大沢悠里&羽佐間道夫プロデュース「チャップリン映画うぃ~く 声優口演」感想

チャップリン

「チャップリン没後40年」

無声映画に、声優ならではの技で声を付けていく試み。チャップリンのみならず、様々な作品に挑戦しているようです。黎明期から磨き上げられ蓄積されて来た声優の技を後世に伝えて行きたいという思いもあるようです。

今回の声優口演は『チャップリンの質屋』『チャップリンの午前一時』の2作

『チャップリンの質屋』
チャーリー 千葉繁
店主ヘンリー 田原アルノ
店員ジョン 今村一誌洋
ペテン師エリック 皆川壱毅
アルバート 中野裕斗
エドナ 三石琴乃
ナレーション 羽佐間道夫


赤坂ACTシアターでも千葉さんがチャーリーを演じた映画。

『チャップリンの午前一時』
チャーリー 平田広明


こちらは以前の赤坂ACTシアターでの山寺宏一さんを彷彿させる独演。

それぞれに持ち役のネタを入れながら。千葉さんのレレレのおじさん、三石さんはセーラームーン、平田さんはタイバニ等で笑いを誘っていました。そのあたり、くどくならないようにさりげなく挟み込むのが技という所でしょう。羽佐間さんの延々と往年の名画のタイトルを並べていく件は、映画ファンならニヤリとする所。

リップシンクを意識しているという羽佐間さんのお話。そこが弁士と声優の大きな違い、確かにそれこそは声優さんの技です。

ただチャップリンの映画に声を当てるのではなく、お客さんを楽しませようとする心意気、それはけしてチャップリンをないがしろにするのではなく、むしろチャップリンの精神に沿うものではないかと思えるのですよね。何テイクを重ねてもお客さんを楽しむものを作ろうとしたチャップリン。コメディアンだの声優だのと一見異なる肩書に見えても、役者としてくくるならチャップリンも壇上の声優の方々も同じ役者ですものね。

チャップリン

しかしチャップリン、いつ見ても凄い身体能力。これはコメディのセンス以上にチャップリンを支えていた能力だと思います。「笑い」というものに全身全霊をかけているのが伝わって来ます。ひな壇に並んで他人のあら捜しや悪口をいうのがお笑いとかコメディアンとか名乗って欲しくないですわ。言葉が通じなくても人を笑わせられる位でないと・・と日本の現状を嘆くのはおいておいてw

それとエドナ・パーヴァイアンス。チャンプリンの数々の映画に登場するエドナ、私は大好き。弁士さんに「エドナちゃん」と呼ばれているのを何度も耳にしましたが。ヒロインという典型的な役柄だけれど、チャップリンとのやりとりが実に良い感じで好きなのです。この時代の女優さんというと思い出します。

今回はお宝映像や写真などのお披露目はなかったのですが、その代わり、今日が誕生日の千葉繁さんにバースデーケーキのサプライズ!!喜びながらもケーキを片手にマイクをもう片手に、ちょっと困った風な千葉さんが可愛かったです。そのままモノクロにしてチャップリンの映画のワンシーンに挟み込んでもいい感じでw

段取りを忘れてしまった羽佐間さん、そこはベテランのご愛敬という事で。大野さん他の皆さん、ナイスフォローでした!

赤坂ACT「声優口演SPECIAL~ヴォイス・オブ・チャップリン~」感想 は→こちら

三越

今回は三越劇場。羽佐間さんが「無声映画にふさわしい」とおしゃったように、歴史ある建物は、今の新築には望むべくもない大理石、豪奢かつ剛健なネオルネッサンス、ライオン、マーキュリー、天女などの素晴らしい芸術も惜しげもなく飾られた場所。

三越

老舗のサービスを感じるひとつはこれ。食堂で席に着くとお水とお茶が同時に出て来るのです。長年のご愛顧のお客様が多い事と老舗の心意気ですよね。

三越

鉄火丼ですら薔薇の形になる優雅さ。

また三越劇場で声優口演、実現すると良いですね!!


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タグ:映画 声優 チャップリン

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