SCORPION/スコーピオン シーズン2 第12&13話 感想

メーガンとの思い出。彼女はいつもそばにいる、勇気づけてくれる。
第12話 二度目のカレッジ・ライフ The Old College Try
連邦準備銀行のサーバーにランサムウェアという脅迫ウィルスが仕込まれ、犯人から2億5千万ドルが要求される。ランサムウェアの発信元はどうやらある大学の校内らしい。スコーピオンのメンバーは、疑いのある大学内のグループに潜入し、デジタルスキャナーでランサムウェアをアップロードした装置を捜すことになる。
サイバー犯罪。犯罪そのものよりも、大学に潜入捜査するチームの様子が楽しい。
あまり大学には良い思い出のない天才達。ウォルターは時間の無駄だと言い切る。授業には何も学ぶものもなく、青春のバカ騒ぎとも縁のなかった彼ら。別にそれを嫌っていたのではないのだが。そのあたり、コミカルに描かれていく。
ガードを緩める事を女子大生に教えられたハッピーとカレッジでダンスをするのが夢だったトビー。少しだけ素直になったハッピーとトビーのぎこちないダンスが微笑ましい。ウォルターがシェークスピアを素晴らしく演じてみせる。彼を馬鹿にしていた役者志望の学生達はあっけにとられる。ペイジもびっくり。
親友の死は自分のせいではなかった。レイは車で隠れる生活をやめ、外の世界へと出て行く。
第13話 イブの夜は灯りを消して Dam Breakthrough
クリスマス・イブだというのにロスは一週間もドシャ降り続き。そんな中オーガスティン市の発電所に松の木が倒れ、町中が停電になりそうだという。その上、大雨のため発電所近くで地滑りが起き、その土石流が貯水池に流れ込み水圧でダムの壁面に亀裂が入り、このままではダム決壊の恐れがあり...。
フェレットと会話するウォルター。メーガンが死んでから独り言が酷くなった。メーガンの遺灰をコーヒー缶に入れて持ち歩いている。トビーからそれを聞いたペイジはウォルターの気持ちを何とか改善しようと思うが。
発電所は危機的状況、何度もピンチに見舞われるが、そのたびにアイデアを出し合ってしのいでいくパターン。こういう時に最年長者のケイブが一番体を張るのだよね、お疲れさまです。クリスマスを無事に祝いたい町の人々の協力で、ダム決壊は免れる。
ウォルターのロケットが念願の賞を取った。莫大な賞金、メーガンの治療に使われるはずだったお金。だがメーガンはもういない。
ウォルターがついに感情を爆発させる。メーガンを失いたくなかったと泣き叫ぶウォルター。誰もが彼をいたわる。そして誰よりもメーガンの死を分かち合えるシルヴェスターに、ウォルターはメーガンの遺灰を星空に運ぶロケットの発射ボタンをたくす。それはウォルターがメーガンの死を受け入れたあかしであり、メーガンの夫であるシルヴェスターを認めた事でもあった。
人間らしくある事=一般人と同じと思っている、天才の自分は特別だと思っているウォルターには受け入れがたい事であったけれど。自分もまた普通の人々と同じように、人を愛する心があるのだと理解しはじめているウォルター。
ウォルター・オブライエン
エリス・ガベル/Elyes Gabel 杉田智和 天才ハッカー
ペイジ・ディニーン
キャサリン・マクフィー/Katharine McPhee 小林沙苗 シングルマザー
ケイブ・ガロ
ロバート・パトリック/Robert Patrick 谷昌樹 国土安全保障省特別捜査官
トビー・カーティス
エディ・ケイ・トーマス/Eddie Kaye Thomas 福田賢二 天才行動心理学者
ハッピー・クイン
ジェイディン・ウォン/Jadyn Wong 田村聖子 機械工学の天才
シルヴェスター・ドッド
アリ・スティダム/Ari Stidham 原田晃 天才数学者、潔癖性で臆病
アドリアナ・モリナ
アラナ・デ・ラ・ガーザ/Alana De La Garza 平野夏那子 メリックの後任の長官

fc2が不調の際はお手数ですがTB用ミラーブログをご利用下さい
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