世界のカバン博物館

浅草にある世界のカバン博物館に行って来ました!

駒形どぜうのご近所のビルにあります。

カバンのメーカー、エースさん所有の博物館なのです。入ってすぐに受付があって、そこで入館用のネックストラップを貰って、エレベータで7階に上がります。

静かな空間が広がっています。以外に広い。

カバンに使われる様々な素材がカバンの形で展示されています。カワイイ。

エースの定番、スーツケース。沢山の部品で作られています。旅行鞄は旅先に自宅を連れて行くためのもの・・かな?w

昔の旅行鞄。自分では運ばず、ポーターやボーイさんが運ぶイメージ。

テニスラケットが入れられる1960年代のイタリア製カバン。かつてはテニスは上流のスポーツ、サッカーは労働者階級のスポーツなど区分けがありました。

カバンは機能だけではなく、ファッションも重要な要素。様々なデザインや素材のカバンがずらりと並んでいます。ひとつひとつ丁寧に見ていくといくら時間があっても足りないかも。

ゴブラン織のドイツ製バッグ。丈夫であり美しさも兼ね備えたカバン。どんな方に使われていたのでしょう。

こちらはソ連だった頃の1980年のモスクワオリンピックのカバン。アメリカや欧州諸国、日本などのボイコットで騒ぎになった五輪のでした。ボイコットで全盛期に戦えなかった選手達の悲劇が話題となりました。

1910年代のフランス製の化粧用具バッグ。紳士も淑女も身だしなみは大切ですものね。

フィンランド製のショルダーバッグ。なんとヘラジカの皮で作られているのですよ。ところ変わればと素材も色々ですね。でも柔らかそうで使いやすそう。

パプアニューギニアの伝統的なバッグ。多目的に使っているとか。確かに使い道は色々ありそう。デザインも素敵です。

ナイジェリアのヨルバ族のポシェット。これ、オシャレじゃないですか!

日本の長持ち。確かに物を入れて運ぶという点では、カバンの先祖と言えなくもないですがw

本物のクジャクの羽根を使ったクラッチバッグ。ゴージャスです。どんな貴婦人が手にしていたのでしょうか。

有名人寄贈のカバンのコーナーもありました。赤いのは福原愛ちゃん、奥は柔道の山下泰裕さんのカバン。

プロスキーヤー三浦雄一郎さんのカバン。最年長のエベレスト登山を支えたカバン。

ミスター・ジャアンツ長嶋茂雄氏のカバン。栄光の巨人軍のマークが誇らしげ。

燃える闘魂アントニオ猪木氏のカバン。ブラジル帰りらしいクラフトバッグ。ビンタしてもらった事ありますw

フィギュアスケートの羽生結弦選手のカバン。ちゃんとプーさんが!プーさんにはマジックで「YUZU♡」と書かれていました。2011-2012年のシーズンで使われたもの。

「宮本武蔵」の小説家吉川英治のカバン。エースの創業者と親交があって譲り受けたそうです。

義太夫見台運搬用鞄と裃衣装挟み。伝統芸能を支える鞄です。歌舞伎の最初に流れる義太夫節も良いですよね。最近は舞台の左右に字幕が出るサービスも。

太陽の塔のリニューアルで再び脚光を浴びている1970年のこんにちは、大阪万博の公式マークの入ったエアラインバッグ。その前年はジャンボジェットの運行開始など、高度成長の時代でした。

大相撲の千秋楽の「ヒョーショージョー!」を覚えておられる方には懐かしいパンアメリカン航空のエアラインバッグ。海外旅行にあこがれる人々に羨望の的だったバッグです。

月の石を採取したものと同型のカバン。海を越え空を飛んだカバン達、とうとう月へも旅して行ったのです。

旅行鞄には、着替えや日用品だけではなく、これから行く地への期待や不安や夢がいっぱい詰まっていると思うのですよ。だから重くても軽い。
嗚呼、どこかへ行きたいなーーーーー!!!

あの空の下の何処かに・・・・・
