(新)相棒 season15 第1話 守護神 感想

半端なホラー仕立てが今ひとつ。
公式HPよりあらすじ
人を呪い殺したという女性が、自分を罰してほしいと捜査一課を訪ねてきた。しかし、伊丹(川原和久)たちは取り合わず、女性をそのまま追い返してしまう。その一部始終を見ていた青木(浅利陽介)は、それを右京(水谷豊)に報告する。青木は以前、向かいのマンションで女性が殺害された事件を目撃しながら、警察への極度の嫌悪から証言を拒み、特命係と深い因縁を持った人物。しかし、この春、サイバーセキュリティー対策本部の特別捜査官として採用され、特命係にも出入りするようになっていた。青木から話を聞いた右京は、「人を呪い殺した」という話に興味を持ち、問題の女性・来栖初恵(小野ゆり子)を訪ねる。聞けば、彼女はここ十数年の間に、3人の人間を呪い殺したという。翌日、特命係の部屋に亘(反町隆史)がやってくる。亘は、警察学校での研修を終えると、希望した捜査部門ではなく、美彌子(仲間由紀恵)が課長を務める広報課に配属されていた。それでも、警察学校の同期である青木から呪いの一件を聞き、興味を引かれて右京を訪ねてきたのだった。改めて2人が初恵を調べると、確かに周辺で3人の人物が不審な死を遂げていた。彼女は、それを自分が呪ったせいだと恐れているのだが、その背景には祖母・トヨ(山本陽子)の存在があった。青森で暮らしているトヨには不思議な力が宿っていて、初恵は自分にもその力が受け継がれているのではないかと考えているらしい。右京と亘は、“呪いによる連続殺人”という不可解な事件を前に、自分たちが何を調べ、どこに向かっているのか掴み切れないまま調査を進める。一方、美彌子のもとには、警察のみならず、国さえ敵に回しかねない危険な人物から、思いがけない連絡が届いていた。
ゲスト:山本陽子 小野ゆり子 仲間由紀恵 榎木孝明 大杉漣 脚本:輿水泰弘 監督:橋本一
山本陽子さんの老婆が一番の驚きのホラー要素。
反町自身はドラマに馴染んでいる。それが右京さんの相棒としてかどうかは微妙でも。シーズンを通してのストーリーとして、サイバーの彼やナカマを出したのだとは思うけれど。何の伏線もなく相棒が殺人犯とかやらかすアレですから、過度な期待はしない方がいいかな。
クリマイとかCSIとか、人気海外ドラマを研究して取り入れている感あり。その手のパクリにしか見えない部分も。相棒には相棒の味があったはずなのに。かなり異なる方向へ。それが成功するか否かは今後見守ってみるかな・・
とりあえず顔見世。新旧のレギュラー、準レギュラー。
冠城さんと警察学校で同期という一点だけで無理やり交友関係を作り上げたサイバーセキュリティー対策本部の青木年男(浅利陽介)。右京さんと冠城さんにかなりの恨みがある様子。最近の捜査には欠かせないサイバー方面、米沢さんなき後、特命係の情報源になってくれるのでしょうか。表面上は仲良しでいたいらしいし、チェスで右京さんに取り入っているし。そのうち手痛い一発を食らわせるチャンスが来るまでは猫をかぶっていそう。
サイバーというとイタミンと共闘したあの人を思い出しますが、あの路線は今では無理かな。
米沢さんの代わりの鑑識さんはイタミンの同期だそうだですが、イタミンが若く見える。社美彌子のナカマがまったく魅力が失せているのにも驚き。彼女とロシアのスパイの案件で法務省の日下部次官(榎木孝明)や衣笠副総監(大杉漣)、甲斐パパ方面が絡んで来そう。しかし石坂浩二さん、本当に可愛そうな使われ方。スタッフは何かあの人に恨みでもあるでしょうか。
劇場版にミッチーが出るのは歓迎。再放送でも人気が高いようで。
あの頃のシーズンは、初期の次にドラマ的にも佳作が見受けられましたからね。脚本家も色とりどりという感じで。また書いて欲しいなと思う人もいました。
引き締まった構図や奥行きのある画面作りは、他のドラマよりも手がかかっているのは感じます。やはりまだまだ局が押すドラマなののでしょう。最近はクラシック音楽の効果的な使われ方がない。この方面も復活して欲しい。

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