インスティンクト-異常犯罪捜査- 第1-7話 感想

ジェームズ・パターソン原作の極上犯罪捜査ドラマ。元CIAのディラン博士とニューヨーク市警のリジーがコンビを組み、異常犯罪をスタイリッシュかつコミカルに捜査する。
ディラン・ラインハートは元CIAの諜報員。心理学、統計学の博士号を取得しており、現在はペンシルベニア大学で異常行動学を教えながら作家としても活躍。膨大な知識と鋭い観察眼・分析力を持っている上に、格闘術や武器の扱いも得意。オートバイを乗りこなす行動派でもある。私生活では、アンディという同性のパートナーがいる・・
シャーロックをはじめ、多くのバディ物は、他とどう違いを出して来るかに苦心している。このドラマはなかなか成功していると思う。奇抜な服装やゲイっぽさが不快な方に行かず、知性と共にディランの個性になっている。吹替で見ているが、声優の仕事もかなり貢献していると思う。
ゲイであるから、リジー刑事との恋愛は心配なく、友情というバディの理想形が保たれるのが約束されているのは、見ている側としてはひとつの安心材料。妙な恋愛が入って崩壊するドラマは少なくない。互いの生き方を尊重し、互いに補い合うのが理想のバディだから。
最初は「FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿」に似た雰囲気も感じたが、それとは違う面白さ。
ディランのたまにぶっ飛ぶキャラクターがいい。
パートナーのアンディもマッチョな肉体派に見えて元弁護士。
巷で事件が起きる。刑事たちの形式通りの捜査の中で、ディランは埋もれた事実を見つける。パートナーとの痴話げんかが解決のヒントとなる時もある。各話の事件と共に、ロングストーリーとしてリジーの死んだ相棒のチャーリーの謎が徐々に明るみに。事件の進行と、リジーと女性上司や同僚の男性刑事達との関係、彼らの私生活が良い具合に関連して描かれていくのは、脚本も良いのだと思う。
私はどうも、ディラン・ラインハートがかなり気に入ったらしい。楽しみに視聴継続で。
Instinct
エグゼクティブプロデューサー アラン・カミング マーク・ウェブ
ディラン・ラインハート アラン・カミング 多田野曜平
エリザベス・ニーダム ボヤナ・ノヴァコヴィッチ 樋口あかり
アンドリュー・ウィルソン ダニエル・イングス 佐々木啓夫
ジュリアン・カズンズ ナヴィーン・アンドリュース 浜田賢二
ジャスミン・グッデン シャロン・リール 斎藤恵理
ジョアン・ロス ウーピー・ゴールドバーグ 片岡富枝
アメリカでは「スシ」は流行っているようだ。セレブのランチ、庶民もデートで。割り箸を使っている。私達から見たら、寿司でないと思われるものも、向こうではスシなのだ。いはば、日本の明太子パスタのようなものだ。

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