メジャー・クライムス ~重大犯罪課 season4 まとめ感想

レイダー警部とチームの安定感はあれど、ラスティの人生は周囲に翻弄されて・・・
vol.1-2
ストローは逃亡、ラスティは危険なまま。
警備をこっそりつけていたが、ばれてしまう。
ラスティは”ジャーナリスト”として自分のブログに、アリスと名乗る身元不明遺体の身元を特定する記事を連載しはじめる。そのために捜査情報を使ったり、勝手に容疑者に会いに行ったりと捜査妨害をしてしまう。だが反省していない。自分が正義だと思っている。そのあたり、アメリカの報道関連のモラルが垣間見える。法律違反とは「知らなかった」を言い訳に、自分の無知を「正義」にすり替えてしまうのだ。
ラスティの成長を見守る事で周囲は一致しているが。ラスティは常識が欠けている点が多すぎてトラブルを起こす。「うちの子は良い子」だけではすまされない事態がこれからも起こりそう。
バズの予備警官初日も大混乱。ドジャースのプラチナチケットを仲間全員の分を入手したフリンとプロベンザは、バズが殺人事件だと主張する事件を、勘違いだと抹殺しようとする。だがシャロンは誤魔化されない。そのあたりの駆け引きも、このドラマの面白い所。
大人しいだけだったバズ、レギュラー扱いとなってから、有能だがウンチクが好き、正しい事が大好きの頑固な面が強調されるようになっている。あまりやりすぎると好感度が落ちそう。バズとベテランコンビのやりとりと、それをどっしりと見守るシャロンという図式は良い感じ。
vol.3-12
アリスの本名はマリアナ。アリスの兄と名乗るガスから連絡があった。アリス関連に夢中でゲイの恋人TJからの電話を無視し続けてふられてしまうラスティ。人との距離の取り方はまだまだ苦手のようです。
そしてアリスの次のブログの素材は、アリスを殺した容疑者スライダー。それがアリスの兄ガスとの確執を産んでしまう。和解して恋人同士となってもゲイである事をひけらかしたいガスに、人前でそれを見せたくないラスティは理解してもらえずに苦しむ。強引なガス、アリスの葬儀代も自分で用意せずに市政に用意させようとする。ラスティは押されると弱い。母親に奴隷にされていた後遺症。
シャロンの元夫ジャックとの対決。
終盤は悪徳警官絡みの長いストーリー。自分勝手な理屈で捜査を混乱させる。彼は人を苛立たせる性格。サイクスがまず巻き込まれる。シャロンに報告せずに捜査を進めてしまう。彼女も後ではそれが間違いだと気が付く。そしてサンチェスの恋は悲劇的な結末に。
シャロンとフリンは周囲も認める仲に。
ラスティは毒親にまだ悩まされている。ラスティを利用する事しか考えていない生みの母親。幸せになりかけると現れて、ラスティの人生を破壊する。そして「全部あなたのせい」だという罪悪感をラスティに植え付けて操ろうとする。ラスティはそんな母親と縁を切る事が出来ずに、どこかでまだ希望を持っている。
シーズンラストはプロベンザの6度目の結婚式。健康志向、自分の希望優先の妻に、彼はどこまで耐えられるのだろうか。
「クローザー」から続投のフリッツも思ったより出番が多かった。
MAJOR CRIMES
シャロン・レイダー メアリー・マクドネル 小林美奈
ルイ・プロベンザ G・W・ベイリー 宝亀克寿
アンディー・フリン トニー・デニソン 稲葉実
マイク・タオ マイケル・ポール・チャン 小高三良
フリオ・サンチェスレイモンド・クルツ 日向とめ吉
エイミー・サイクス キーラン・ジョヴァンニ
ラッセル・テイラー ロバート・ゴセット 石住昭彦
バズ・ワトソン フィリップ・P・キーン 田島裕也
ドクター・モラレス ジョナサン・デル・アルコ
フリッツ・ハワード ジョン・テニー 藤真秀
ラスティ・ベック グレアム・ パトリック・ マーティン

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