浅草十二階と浅草寺と喫茶店と

浅草方面に用事をすまし、地元のお友達の案内で少し散歩など。

蒼天の浅草。良いお天気です。観光客は相変わらず多い。大きな荷物を引きずりながら歩く人、賑やかにしゃべりながら歩く人、自撮り棒での撮影に余念のない人。様々な国の人々。

2020年へ向けてでしょうか。工事も多いようです。新しいお店なども次々と。ここは芋羊羹の舟和のカフェ。今度寄ってみたいです。

雷門の前は人でいっぱい。平日なのに仲見世もぎっしりで歩くのも困難。一本隣の道へはずれて、浅草寺を目指しました。

浅草寺の御朱印は2種類。御本尊の聖観音と浅草七福神の大黒天。

花やしき前の郵便ポスト。パンダが可愛い!他にもシャンシャン人気にあやかったお店を何軒か見かけました。

道の両側に浅草を支えた芸人の皆さんの顔が・・・

予約済とは・・誰なのかしら。芸人さん・・・かつて大人気だった「でん助さん」こと大宮敏充さんのお弟子さんのお店「捕鯨船」の前なので、ここの常連だったビートたけし・・?

ここが話題の浅草十二階こと凌雲閣の遺構。柵の外から見ました。レンガが発見された場所はシートで覆われていますが、下の方が少し見えます。保存する価値はないという事で工事はそのまま行われるとか。遺跡が出ると調査などで工期が遅れるので、知らん顔してつぶしてしまう例も多いそうですね。ニュースになっただけでも良かったのかな。まあ、世の中はそうやって推移していくのですよね、どの方向に向かうのかは別として。

工事現場の隣のパチンコ屋さんの前に「浅草凌雲閣記念碑」があります。明治23年(1890年)建設、12階建てで当時の日本では最も高い建物。日本初の電動式エレベーターが設置されたとか。ただしエレベーターは8階までで最上階には階段で登らねばならなかったとか。けれどもその苦労としても悔いのない眺望の素晴らしさは、作家や著名人の筆で残されています。惜しくも関東大震災で壊れてしまいました。
江戸川乱歩の小説に登場する事でも有名ですが、私には帝都物語かな。

見学の後、ローヤル喫茶店でお昼にする事にしました。

ホットサンドがおすすめのお店なので、それにしました。

美味しかった!!!
セットのサラダはじめ隅々まで気を配っているのが良くわかる。

もちろん、珈琲も美味しい。京都のイノダコーヒや大阪の丸福珈琲店を思わせる、昔ながらの美味さを持つ珈琲。

もう一軒、喫茶店へ。お酒ならぬ珈琲の梯子。こちらも開店して半世紀の老舗「珈琲アロマ」。こじんまりとしたカウンターのみのお店。常連さんとお店の人のやりとりも良い雰囲気、近所にあったら通いたくなるような。

ミルクコーヒーなのがイイ。カフェラテでもなくカフェオレでもなくカプチーノでもなく。このグラスも懐かしい。子供の頃のロマンスカーを思い出します。車内で注文するとこれに似たグラスで持って来てくれるミルクティーやココア。熱々なのを気を付けてすすりながら、だんだんと緑が多くなる窓の外の景色を眺めながら箱根まで、あるいはその逆で新宿までの道中の一番の楽しみでした。ここのミルクコーヒーは片手鍋で牛乳を沸かし、珈琲を加えたもの。柔らかく優しい味わい。
そんなわけで・・ちょっと息抜き。

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