インスティンクト-異常犯罪捜査- 第8話 感想

警察は捜査はするが、真実までは追い求めない。裁判は判決を下すが、真実かどうかは問題ではない。
#8 憎悪の根源
青少年センター前で所長のラミーンが撃たれた。一命は取り留めたが、ラミーンがイスラム教徒だったことから“ヘイトクライム”だという臆測が先走り、ネットは大炎上する。ディランたちはまず、ラミーンの周辺人物たちの聞き込みから始めると、不動産業を営む一族の御曹司ブレット・マクストンの名前が浮上。マクストンは市と契約を交わし、アストリア地区の開発を始め、青少年センターに立ち退きを迫っていたことが判明し……。
ヘイトクライムだけが社会問題ではない。傷病軍人の苦しみ、巧妙な契約で支払いを延々と伸ばし、自分だけ利益を得る実業家。政治家とも癒着している、警察もしかり。
そこで良識ある者や善人達はあがく。
あがくのに疲れ、一般市民すら犯罪者になりうる。
今のアメリカらしい流れ。
ディランの過去が少し。父親に失望されている息子ディラン。スポーツを愛し狩りを愛する父、正反対な息子。どうやら父親はCIAの上官で、ディランがCIAに戻りたくないのもそれが原因らしい。父親とパートナーのアンディとは気が合っている。ディランは父親との恒例の狩りに行きたくない。
だが子供時代の父親との体験が、事件の解決の糸口となる。
リジーを含め、ディランと人々の会話が楽しい。アンディやジュリアンとのやりとりにもそれぞれの人間性が出ていて面白い。いきなりスポーツクラブでバスローブばさー!はヘン〇イですが。人払いがしたかったので、あえてやったのだろうけれど。
昔のリジーのような熱血警官、ストーカーじみているのが怖い。
Instinct
エグゼクティブプロデューサー アラン・カミング マーク・ウェブ
ディラン・ラインハート アラン・カミング 多田野曜平
エリザベス・ニーダム ボヤナ・ノヴァコヴィッチ 樋口あかり
アンドリュー・ウィルソン ダニエル・イングス 佐々木啓夫
ジュリアン・カズンズ ナヴィーン・アンドリュース 浜田賢二
ジャスミン・グッデン シャロン・リール 斎藤恵理
ジョアン・ロス ウーピー・ゴールドバーグ 片岡富枝

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