仁和寺と大覚寺

次の日は仁和寺と大覚寺を回りました。
まずは仁和寺へ。真言宗御室派の総本山で明治維新まで皇子皇孫が仁和寺の門跡となった格式の高いお寺です。

仁和寺といえば、御室桜。ソメイヨシノより咲くのが遅いので、この時はまだ三分咲き位でした。

京都で「御室の桜みたいどすな」と言われても喜んではいけないそうです。御室の桜は一度切るので背が低くなるので、花の位置が低いのです。つまり鼻(花)が低いという、京都流のいけずというやつなのですね。

徒然草では何かと馬鹿にされている仁和寺の和尚さんですが・・・境内は桜見物の人々が大勢、のどかな雰囲気でした。

近畿三十六不動霊場の十四番札所である水掛不動へもお参りして来ました。この不動様は一条戻り橋が洪水で流されたときに見つかったものでお告げにより仁和寺に移されたとか。不動明王に水を掛けながら祈願することから水掛不動と呼ばれているそうです。

不動明王が立っている岩は「「菅公腰掛石」と呼ばれ、太宰府に左遷された菅原道真が仁和寺の宇多法皇に挨拶に訪れたとき、この石に腰を掛け宇多法皇の勧行が終わるのを待っていたという石だそうです。

霊宝館も見て来ました。今は国宝のほとんどが東京の展覧会に行っていると言われましたが・・そのせいか人がまったくおらず、静かに見る事が出来ました。留守番の阿弥陀様も心なしのびのびしているようでした。

大覚寺へと移動。

大覚寺は嵯峨天皇の離宮嵯峨院を寺院に改め歴代の天皇や皇族が住持された門跡寺院。旧嵯峨御所と呼ばれる格式の高いお寺です。

広沢池も含めて、優雅な回廊を巡ると、いにしえの雅の世界がまだそこにあるかのよう。

見るからに偉い人オンリー的な門構え。

狩野山楽の絵が多数残る部屋。

多くの映画やドラマの撮影も行われた場所。羽生選手が採用して有名になった「陰陽師」もここで撮影。

勅封心経殿は、大正14年、法隆寺の夢殿を模して再建。殿内には嵯峨天皇をはじめ、後光厳、後花園、後奈良、正親町、光格天皇の勅封心経を奉安し、薬師如来像が奉伺されています。
最近では、膝丸の聖地としても人気ですね。

グッズも色々ありました。

千本玉壽軒 麩せんべい。砂糖みつをひいた麩焼きせんべいです。同じような麩せんぺいはありますが、これはさっと口の中で溶けて品の良い甘みだけが残るのがお気に入り。この御紋は大覚寺限定、他の店舗では季節の花の印が押されています。

ここは時間をたっぷり取って、それぞれの建物を巡り・・・

庭をゆっくりと眺めてたいものです。

春の風に吹かれながら・・・・

お昼は和食NOWジョイの花見弁当。

道明寺で白魚を包んだ桜蒸し。

桜麩と蓬麩の二色田楽。

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