新参者オフィシャルツアー ロケ地・日本橋めぐり

<映画『祈りの幕が下りる時』公開記念オフィシャルツアー ロケ地・日本橋めぐり>
「新参者」の完結編、「祈りの幕が下りる時」。加賀さんとこれで会えなくなってしまうのは寂しいけれど、良い映画でした。そして映画公開記念に開催されたツアーに参加して来ました。「新参者」の舞台となった日本橋界隈を巡るツアーです。

魚河岸跡の碑と乙姫様の像の前で集合。イヤホンガイドを装着、これで少し離れても周囲が五月蠅くてもガイドさんの説明を聞く事が出来ます。そしてなんと時々、阿部寛さんからのメッセージが流れるのです。もちろん録音されたものがイヤホンガイドに流れて来るわけですが。でも嬉しいではありませんか。

日本橋三越

三越で映画の写真展が開催されていました。

加賀さんの等身大のパネル。やっぱり背が高い!

三越のライオンさんが大変な事に。ヴァレンタインデーのチョコレートフェアが開催されているからでしょう。長い歴史の中、ライオンさんも色々ご苦労をされているようです。

玉秀堂
映画の中に登場した玉秀堂。「虎家喜」が有名です。行列の中でひときわ加賀さんが目立って見えていましたよね。阿部寛さんは元々長身なのですが、実は加賀さんの前後に背の低い人を配置する事で、更に加賀さんの長身が際立つように演出されていたそうです。
店内撮影禁止だそうですのでご注意を。買わないで写真だけ撮る人がいるからだそうです。買ったら撮ってもいいのかな?でも聞いたら怒られそう。些細な事で明日のお客さんを逃がしてしまうタイプのお店なのかな。結局、加賀さんも買えなかったし、面倒なお店っぽいのでわざわざ買わなくてもいいかな。

柳屋
実は原作者の東野圭吾さんのイメージは、こちらの柳屋さんだったようです。たい焼きで有名なお店。でも撮影には向かない位置にあるので断念したとか。この日も行列していました。TVでは「銀のあん」に並んでましたよね、加賀さん。あれはセットで実在しないお店だとか。

常盤橋

「祈りの幕が下りる時」で事件解決の鍵となる常盤橋。加賀さんと松宮が並んで話していた場所。

奥に見える船着き場から船に乗って、日本橋の橋を巡ったという・・・川を行く場面はBGMが新参者のテーマでしたね。二人の経て来た時間を知らずに思いはせてしまう・・良かったです。

東京市道路元標
すべての道の始まりはここから。新参者の物語の始まりも日本橋、今にして思えば終わりのはじまり。16年間、加賀さんが探し求めていた答えがついに得られるのが今回の映画。

麒麟像
その横にあるのが「麒麟の翼」でお馴染みの麒麟像。この橋の獅子や麒麟たちは、東京の危機には「帝都物語」のように、本当に動き出して守ってくれそうな迫力があります。

中井喜一さんが倒れていたのは、このあたり。

ガイドさんが説明のために作ってきた折り鶴。血染めの折り鶴は事件の重要な証拠となったのですが・・鑑識が米沢守って、それ番組が違う・・わかっててのシャレでしょう。ちなみにガイドさんのお名前がはぐれ刑事と同じでした。良く言われるらしいです。

麒麟像から少し行った所に、中井貴一さんが刺された現場があります。ここからよろめきながら麒麟像まで歩いていったのですよね。実際はその手前に交番があるので、そこで止められてしまうでしょうが。そこはまあ、映画なので。
考えてみると、中井貴一さん演ずる青柳さんの息子が松坂桃李、水泳部の仲間が山﨑賢人に菅田将暉と、現在活躍中の役者さんばかり。他にも良い役者さんが大勢の映画でした。

そばよし
ここは映画とは関係ないですが、「ブラタモリ」でタモリが絶賛していた立ち食いそば屋。かなり遠くからでも鰹出汁の良い香りが漂ってきます。

休憩に立ち寄ったコレド室町の中にあるTOHOシネマズでは「祈りの幕が下りる時」が上映中でした。

ここは映画の重要なシーンで使われた場所。事件について考えながら街をさ迷っていた加賀さんが「この事件のカギは俺か?」と気が付く場所。映画に出て来た案内板はセットで、実際にはありません。

小津和紙
1653年開業の和紙の老舗。3階には資料館があり、その歴史を見る事が出来ます。

紙漉き体験も。今回の映画絡みのスタンプラリーも紙漉き体験(500円)でひとつ押してもらえます。他のスタンプをもらえるお店は飲食店など結構お高い所も多いので、ここが穴場です。

「麒麟の翼」で折り鶴を折るのに使用した和紙。この「和紙十色」は映画のために作った商品だそうですが、今現在も1階の店舗で売られています。他のおすすめは眼鏡拭きペーパー、しっかりとしているのに柔らかな紙で、スマホの液晶拭きにも良い感じ。汚れても洗って何度も使えるそうです。

お賽銭箱に折り鶴が置かれた七福神のひとつ、恵比須様。こじんまりとした神社ですが、由緒があるそうです。

隣にある食堂も立ち寄りたくなる雰囲気の良いお店。

椙森神社
ここもロケ地のひとつ。

ロケの時には、阿部寛がいる!黒木メイサがいる!という事で、この神社の隣にあるビルの屋上や階段に野次馬が押し寄せて大変だったそうです。

ドラマに何度も登場した甘酒横丁。

草加屋
杏ちゃんが印象的だった「煎餅屋の娘」に登場した「あまから」さんはここ。窓越しに名物の煎餅を焼く姿を見る事が出来ます。

ゆうま
新参者では「ほおづき屋」として登場したお店。加賀さんが駒を買っていました。ある日、店の事を事細かに聞く男性がいたそうです。おかみは驚きながらも相手をして、後日その人が東野圭吾さんだと知ったそうです。原作の方には店内の様子が詳しく描写されています。

阿部寛さんはドラマの後もお子さんのおもちゃを買いに見えたとか。そうそう、阿部寛さんはドラマの撮影をする界隈のお店などに、自身であいさつ回りに行かれたそうですよ。

明治座
「祈りの幕が下りる時」で重要な場所となる明治座。公演中なので中に入る事は出来ませんでした。別に明治座主催のバックヤードツアーがあるそうです。明治座は何度かお芝居を観ていますが、個人的には歌舞伎座より明治座の方がお弁当が美味しいと思うのです。

「料亭の小僧」で加賀さんが歩いていた緑道にある弁慶像。

「麒麟の翼」で三浦貴大がガッキーに「俺大変なことしちゃった」と電話していたのはこのあたり。怪しく見える人影はガイドさん。

警官に追いかけられてこの先で事故にあうわけですが・・・実際にはガードレールがあるので、道路に飛び出すのは無理なのです。そこもまあ、映画なので。

重盛永信堂
こちら何度も登場する人形焼きの重盛。

人形焼きは色々ありますが、ここのは本当に美味しい。今回もお土産に買いました。こしあん入りの人形焼き、白あん入りの登り鮎、あんなしのカステラ焼きを組み合わせてもらって。

水天宮
ツアーはここで終了、解散でした。江戸鎮座二百年という事で綺麗に建て替えられた水天宮。以前来た時とはすっかり変わってしまって驚きました。待合室やトイレが清潔になって使いやすくなっていたのは嬉しいですが。

御朱印をいただいて来ました。江戸鎮座二百年の特別バージョンです。

ツアーは途中2回の休憩をはさんで3時間ほど。歩数計を見ると15000歩あまり歩いていました。ガイドさんも気さくな男性で、イヤホンガイドも有能。あらためて日本橋や人形町界隈を歩くのは楽しかったです。映画を見直したくなりました。TVドラマは再放送が始まったので録画するつもり。
映画「祈りの幕が下りる時」感想は→こちら

初音
ツアーの後は水天宮の近くの「初音」で一休み。妙齢のご婦人の接待に下町の人情が仄かに香るお店です。

いそべ巻
お餅と醤油と海苔、シンプルで美味しい。

クリームあんみつ
自家製の餡と寒天の美味しさ。近所にあったら毎日でも通いたい。

良い時間を過ごしました。

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