン シーズン2 第4-7話 感想

レイはウォルターの疫病神。けれども極たまには良い事も言う。
第4話 もうひとつの変数 Robots
ウォルターたちは潜水艦で太平洋海底ケーブルに取り付けられた盗聴器を探る任務にあたる。アメリカと中国の回線を盗聴する装置だが、取り付けた犯人は不明。ウォルターたちが盗聴器にハッキングすると、突然爆発が起こる。さらにその衝撃で潜水艦は撃沈、船体が傾いたため区画のハッチが開かず脱出不可能となる。
シルヴェスターを見殺しにしようとした長官は自分の保身のために、今度はクーパー副長官にチームの監視をさせる。彼女は元事務職、現場は初めて。なのに潜水艦事故という大参事。その中でペイジとの友情(?)が生まれる。モリナ長官に比べれば普通人の感覚も持ち主。
ウォルター達の冷静さと地上に残ったチーム達の連携で全員脱出に成功。
トビーは新しい男といちゃつくハッピーを諦めきれない。恋人はダメでもそばで見守りたいと考える。ハッピーパパのエピソード、お騒がせレイのエピソードも絡めて、判断基準が計算結果だけではないとウォルター自身も気が付いていく。変わったのは人との交流のせい。良きも悪しきも。ケイヴはチームを守るために身体を張るのが役目と思っている。まるでチームのお父さんのように。
10歳で大学に行く事になったラルフはロボット工学を選ぶ。一番論理的だから。ロボットのようだと言われたウォルター達が人としての感情も大切だと気が付いた時にこれ。脚本が良いな。キャラを良く生かしている。こういうのが欲しいのだよね、もっと。
第5話 スーパー・ヒーローズ Super Fun Guys
カザフスタンでロシアの核ミサイルが違法に取引されるとの情報を受け、国土安全保障省がスコーピオンを現地に派遣する。スコーピオンは旧ソ連基地のどの倉庫に核ミサイルが隠されているかを判断し、米海軍特殊部隊に連絡する手はずだ。カザフスタンに入国する際はある映画の撮影スタッフを装うというのだが……。
トビー、引き続きケイヴの特訓を受けている。強い男になれるのか?
アメコミ映画の撮影を装いカザフスタンで核弾頭を探すミッション。だがメーガンに手術の時にいて欲しいと頼まれたシルヴェスターは行くのを拒否。メーガンの頼みでウォルターに手術の事は隠している。案の定、大参事に巻き込まれたウォルター達。
「ヒーローになりたいか?そのチャンスをつかみとれ!」
アメリカは動けない、民間人を核から守るためにNATOに救援要請を出す事に。車の運転の出来ないシルヴェスター、そこにレイがハッピーのバイクに乗って来る。おとぼけもありながら、何とか成功。シルヴェスターはメーガンの目覚めに間に合う。ペイジは自分をロイス・レインにウォルターはクラーク・ケントにたとえる。だがクラークとロイスが結局は別れるとシルヴェスターに聞いて呆然。どんなに天才でも現実の人生はなかなか思うようにいかないもので。ヒーローを軸にそれぞれのキャラのエピソードを上手く絡めていく。いつもながら脚本がいい。
全員がカラフルなヒーロースーツで敵の目を誤魔化すのが今回の見所。ピチピチのスーツのペイジの悩殺ボディに鼻の下を伸ばすウォルター。どこが「感情がない」だw
第6話 タワー・オブ・パニック 前編 Tech, Drugs and Rock'N Roll
IT実業家で大富豪のエリアは、新しい本社ビルの制御システムをスコーピオンに発注。いよいよビルがオープンを迎える前日、ウォルターは社交的になるようレイに勧められてある学術会議の後のパーティーに参 加。そこで知り合ったステラという女性と一杯だけ酒を飲むのだが……。
ステラという女のハニートラップに引っかかったウォルター。
ウォルターのPCワームを仕込まれ、ビル内は大混乱。子供と共に閉じ込められたシルヴェスターは必至で子供達を落ち着かせ、煙から守ろうとする。ウォルターはシステムを再起動しようとサーバー室へ向かうが、ビルの防御機能がウォルターを敵とみなし攻撃して来る。トビーはエレベータから脱出、ウォルターの指示でサーバー室に入り閉じ込められてしまう。燃えるサーバーを守るため、サーバー室内の酸素を抜くウォルター。トビーは窒息して倒れる。
第7話 タワー・オブ・パニック 後編 Tech, Drugs, and Rock 'N Roll
スコーピオンがシステムを手がけたビルでトラブルが続発。どうやら破壊的なワームがビルの制御システムを襲ったようだ。しかもそのワームはウォルターのPC経由で入り込んだらしい。事態を改善しようとサーバーを再起動させるウォルターだが、その際、トビーがサーバー室に閉じ込められてしまう。
次々に起きる惨事、ウォルター達は奔走する。トビーも子供達もシルヴェスターも救出。このあたりも面白い。ケイブ達はワームを仕込み、ウォルターを陥れた犯人を探し出す。社内の人間の部外者のウォルターへの逆恨み。今回も頭も使うが身体も使う。無茶の果てに生き延びたウォルターをケイブは「ジョン・マクレーン」と呼ぶが、物知りでも映画は知らないウォルターには通じない。
「時間は戻せない」
レイの影響が良くも悪くもこの先もありそうな。ウォルターは人間らしい心を得ていき、冷静さを失っていくのか。イケメンの警官と話すペイジにジェラシーな表情を見せるウォルター。素直になれないままの二人。トビーとハッピーの”友情”も。
昔の自分のような太った子供とシルヴェスターとの交流も良い感じ。メーガンの事を経て成長したね、彼。
ウォルター・オブライエン
エリス・ガベル/Elyes Gabel 杉田智和 天才ハッカー
ペイジ・ディニーン
キャサリン・マクフィー/Katharine McPhee 小林沙苗 シングルマザー
ケイブ・ガロ
ロバート・パトリック/Robert Patrick 谷昌樹 国土安全保障省特別捜査官
トビー・カーティス
エディ・ケイ・トーマス/Eddie Kaye Thomas 福田賢二 天才行動心理学者
ハッピー・クイン
ジェイディン・ウォン/Jadyn Wong 田村聖子 機械工学の天才
シルヴェスター・ドッド
アリ・スティダム/Ari Stidham 原田晃 天才数学者、潔癖性で臆病
アドリアナ・モリナ
アラナ・デ・ラ・ガーザ/Alana De La Garza 平野夏那子 メリックの後任の長官

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